英語の助動詞とは|15種類の役割・使い方を一覧表で確認&覚え方のコツまで解説

更新日時 2021/10/16

この記事では英語の助動詞の基本について解説しています。

助動詞を具体的に勉強していく前に、もしくは一度助動詞を学び終わった後に確認しておきたい内容をまとめています。

目次
  • 英語の助動詞の役割

  • 英語の助動詞一覧

  • 助動詞の使い方

  • 助動詞の覚え方

英語の助動詞の役割

(1) He is an artist.
彼は芸術家だ。(単なる事実)

(2) He may be an artist.
彼は芸術家かもしれない。(推量、断定はしていない)

(3) He must be an artist.
彼は芸術家に違いない。(断定、確信)

助動詞は主に、話し手の気持ちや判断を表すために使われます。
つまり文章に主観的な要素を加える役割を果たしています。
文字通り動詞を助ける役割を持っているわけですね。

例えば例文では、
(2)では may で「芸術家かもしれないしそうでないかもしれないし…」という迷いの気持ちが、
(3)では must で「芸術家以外ありえない!」という強く確信している気持ちが表れています。

裏を返せば、(1)のように助動詞を使っていない文章は客観的な目線をもっていることが多いということにもなります。

英語の助動詞一覧

青字になっているものは詳しく記事を書いているのでぜひご覧ください。

助動詞 コアイメージ 主な訳 重要度
can 実現可能 ~できる
~してもよい
~はあり得る
★★★
could 弱い可能性 ~できた
~してもよい
★★★
must 強制 ~しなければならない
~に違いない
★★★
may 容認、推量 ~してもよい
~かもしれない
★★
might 容認、推量 ~してもよい
~かもしれない
★★
will 未来志向、強い意志 ~だろう
~するつもりだ
★★★
would 弱い推量、意志、過去の習性 ~だろう
~したものだ
★★★
shall 神の意志 ~する運命だ
~しましょうか
★★
should 当然 ~するべきだ ★★★
ought to - ~するべきだ
have to - ~する必要がある ★★★
had better 命令、忠告 ~するのがよい
~しなさい
★★
used to - ~したものだ ★★
dare - ~の勇気がある
need - ~する必要がある

助動詞の使い方

助動詞の後ろは動詞の原形

(4) I will be a baseball player.
私は野球選手になる。

(5) You can do it.
君ならできる。

上の例文のように 通常助動詞を使った文章は〈主語+助動詞+動詞の原形〉の形になり、助動詞は動詞の直前に置かれます。

主語と動詞の間に助動詞が割り込んできたイメージです。
be動詞でも使い方は変わりませんが、動詞が原形の be となる点に注意しましょう。

過去形の作り方

(6) I could swim.
私は泳ぐことができた。

(7) She wouldn’t eat vegetables.
彼女はどうしても野菜を食べようとしなかった。

過去形の場合、元々動詞が請け負うはずだった時制の変化は、助動詞が請け負うことになります。
動詞に関しては、助動詞の後ろで原形で用いられます。

助動詞+have+過去分詞

(8) I should have worked harder.
私は(過去のあの時)もっと働くべきだった(と今思う)

(9) She could not have made such a mistake.
彼女がそんな間違いをしたはずがない。

上記のように、助動詞の基本として、後ろには動詞の原形が用いられます。
そのため単純に動詞の過去形を用いて過去の意味を出すことはできません。

また過去形が存在しない助動詞(should, might など)を用いて過去の意味を表したい場合にはひと工夫が必要です。

この場合は例文のように〈助動詞+have+過去分詞〉の形を使うことで、助動詞の意味を生かしたまま過去の意味を持たせられます。

この形の表現については以下の記事で詳しく解説しています。

助動詞を2つ続けてはいけない

(10) You will be able to do it.
あなたはそれができるだろう。
×You will can do it

助動詞は2つ続けることはできません。
基本的に助動詞は1文につき1つしか使われません。

否定形

(11) I cannot do that.
私にはそれはできない。

(12) You must not do that.
あなたはそれをしてはいけない。

例文のように<助動詞+not>の形になります。
cannot のみ特殊で間を開けずに用いられますが、他の助動詞は下の例文のように間を開けて用いられます。

また以下の助動詞は短縮形が用いられることも多いです。

  • will not → won’t
  • cannot → can’t
  • could not → couldn’t
  • would not → wouldn’t
  • should not → shouldn’t

短縮形は基本的に砕けた印象を与えるので、会話などでよく使われる一方、短縮しない場合はフォーマルな印象を与えるため、仕事や堅めの文章などで使われる傾向にあります。

疑問形

(13) Can you do it?
それできます?

(14) Must I go to the party?
私はパーティーに行かないといけないのか?

例文のように助動詞を前に持ってきて、<助動詞+主語+動詞>の形にします。動詞の移動は必要ありません。

助動詞の覚え方

英語の助動詞は文脈によって意味に大きく違いが出ることが多く、単純にすべての用法、意味を覚えようとすると正しい使い方を身につけるのは難しいです。

この見出しでは、助動詞を学習する際に注意した方がよいことを紹介していきます。

日本語訳に極力頼らないようにする

助動詞を学ぶ際の原則として、助動詞を日本語訳で覚えるのではなく助動詞のコアイメージを理解して、そのニュアンス・使い方を覚えるようにするべきです。

1つの助動詞には、コアイメージから派生した複数の異なる用法があり、そのうちどれが用いられているのかを判断する必要があります。そのため助動詞に対して日本語を対応させる学習には限界があるでしょう。

日本語訳はその助動詞を知る際の導入には役立ちますが、英語のスキルを根本的に伸ばすことにはつながりません。英会話や受験の長文読解などでは瞬時に英語の意味を理解する必要があり、その際に日本語に訳す作業を挟む余裕はないからです。

このサイトでも各用法の訳を紹介してはいますが、それに頼りすぎず、英語を英語のまま理解する意識を持つと学習効率が上がると思います。

コアイメージに焦点を当てよう

英語の助動詞は様々な意味で用いられており、文脈によって使われる意味も大きく異なってきます。そのため各用法を一から覚えていくのは時間もかかってしまい非効率です。

助動詞の各用法はコアイメージから派生したものです。したがってコアイメージと結び付けて各用法を感覚的に覚えていくことが助動詞を理解する一番の近道です。

このサイトでは各助動詞のコアイメージを最初に紹介しています。 そのイメージを頭において、用法ごとの例文を見てそのイメージを把握していくことが望ましいでしょう。

できるだけ多くの例文を見る

このサイトにも多くの例文が掲載されていますが、これは英文法を説明・知識として頭に詰め込むのではなく、それを感覚的に消化して身に付いた理解にするためです。

日頃から英文を読んでその中で知っている、もしくは最近学習した表現に出会う体験を繰り返すことで英語は次第に身についていきます。

毎日短い時間でいいので英語に触れる機会を設けるようにしましょう。

助動詞に限らない話ですが、とにかく例文を見まくることが英語力を伸ばすためには最適です。その観点から考えると、多読のような多くの英語に触れる機会を作ることが最も望ましいのかもしれません。

人気記事