解決済み

https://manabitimes.jp/math/1147

上記記事で紹介されている、「最大マッチングでないなら増加道が存在する」の証明が理解できません。

簡単な例を使って、定理で使用された方法を使って最大でないマッチングMと真の最大マッチングM'の対称差を求めてみたのですが、得られた辺の集合は増加道ではないように思います。

どこの解釈が間違っているかを調べたく、以下の例で解釈がおかしいところを指摘していただきたいです。


2部グラフG=(V1, V2, E)を考えます。

V1={v11, v12, v13}, V2={v21, v22, v23}, E={{v11,v21}, {v12,v22}, {v13,v23}}とします。

二つのマッチングM, M'を以下のように定義します。

M={{v11,v21}, {v12,v22}}, M'={{v11,v21}, {v12,v22}, {v13,v23}}

この場合、M'は最大マッチングになります。

このとき対称差MΔM'={{v13,v23}}

になり、パスですが、Mに対する増加道ではないです。

お手数をおかけしますが、どこが間違っているかご指摘いただければと思います。よろしくお願いいたします。

ベストアンサー

ベストアンサー

P=MΔMP = M \Delta M'MM に対する増加道です。


【定義】

PP はマッチング MM に対する増加道

    \iff

(1) PP の始点・終点が MM の頂点集合に属さない

(2) MM に属する辺と属さない辺とが PP には交互に現れる


【(1) 成立の確認】

MM の頂点集合は V(M):={v11,v21,v12,v22}V(M) := \{v_{11},v_{21},v_{12},v_{22}\}

PP の始点 v13v_{13} および終点 v23v_{23} はたしかに V(M)V(M) に属さない。


【(2) 成立の確認】

PP は長さ 11 の道だからこちらの条件成立は自明。

(「交互に現れる」の否定は「連続して現れる」だが、連続して現れるためには長さ 22 以上であることが必要)

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