大学への数学1対1対応の演習[本]
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幅広いレベルの大学受験生にオススメ,中難易度の入試問題集を紹介します。数学I,A,II,B,III,C,それぞれあるので全部で6冊あります。
書籍情報
書籍情報
注意:以下の情報は少し古い刷のものです。現在の版とは微妙に異なる部分があるかもしれません。
題名:大学への数学1対1対応の演習
著者:東京出版の先生方
ボリューム:全144ページ,81セット(セットの意味は後述)(数IIIの場合)
- まえがきに「費やす努力に対して得られる成果ができるだけ大きくなるように」とあるように,重要な問題とポイントが凝縮されています。
- 難易度は中程度。教科書をある程度理解したあとに取り組むとよいでしょう。
- 入試で頻出の典型的なパターンの多くをカバーしています。ただし,東大や京大などの最難関大学まではカバーできないので,この1対1対応をやりきったら過去問や新数学演習[本]などの,より難易度の高い問題に取り組む必要があります。
- 当サイトを「面白いんだけど少しむずかしい記事が多い」と感じる方に特におすすめです。
内容の詳細
内容の詳細
- 題名に1対1とあるように,基本的には「例題→例題にまつわるポイント→解答→演習問題」を1セットとして構成されています。
- 特に「例題にまつわるポイント」が素晴らしいです。例題直後に知識,重要手法,方針などが書いてあります。巷にあふれる単なる問題と解答を羅列するだけの問題集とは一線を画する良書です。
- 各単元の最初に要点の整理が数ページありますが,教科書を理解していればここは熟読せずどんどん問題を解いていきましょう。要点の整理は確認程度に使いましょう。
- ところどころ「ミニ講座」というタイトルで面白いテクニックや有名な性質が紹介されています。面白い内容が多く個人的に大好きな部分です。
- 6冊ありますが,自分は特に数IIIを使い込みました。迷っている方はとりあえず1冊購入してみて自分に合うか確かめてみればよいと思います。
「単なる問題と解答の羅列」である問題集はなくなって欲しいものです。