コツ

コツ に関する10記事をまとめました。くわしくは各リンク先を見てください。

高次方程式の解き方
  1. f(α)=0f\left(\alpha\right)=0 を満たす有理数 α\alpha頑張って見つける
  2. 左辺を (xα)\left(x-\alpha\right) で割る
  3. 二次方程式になるまで上記を繰り返す。二次方程式は解の公式か因数分解で解ける。

→方程式の有理数解

部分積分の公式

部分積分

ただし,ff'ff の微分GGgg の積分G(x)=g(x)G'(x)=g(x))。

→部分積分の公式と覚え方,例題

3変数の対称な(または巡回的な)不等式証明の問題は,2変数の不等式を3つ足し合わせる,または掛け合わせることで証明できることが多い。

→数学オリンピック突破のための不等式証明のコツ

Ravi変換

三角形の各辺の長さが変数の不等式証明問題は,Ravi変換と呼ばれる以下の置き換えを用いるとほとんどの場合でうまくいく。

Ravi変換:a=x+y,b=y+z,c=z+xa=x+y,\:b=y+z,\:c=z+x

→不等式証明のコツ3:Ravi変換

対称式の展開した式に,ka2ka^2 という項があれば kb2,kc2kb^2, kc^2 という項もあります。 ka2bka^2b という項があれば kab2,kb2c,kbc2,kc2a,kca2kab^2, kb^2c, kbc^2, kc^2a, kca^2 もあります。

→対称式を素早く正確に展開する3つのコツ

全射と単射
  • 行き先の候補となるどんな元 yy を持ってきても f(x)=yf(x)=y となる xx が存在するとき,f(x)f(x) は全射であると言う。

  • f(x)=f(y)f(x)=f(y) なら x=yx=y」が成立するとき,f(x)f(x) は単射であると言う。

→関数方程式の解き方のコツ〜全射と単射〜

条件式 abc=1abc=1 を持つ不等式証明の問題では,以下のいずれかの変換でうまくいく場合が多い。

変換1:a=xy,b=yz,c=zxa=\dfrac{x}{y}, b=\dfrac{y}{z}, c=\dfrac{z}{x}

変換2:a=1x,b=1y,c=1za=\dfrac{1}{x}, b=\dfrac{1}{y}, c=\dfrac{1}{z}

→条件式abc=1を持つ不等式の証明

方針

とりあえず展開してみると「数列の積の和」が出現します。並べ替え不等式で一発です。

→n変数の不等式証明のテクニック

isolated fudging

f(a,b,c)+f(b,c,a)+f(c,a,b)k f(a, b, c)+f(b, c, a)+f(c, a, b)\geqq k を証明する代わりに f(a,b,c)karar+br+cr f(a, b, c)\geqq \dfrac{ka^r}{a^r+b^r+c^r} を証明する手法。

→isolated fudging

群数列

ある規則にもとづいて区切られた(グループ分けされた)数列のことを群数列と呼ぶ。

例. 2,4,6,8,10,12,14,16,18,20,2, | 4, 6, | 8, 10, 12, | 14, 16, 18, 20, |\cdots

→群数列の問題と解き方のコツ