デカルトの葉線の漸近線と面積
平面上において
で表される曲線をデカルトの葉線と言う。
デカルトの正葉線,デカルトの葉とも言います。
媒介変数表示,極座標表示
媒介変数表示,極座標表示
デカルトの葉線は以下のように表現することもできます。
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媒介変数表示:,
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極座標表示:
これらが全て同じ曲線を表すことは簡単な計算で確認できます。
グラフ,漸近線
グラフ,漸近線
デカルトの葉線のグラフは図の青い曲線になります。
グラフは に関して対称です。 が を満たすなら, も満たすことから分かります。
また, を漸近線に持ちます。
を因数分解公式(因数分解の公式とテクニック一覧の後半の紫文字の公式)を用いて変形すると,
は定数であり, を大きくしていくと,左辺の2つめの因数はどんどん大きくなる。一方,右辺は一定である。よって,左辺の1つめの因数は に近づく必要がある。
つまり, が十分大きいとき
面積
面積
デカルトの葉線で囲まれた領域の面積は, である。
極方程式の面積公式を用いて計算します。積分計算の方法は読者の方に教えてもらいました,感謝!
極座標表示を用いる。
ここで, とおくと,
デカルトの葉線のグラフはギリシャ文字のファイに似ていますね。
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