分母に項が3つある場合の有理化
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の分母を有理化したいときは,分母分子に をかけていつもの分母の有理化に帰着させる
分母の有理化(3項)
分母の有理化(3項)
分母を有理化する必要があるのは,分母が や など項の数が1つか2つであることが多いです。その場合は簡単に有理化できます。→分母の有理化や実数化を行う理由
しかし,分母が3項の場合の有理化も頻出なのでやり方を覚えておきましょう。
の分母を有理化せよ。
分母分子に をかけると,
の分母を有理化せよ。
まずは分母にプラスの項が2つ以上ある状態に変形する(分母分子を 倍):
次に分母分子に をかける:
有理化の際の注意
有理化の際の注意
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例1では分母分子に や をかけても有理化できますが,解答のやり方が一番計算が楽です。一般に,分母が で になるときは をかけるのが楽です。
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例2にあるように,分母の3項のうち2つ以上がマイナス符号のときは分母分子を 倍した方が見やすくなります(マイナスを分子におしつける)。
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計算ミスをしやすい問題なので必ず検算しましょう。 自分の計算を見直すのもよいですが,「答え×もとの分母=もとの分子」になっていることを確認すれば確実です!
- 例1の検算: を確認。
- 例2の検算: を確認。
→高校数学の問題集 ~最短で得点力を上げるために~のT15では,有理化で計算ミスをしないためのコツも紹介しています。
3項の有理化の場合,検算は必須です。