東大数学で1点でも多く取る方法(理系編)[本]
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東大受験者はもちろん,最難関大学の数学対策をしたい方にかなりおすすめ書籍の紹介です。
書籍情報
書籍情報
注意:以下の情報は第1版(旧版)に関するものです。2015年1月現在の最新版(増補版)では旧版に加えて2010〜2012年度の東大入試の問題合計18問が追加されボリュームがかなり増えました。
東大数学で1点でも多く取る方法(理系編)
著者:安田亨
ボリューム:全324ページ
- 著者は大学受験数学業界でとても有名な方です。私は大学への数学(月刊誌)に載っていた安田氏の記事に何度も感銘を受けました。
- 東大理系数学の過去問60問とその詳しい解説です。なぜそのように考えるか,着眼点,答案をどのように書くべきか,なども詳しく書かれている名著です。単なる過去問と解答の羅列とは雲泥の差があります。
- 難易度はやや難〜難。東大レベルの数学を本気で勉強したい人向けです。
- 文系編もあります。
内容の詳細
内容の詳細
各章のタイトル:
1:問題編
2:解答編
問題編:過去問が60問列挙されています。ほとんどが21世紀の問題です。順番は年代順ではなく以下の分野ごとに並んでいます。
各分野のタイトル
数と式など,図形など,整数,場合の数・確率,座標,数列,数学Ⅲの微積分,曲線,行列・1次変換,論証
解答編:問題編で提示した問題の解答です。単なる解答だけでなく各問題に対して「考え方,解答,注意」の順番に書かれています。 特に考え方,注意の部分が非常にオススメです。
- 「考え方」では,なぜそのように考えるのか,類題にも通用するような教訓,などが書かれています。
- 「注意」では,答案の書き方に関する注意,問題を解くために知っておくとよい発展的な知識,などが書かれています。
また,問題によっては「考え方,解答,注意」のあとに「別解」や「参考問題,参考問題の解答」も載っています。
大学への数学関連の書物の中でも,安田氏の記事がとりわけ好きです。