レプユニット数
全ての桁が である整数をレプユニット数と言う。
,, などがレプユニット数です。Rep(繰り返し)Unit()という意味です。
レプユニット数の性質
レプユニット数の性質
レプユニット数と素数
レプユニット数と素数
素数であるレプユニット数をレプユニット素数と言います。
例えば, はレプユニット素数ですが,
となり,合成数が続きます。, などがレプユニット素数になります。
なお, が 以上の偶数のとき, は の倍数となる(→11の倍数の判定法)のでレプユニット素数ではないことが分かります。
進法でのレプユニット数
進法でのレプユニット数
ここまでは,10進法で考えてきましたが,一般に 進法で考えることもできます。→二進法
進法で が 個並んだ数は, と表すことができます。この式から分かるように,二進法でのレプユニット素数はメルセンヌ素数と一致します。→完全数とメルセンヌ素数
関連する入試問題
関連する入試問題
岡山理科大学の2024年度の入試問題の一部です。おもしろいです。
533333333 を素因数分解せよ。
「1種類の数 だけからなる整数は 倍して を足すことで という形になる」というのがポイントです。
を工夫して素因数分解する。
より,
分子は平方数の差なので因数分解公式を思い出すと,
ここで,1つめのかっこの部分は という形で,
複2次式の因数分解が使える:
つまり,
あとは,それぞれが素数かどうか判定すればよい。 なので までの素数でわりきれるか確認すればよい。結局 でそれ以外は素数となり
※ に気がつけば割り算をしなくても と分解できます。
関連する入試問題は恩師のyama先生に教えてもらいました。