次は 1 の三乗根 ω を用います。→ 1の三乗根オメガを用いた計算と因数分解
二項定理より
(1+1)100(1+ω)100(1+ω2)100=100C0+100C1+⋯+100C100=100C0−100C1ω1+⋯+100C100ω100=100C0−100C1ω2+⋯+100C100ω200
であるため,辺々を足すと
(1+1)100+(1+ω)100+(1+ω2)100=(100C0+100C3+⋯+100C99)×3+(100C1+100C4+⋯+100C100)×(1+ω+ω2)+(100C2+100C5+⋯+100C98)×(1+ω+ω2)=(100C0+100C3+⋯+100C99)×3
となります。
よって
100C0+100C3+⋯+100C99=3(1+1)100+(1+ω)100+(1+ω2)100
となります。
ω+1=21+3i=cos3π+isin3πω2+1=21−3i=cos3π+isin35π
より
(1+1)100+(1+ω)100+(1+ω2)100=2100+(cos3100π+isin3100π)+(cos3200π+isin3200π)=2100+(cos34π+isin34π)+(cos32π+isin32π)=2100−1
であるため
100C0+100C3+⋯+100C99=32100−1
となります。