閏年の判定方法とフェアフィールドの公式
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閏年(うるう年)は400年に97回来るような規則になっている。
閏年の規則
閏年の規則
閏年でないときの一年間は365日。閏年だと一年間は366日(2月29日が増える)なのはご存知だと思います。
閏年の判定方法は(グレゴリオ暦では)以下のように決まっています。
規則1:基本的には西暦が4の倍数の年が閏年
規則2:100の倍数のときは例外で閏年でない
規則3:さらに400の倍数のときは例外の例外で閏年である
例1
2016年は規則1より閏年である。
例2
2100年は規則2より閏年でない。
例3
2000年は規則3より閏年である。
- 基本的に規則1だけ覚えておけば(100年に一回の例外を除いて)閏年が判定できるので,規則1しか知らない人もけっこういます。2000年は400年に一度の「規則3が適用されるレアケース」だったのです!
- 夏のオリンピックは4の倍数の年に開催されるので,規則1より「ほとんどの場合」オリンピック開催年と閏年は一致します。
閏年の割合
閏年の割合
400年周期の規則なので, 400年間に何回閏年が来るか数えてみます。
- 4の倍数は100回なので規則1だけを考えると閏年は100回来る。
- その中で100の倍数は4回なので規則2を考慮すると閏年は100-4=96回来る。
- その中で400の倍数は1回なので規則3を考慮すると閏年は96+1=97回来る。
400年に97回来るような規則になっていることが分かります。次に,なぜこのような規則になっているのか説明します。
閏年の回数の算出
閏年の回数の算出
以下の二つの情報を元に,閏年をどれくらいの割合で設定すればよいかが計算できます。
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太陽暦では太陽が地球の回りを一周する時間(の近似)を1年と定めます。太陽が地球を一周する時間と1年の長さをできるだけ等しくするために閏年を設定します。
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太陽が地球を一周するのにかかる時間は約 日です。
閏年の割合を とおくと,1年の平均日数は になるので
これを解くと
この割合を達成するために 回に 回閏年となるように設定されています。
実際, となり目標の値とかなり近くなっています。
フェアフィールドの公式
フェアフィールドの公式
関連した話題として,フェアフィールド(Fairfield)の公式を紹介します。
西暦 年 月 日は(1年1月1日から数えて)
日目。
ただし,2月29日が「年末」でないと厄介なので,1年は3月から14月までとみなしてから上記の公式を適用します。つまり, です。
例えば2015年2月4日の場合, として上式を適用します。
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基本的に 年までに経過した年数は 日。閏年の効果が
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今年に入って, 月までに経過した日数が。
全部確かめるのはめんどうだが,例えば だとこの値は となる。 -
今月に入ってから 日目。
まさに雑学って感じです。
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