大学受験数学の勉強法(3つのコツ)

大学受験数学で高得点を取るための方法(心構え)を筆者なりに3つにまとめてみました。

※教科書の内容はある程度理解していることが前提です。

教科書を理解した後にどのように勉強すればよいかというお話です。

大学受験数学の勉強法

  1. 検算を軽視しない

  2. (オススメ):ポイントを1行で表したものをひたすらためる

  3. 制限時間を定めて実践練習する

1について

ケアレスミスを侮ってはいけません。数学のテストは検算まで含めた勝負です。獲得する得点の期待値を少しでも上げるためにできることは全てやりましょう。検算のより具体的な話は検算の重要性と具体的なテクニック5つを参考にしてください。

以下では残りの2つについてより詳しく解説します。

2:ポイントをためる

一番オススメです!

薄いものでよいのでポイント専用ノートを作ります。解けなかった問題に対してはなぜ解けなかったのかその理由,知らなかった知識などを 徹底的に考えて簡潔にメモしておきます。解けた問題でも解答を見て発見があればメモします。

ポイントの例

「ヘロンを使えば三辺の長さから面積が分かる」,「約分し忘れ注意,特に 77 の倍数」,「斉次式は規格化できる」,「 ex1+xe^{x}\geq 1+x 」,「平方数が 33 で割って 22 余ることはない」

  • 私の場合は1年で10ページくらいたまりました。
  • 入試対策で解答を丸覚えするのはほとんど無意味です。似たような問題にも対処できるようにひたすらポイントをためていく方がよいです。
  • ポイントの数よりも質の良い(多くの問題に対処できる)ポイントをいかにためるかが重要です。問題を間違えたときはどのようなポイントをノートに加えるか熟考してください。
  • そしてちょっとした時間に何回もポイントノートを見返します。ノートを見返すときに,ポイントを眺めるだけでもとの問題が浮かんでくるとなおよいです。

3:制限時間を自分で定めて実践練習する

数学の勉強をするときは(時間的な)緊張感を持って一問一問と対決するようにします。

問題集や過去問(一問のみ)のときは 問題をざっと眺めたら解くのにかかる時間を予想して,その時間内に解き終わるように全力を尽くします。

過去問を1年分やるときもきっちり時間を測ってやります。

  • 解けない or 解けたけど答えが違う場合 → 何が分かっていないから解けなかったのか簡潔に「ポイントノート」にまとめる。

  • 設定した時間くらいで解けた場合 → 素晴らしい!

  • 設定した時間とは大幅にずれたけど解けた場合 → 問題の難易度を見誤っている(※)。なぜ見誤ったのか考えてみる。

※入試では問題の難易度を見破ることも重要です。強烈に難しい問題は捨てて時間内に1点でも多く取りにいきましょう。

より詳しい勉強法は試験の点数を上げるための具体的な方法8つでも紹介しています。

自分に合う勉強法は人それぞれなので必ずしもこれが最適とは限りませんが,2はオススメです!