助動詞を使った英語の慣用表現一覧|意味や使い方、表現の覚え方までまとめて解説

更新日時 2021/10/17

この記事では、助動詞を使った慣用表現を一覧にして解説します。

こちらの記事で助動詞の基本的なルールを説明しています。

目次
  • 助動詞の慣用表現一覧

  • would を使った表現

  • may、might を使った表現

  • have、had を使った表現

  • can、could を使った表現

  • その他の表現

  • 【大学受験英語対策】練習問題

助動詞の慣用表現一覧

以下で紹介する助動詞の慣用表現の一覧を掲載しておくので、初めに目を通しておきましょう。

慣用表現 意味
would like … …が欲しい
would like to do ~したいのですが
would rather do ~ (than do …) (…するよりも)むしろ~したい
would often do よく~したものだ
may[might] well do ~するのはもっともだ、たぶん~だろう
may[might] as well do ~したほうがよい
had better do ~しなさい、するのがよい
have only to do(only have to do) ~しさえすればよい
All S have to do is (to) do Sは~しさえすればよい
can do nothing but do ~するよりほかない
can but do ただ~するばかりだ
cannot do … enough[too much] いくら~しても足りない
cannot do too … いくら〜しすぎてもしすぎることはない
cannot help but do ~せざるを得ない
cannot help doing ~せざるを得ない
cannot possibly do とうてい〜できない
dare say … たぶん…だろう
How dare you do ? よくも~できるね!

would を使った表現

まずは助動詞 would を使った表現を見ていきましょう。

would についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

would like …

(1) I would like two tickets.
チケットを2枚ほしいのですが。

(2) “Would you like a drink?” “Yes, please./No, thanks.”
「飲み物はいかがですか。」「はい、お願いします。/いいえ、結構です。」

would like … は「…が欲しいです」という意味で、近い意味の want より控えめで丁寧な言い方です。目上の人に使ったりします。

また Would you like …? は「…はいかがですか」という意味で、相手に何かを進めたり希望を尋ねたりする時の表現です。

would like to do

(3) I would like to make a reservation.
予約をしたいのですが。

(4) “Would you like to join us?” “Yes, I’d like that./Sorry, I can’t.”
「一緒にどうですか。」「はい、喜んで。/すいません、ご一緒できません。」

would like to do は「~したいのですが」という意味で、近い意味の want to do より控えめで丁寧な言い方です。

また Would you like to do ~? は「~はいかがですか」という意味で、相手を誘ったり希望を尋ねたりする時の表現です。

ちなみに would like の後に動名詞をつけることはできません。

would rather do ~ (than do …)

(5) I would rather stay home than go out.
私は外出するよりもむしろ家にいたい。

(6) I would rather not go out today.
どちらかといえば今日は外出したくない。

would rather do ~ (than do …) は「(…するよりも)むしろ~したい」という意味で、希望を控えめに述べる表現です。rather や than の後には動詞の原形が来ます。
会話などの場面では I’d rather ~ と省略されることが多いです。

would rather not do ~ とすると「どちらかといえば~したくない」という意味で、気が進まないことを控えめに伝える表現になります。

would (often) do

(7) I would often go to London by bus when I was in the U.K.
イギリスにいた時にはバスでよくロンドンに行ったものだった。

would (often) do で例文のように「(よく)~したものだ」と過去を回想する意味になります。

would often とそれに似た表現 used to についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

may、might を使った表現

次は、助動詞 may を使った慣用表現です。

may についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

may[might] well do

(8) You may well get angry.
あなたが怒るのはもっともだ。

(9) Your mother may well be happy because of the present.
あなたの母親はたぶんそのプレゼントのおかげで喜んでいるのだろう。

例文のように 「~はもっともだ」(当然) 「たぶん~だろう」(推量) という意味になります。

ここでの well の意味は「とても」であり、
確信度の弱い may の確信度を補強しているようなイメージです。

現に may をネイティブが用いるのは50%程度の確信度であるのに対して、may well は、70~80%ぐらいの確信度があるときに使われます。

否定形にするときは may well not とします。この not の位置はよく問われるので覚えておきましょう。

may[might] as well do

(10)You may as well go away.
あなたはどこかへ行ったほうがよい。

(11)“Should we get soup, too?” “Might as well.
「スープも注文しようか?」「せっかくだからね。」

(10)のように 「~したほうがよい」(消極的な提案) という意味になります。

「どうしてもって言うなら…」くらいの感覚なので、
had better V のように忠告するのではなく、あくまで助言、提案の立ち位置です。

また(11)のように会話文の中の単体での使用により、相手の提案を拒否する理由もない時の相槌となる場合もあります。

may[might] as well V₁ as V₂

上の表現の成り立ちとしては、as によって2つの物事を比べるニュアンスが前提となっています。

二つの動詞を比較したバージョンである may[might] as well V₁ as V₂ の例文が以下になります。

(12) I might as well walk from here as wait for bus for a long time.
長い時間バスを待つくらいならここから歩いたほうがましです。

(13) I might as well live in Saitama as (live in) Tokyo.
東京に住むぐらいなら、埼玉に住んだ方がいいかもね。

こちらは例文のように 「V₂するくらいならV₁した方がましだ」 という意味になります。

この表現の直訳は「V₂するのはV₁するのと同じようなものだ」といったものになると思いますが、解釈を重ねることで、→「それだったらV₁した方がいいよね」→「V₂するくらいならV₁した方がましだ」と意味が発展しました。

この表現のうち、比較対象である側を省略したもの、つまり as V₂ を省略したものが上で紹介した may[might] as well do となります。

have、had を使った表現

次は have を使った表現を説明していきます。

had better do

(14) You had better go to school.
学校に行きなさい。(行くのがよい。)

had better は例文のように「~しなさい、するのがよい」という命令・忠告の意味になります。助動詞 should よりも強い表現です。

また had better の直後の動詞は必ず原形を使います。

had better についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

have only to do(only have to do)

(15) You have only to do what you are told.
あなたは言われたことをしさえすればよい。

例文のように「~しさえすればよい」という意味になります。

覚え方としては、
「~するべきだ」の意味の have to V
「唯一/ただ~だけ」の only
がそのまま合体したと考えることです。

また only have to の形でも同じ意味になります。

All S have to do is (to) do

(16) All you have to do is (to) sit there.
あなたはそこにいさえすればよい。

例文のように「Sは~しさえすればよい」という訳になります。 直訳すると「Sがするべきすべてのことは、~することだ」となりますが、その意味から上の訳が出てきます。

このときbe動詞が all に対応して is となることに気を付けましょう。

can、could を使った表現

助動詞 can を使った表現を見ていきましょう。

can についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

can do nothing but do

(17) If you have done such a bad thing, you can do nothing but keep it secret.
もしあなたがそんな悪いことをしたのなら、隠すしかないですよ。

例文のように「~するよりほかない」という意味になります。

この場合の but は exceptの「~以外」と同じ意味なので except に置き換えてみるとわかりやすいでしょう。

can but do

(18) My teacher can but try to increase our homework.
先生は宿題を増やそうとするばかりだ。

例文のように「ただ~するばかりだ」という意味になります。 but のすぐ後ろに動詞の原形がきます。

この場合の but は onlyの「〜だけ」と同じ意味なので only に置き換えてみるとわかりやすいでしょう。

この表現には皮肉のニュアンスも込められています。 たとえば例文では「宿題を増やすことしか頭にない」といったニュアンスになります。

Tips 【「〜だけ」を表す but の仕組み】

can do nothing but do では but は「〜以外」の意味で使われているのに、can but do では反対の「〜だけ」の意味で使われていて混乱している方もいらっしゃるかもしれません。

実は「〜だけ」という but の意味は、「〜以外」の意味で使われるうちに省略・派生して生まれたものなのです。

(17)の例文では確かに you can do / nothing but keep it secret. という区切りの感覚があり、「〜以外」という意味で but が用いられています。
しかしこれが用いられ続けるうちに、you can do nothing / but keep it secret. という風な区切りの感覚が生じてきました。

つまり(17)で言えば、「あなたは何もできない、秘密にする以外には。」というような but、つまり only と同義の but の用法が生まれたのです。

cannot do … enough[too much]

(19) I cannot respect him enough[too much].
いくら彼のことを尊敬してもしすぎることはありません。

いくら~してもしすぎることはない」** という訳が一般的です。

「どれだけ~しても~が足りません、だからもっと~します」
といったニュアンスです。

cannot help but do

(20) I cannot help but be shocked to hear his death.
彼が死んだと聞いて驚かざるをえなかった。

cannot help but do は「~せざるを得ない」 という意味で使われます。

ここでは help は「避ける」という意味で、cannotは「できない」という意味なので、cannot helpで「避けることができない」→「どうしようもない」となります。
また but do で「〜すること以外」という意味です。

そのため cannot help but do で「あることをする以外は、何もできなくてどうしようもない」というニュアンスになり、そこから「せざるを得ない」という訳が出てきます。

また help は省略されることもあります。

cannot help doing

(21) I cannot help remembering my grandmother by seeing the picture.
その写真を見ると私の祖母のことを思い出さざるを得ません。

cannot help doing は上の cannot help but do と似た表現で、「~せざるを得ない」 という意味で使われます。

「したいわけではないが、(反射的に)そうなってしまう」、「~することを避けられない」
というニュアンスです。

cannot possibly do

(22) I can’t possibly do such a thing.
私には到底そんなことはできない。

cannot possibly do で、上の例のように「とうてい~できない」という意味を表します。

その他の表現

dare say …

(23) I dare say it is right.
たぶん、正しいだろう。

上の例のように 「たぶん~だろう」 という意味を表します。

dare は「あえて〜する」という助動詞であり、dare say … で「あえて言うなら…」というニュアンスになります。

How dare you do !

(24) How dare you disturb him!
よくも彼の邪魔できるね!

上の例のように 「よくも~できるね!」 という皮肉・非難の意味を表します。

Tips 【How dare ~ ! の頻出表現】

以下の表現は頻出なので覚えておきましょう。

How dare you!
よくもそんなことを!

How dare you say such a thing!
よくそんなこと言えるね!

How dare you speak to me like that!
よくそんなふうに話せるね!

【大学受験英語対策】練習問題

練習問題

問1 次の英文で誤っている部分を訂正しなさい。
You may not well get angry.

問2 次の英文で( )にあてはまる最も適切な表現を答えなさい。
“I often sing a song in my house at night.”
"Really? You live in the apartment, don’t you?( )"
1.What a day!
2.How dare you!
3.It’s a piece of cake!
4.I don’t like you!

問3 次の英文で( )にあてはまる最も適切な表現を答えなさい。
My mother( )scold me.
(訳)母は私を叱ってばかりだ。
1.should always
2.would often
3.can but
4.cannot help

解答

問1
**×may not well
may well not**
(訳)
あなたが怒るのはもっともではない。
(解説)
may well の否定形は may well not です。再確認しておきましょう。

問2
2.How dare you!
(訳)
「よく家のなかで大声で歌うことがあるんだよね。」
「ほんとに?あなたアパートに住んでるんでしょ?よくまあそんなことできるわね!」
(解説)
How dare you! で「よくもそんなことできるわね!」という意味です。ちなみに3の It’s a piece of cake! は日本語の「朝飯前だ」と同じ意味の表現です。

問3
3.can but
(解説)
訳から皮肉の込められた、「~するばかりだ」という表現が入るとわかるので、その意味を持つ can but がはいります。選択肢2と4の表現の意味も再確認しておきましょう。

練習問題の選択肢にある What a day! は「なんて日だ!」です。海外でも日本と同じノリで使えるそうです。

人気記事