物理

物理 に関する17記事をまとめました。くわしくは各リンク先を見てください。

空気抵抗を考慮しない斜方投射において,一番遠くまで飛ばすには45度の角度で投げればよい。

→斜方投射の公式の導出と飛距離を伸ばす方法

水平線までの距離はだいたい4km〜5km 水平線までの距離

→水平線,地平線までの距離の計算方法と例

スネルの法則

スネルの法則

入射角と屈折角のサインの比は媒質中の光の速さの比と等しい:

sinθ1sinθ2=v1v2\dfrac{\sin \theta_1}{\sin \theta_2}=\dfrac{v_1}{v_2}

→スネルの法則(屈折の法則)をフェルマーの原理を用いて証明

反発係数を考慮した自由落下の問題では,

  • 衝突の回数は理論上無限大だが,
  • 停止するまでにかかる時間 TT は有限: T=2hg1+e1eT=\sqrt{\dfrac{2h}{g}}\cdot\dfrac{1+e}{1-e}

→反発係数を考慮した自由落下の有名問題

運動方程式を

  • tt で積分すると運動量保存則を導出できる

  • vv をかけて tt で積分すると力学的エネルギー保存則を導出できる

→運動量保存則とエネルギー保存則の導出

ポアソンの法則

理想気体の断熱変化において pVγ=pV^{\gamma}=(一定)

ただし,γ\gamma は比熱比と呼ばれる量であり,単原子分子理想気体では 53\dfrac{5}{3}

→断熱変化におけるポアソンの式の導出

単振り子の周期

単振り子の周期は,

  • 高校物理で習う近似解は 2πlg2\pi\sqrt{\dfrac{l}{g}}

  • 厳密解は
    4lg0π2dϕ1sin2θ02sin2ϕ4\sqrt{\dfrac{l}{g}}\displaystyle\int_0^{\frac{\pi}{2}}\frac{d\phi}{\sqrt{1-\sin^2\frac{\theta_0}{2}\sin^2\phi}}

→単振り子の周期(近似解と厳密解の比較)

二次元において運動方程式を極座標で記述すると,

m(r¨rθ˙2)=Frm(\ddot{r}-r\dot{\theta}^2)=F_r

m1rddt(r2θ˙)=Fθm\dfrac{1}{r}\dfrac{d}{dt}(r^2\dot{\theta})=F_{\theta}

→二次元極座標における運動方程式とその導出

地球は「焦点の1つが太陽であるような楕円軌道」を描く。

→地球の公転軌道が楕円であることの導出

質量が MM,半径が RR の球の(中心を通る軸まわりの)慣性モーメントは I=25MR2I=\dfrac{2}{5}MR^2

→球の慣性モーメントの2通りの求め方

例題1

dxdt3x=et+1 \dfrac{dx}{dt} -3 x = e^t + 1 の一般解を求めよ。

→微分方程式の解法(同次形・線形微分方程式)

例題

次の連立微分方程式を解け。 {dx1(t)dt=x1(t)2x2(t)dx2(t)dt=x1(t)+4x2(t)\begin{cases} \dfrac{dx_1(t)}{dt} = x_1(t)-2x_2(t)\\ \dfrac{dx_2(t)}{dt} = x_1(t) +4x_2(t) \end{cases} ただし x1(0)=1,x2(0)=2x_1(0)=1,x_2(0)=-2 とする。

→連立微分方程式の3通りの解き方

リッカチの微分方程式

dxdt=f(t)x2+g(t)x+h(t) \dfrac{dx}{dt} = f(t) x^2+ g(t) x +h(t)

という形の微分方程式をリッカチ(Riccati)の微分方程式と言う。ただし f(t),g(t),h(t)f(t),g(t),h(t) は与えられた tt の関数である。

→リッカチの微分方程式・ベルヌーイの微分方程式

定理

定数係数の nn 階斉次線形微分方程式 dnxdtn+an1dn1xdtn1++a1dxdt+a0x=0(i) \dfrac{d^n x}{dt^n} + a_{n-1} \dfrac{d^{n-1} x}{dt^{n-1}} + \cdots + a_{1} \dfrac{dx}{dt} + a_0 x = 0 \quad \cdots \quad (\mathrm{i}) の解の集合は,nn 次元のベクトル空間になる。

→n階斉次線形微分方程式の解空間

リプシッツ条件について解説します。リプシッツ条件は,

  • 大雑把に言うと「出力の変動が,入力の変動の定数倍でおさえられる」という条件です。詳しくは後述します。
  • 微分方程式の初期値問題を考えるときに重要な条件です。
  • リプシッツ条件を満たせば,微分方程式の解が一意に定まるので嬉しいです。

→リプシッツ条件と微分方程式の解の一意性

東大数学科院試 2021から抜粋

初期値が x(1)=ax(1) = adxdt(1)=b\dfrac{dx}{dt} (1) = b となる微分方程式 d2xdt22t2x=2t \dfrac{d^2 x}{dt^2} - \dfrac{2}{t^2} x = \dfrac{2}{t} の解 x(t)x(t) を求めよ。

ただし tt は正の実数とする。

→微分方程式の例題(東大院2021から)

定義

関数 f(x)f(x) に対して L[f](s)=0esxf(x)dx \mathscr{L} [f] (s)=\int_0^{\infty} e^{-sx}f(x)\, dx という「ss についての関数を返す変換」をラプラス変換という。

→ラプラス変換の定義と具体例・性質