助動詞+have+過去分詞|使い方や意味、助動詞を用いて過去を表現する方法を解説

更新日時 2021/10/17

この記事では、〈助動詞+have+過去分詞〉 という形の表現について解説します。

こちらの記事で助動詞の基本的なルールを説明しています。

目次
  • 〈助動詞+have+過去分詞〉の使い方

  • 〈助動詞+have+過去分詞〉の過去推量

  • 〈助動詞+have+過去分詞〉の過去への後悔・非難

  • 〈助動詞+have+過去分詞〉の疑問文・否定文

  • 【大学受験英語対策】練習問題

〈助動詞+have+過去分詞〉の使い方

(1) I should work harder.
私は()もっと働くべきだ。

(2) I should have worked harder.
私は(過去のあの時)もっと働くべきだった(と今思う)。

〈助動詞+have+過去分詞〉現在の視点から過去のことを表現する状況で使われます。

助動詞の後ろには動詞の原形が続きます。
そのため助動詞で過去を表したいとき、単純に動詞の過去形を用いることはできません。

例えば(1)の例文は、「~すべき」という意味の助動詞shouldを用いた現在形の文です。

この文を過去の意味にしたい、つまり「もっと働くべきだった」と表現したい場合には、どうすれば良いのでしょうか。

このような場合、(2)のように should have worked、つまり〈助動詞+have+過去分詞〉の形を使うことで、助動詞の意味を生かしたまま過去の意味を持たせられます。

用いられる助動詞に関しては would、could、should、must、can、may、might、needなどがあげられます。

〈助動詞+have+過去分詞〉の表す意味は大きく、
・過去推量(~したに違いない)
・過去への後悔・非難(~したかもしれない)
の2つに分けられます。以下でそれぞれの具体的な形を見ていきます。

※また〈助動詞+have+過去分詞〉の形は仮定法過去完了でも見られますが、ここにも時制のズレが関係しています。 詳しくはこちらの仮定法についての記事をご覧ください。
→現在作成中

〈助動詞+have+過去分詞〉の過去推量

〈must+have+過去分詞〉

(3) He must have had a good rest.
彼は十分休息したに違いない。

(3)のように 〈must+have+過去分詞〉の形で、
~したに違いない、~だったに違いない」という意味になり、
過去の事柄について現在持っている確信を表します。

〈may[might]+have+過去分詞〉

(4) I may[might] have left the key at home.
私は家にカギを置き忘れたのかもしれない。 (5) He may[might] not have known about it.
ひょっとすると彼はそのことを知らなかったかもしれない。

(4)のように〈may+have+過去分詞〉の形で
~したかもしれない、~だったかもしれない」という意味になり、
過去の事柄についての現在思っている推量を表します。
might のほうが確信度は弱まります。

また(5)のように〈may[might]+not+have+過去分詞〉と否定形にすると「~しなかったかもしれない、~でなかったかもしれない」という意味になります。

〈can’t[couldn’t]+have+過去分詞〉

(6) She can’t[couldn’t] have made such a mistake.
彼女がそんな間違いをしたはずがない。

(6)のように 〈can’t[couldn’t]+have+過去分詞〉の形で
~したはずがない、~だったはずがない」という意味になり、
過去の事柄についての現在思っている推量を表します。
couldn’t のほうが確信度は弱まります。

〈could+have+過去分詞〉

(7) The accident could have been much worse.
その事故はもっとひどいことになった可能性がある。

(7)のように 〈could+have+過去分詞〉の形で
~した可能性がある、~だった可能性がある」という意味になり、
過去においてそうなる可能性があったという現在の推量を表します。

この意味での肯定文ではcouldのみ、canは使えない

(7)´× The accident can have been much worse.

(8) Can[Could] my sister have done it?
姉がそんなことをした可能性があるだろうか。

〈could+have+過去分詞〉の肯定文では、canは使えないため、(7)´のような使い方はできません。

(8)のように、疑問文は「~した[だった]ということがあるだろうか」という意味で、canもcouldも使えます。

〈should[ought to]+have+過去分詞〉

(9) He should[ought to] have arrived home by now.
彼は今頃もう家についているはずだ。

(9)のように 〈should+have+過去分詞〉の形で
~したはずだ、~だったはずだ」という意味になり、
過去の事柄に関する現在の推量を表します。

〈助動詞+have+過去分詞〉の過去への後悔・非難

〈could+have+過去分詞〉

(10) He could have received treatment.
彼は治療を受けることができたのに(受けなかった)。

(10)のように 〈could+have+過去分詞〉の形で
~できたのに(しなかった)」という意味になり、
実際にはしなかったが、過去においてしようと思えばできたことを表します。

〈should[ought to]+have+過去分詞〉

(11) I should[ought to] have taken his advice.
私は彼の忠告を聞くべきだったのに。

(12) They should not[ought not to] have bought that house.
彼らはあの家を買うべきではなかったのに(買った)。

(11)のように 〈should[ought to]+have+過去分詞〉の形で
~すべきだったのに(しなかった)」という意味になり、
実際にはしなかったが、過去においてするべきだったことを表します。

主語が I や we の時は後悔を表し、それ以外の時は非難の気持ちを表すことが多いです。

また(12)のように否定形にすることで「~すべきではなかったのに」という意味になります。
この時 ought to の否定形は ought not to になることに注意しましょう。

〈needn’t+have+過去分詞〉

(13) We needn’t have hurried.
私たちは急ぐ必要はなかったのに(急いだ)。

(13)のように 〈needn’t+have+過去分詞〉の形で
~する必要はなかったのに(した)」という後悔・非難の意味になります。

needn’t と didn’t need to

(14) We didn’t need to hurry.
私たちは急ぐ必要はなかった。

(14)の〈didn’t+need+to+動詞の原形〉では、
~する必要はなかった
と単に必要性を述べただけであり、
〈needn’t+have+過去分詞〉のようにその行為を実際にしたかどうかには言及していないうえ、過去への後悔や非難の意味も含まれていません。

この2つの表現の意味は混同されがちなのでしっかり理解しておきましょう。

tips【〈might+have+過去分詞〉】

〈might+have+過去分詞〉で、(15)のように「~しても良かったのに」という非難の意味を表すこともあります。 ただしこの用法は稀で、上で述べたような過去推量の意味を表す場合がほとんどです。

(15) You might have told me.
私に話してくれても良かったのに。

〈助動詞+have+過去分詞〉の疑問文・否定文

(16) Could the accident have been much worse?
その事故がもっとひどいことになった可能性はありますか。

(17) She could not have made such a mistake.
彼女がそんな間違いをしたはずがない。

(16)のように〈助動詞+have+過去分詞〉の形で疑問形にするときは助動詞だけを前に出します。

また(17)のように、〈助動詞+have+過去分詞〉の形で否定形にするときは助動詞のすぐ後ろに not を持ってきます。

【大学受験英語対策】練習問題

練習問題

問1 次の英文で誤っている部分を訂正しなさい。
You could have not been here.

問2 次の英文で( )にあてはまる語句を答えなさい。
“What’s the song you’re listening to?”
"Oh, don’t you know? You( )it before!"
1.might hear
2.must have heard
3.should not hear

問3 次の英文で( )にあてはまる語句を答えなさい。
You should( )to me when I warned you.
1.be listened take
2.be listening
3.have listened
4.listen

解答

問1
**×could have not
could not have**
(訳)
あなたがここにいたはずはない。
(解説)
〈助動詞+have+過去分詞〉の否定形は助動詞の後ろに not が来ます。再確認しておきましょう。

問2
2.must have heard
(訳)
「君が聞いている曲は何?」「あれ、知らないの?以前に聞いたことがあるに違いないよ。」
(解説)
文脈的に判断しましょう。

問3
3. have listened
(訳)
私が警告したとき、あなたはそれを聞くべきでした。
(解説)
when節が過去形になっており、過去の事柄について述べている文だとわかるので3を選んで〈助動詞+have+過去分詞〉の形にします。ここでは非難の意味になります。

〈助動詞+have+過去分詞〉は英作文などでも多用できると思います。自分で使いこなせるように頑張ってみてください。

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