助動詞may|コアイメージから派生する意味や用法、使い方を例文・問題付きで解説

更新日時 2021/10/17

may は助動詞の仲間です。

こちらの記事で助動詞の基本的なルールを説明しています。

目次
  • mayのコアイメージ

  • mayの用法と意味

  • 助動詞mayの疑問形

  • mightの使い方・mayとの使い分け

  • 助動詞mayを用いた慣用表現

  • 【大学受験対策】練習問題

mayのコアイメージ

may のコアイメージは 容認です。
相手が行おうとしている行動に対して、邪魔するものをなくす、取り除いてあげるようなイメージです。

以下では、ここから派生した具体的な用法をみていきましょう。

mayの用法と意味

may の用法には、基本的に以下の4つです。

  • 許可
  • 推量
  • 譲歩
  • 祈願

順に一つずつ説明していきます。

許可

(1) You may come in.
中に入ってよろしい。

(2) You may not come in.
中に入ってはいけない。

肯定文で用いると、
(1)のように 「~してもよい」 という許可の意味で使われます。

また、否定文で用いると
(2)のように 「~してはいけない」 という禁止の意味になります。

推量

(3) He may[might] be at home.
彼は家にいるかもしれない。

(4) He may[might] not be at home.
彼は家にいないかもしれない。

肯定文で用いると、
(3)のように 「~かもしれない」 という現在の推量で使われます。
およそ50%ぐらいの可能性があることを示します。

また、否定文で用いると
(4)のように 「~でないかもしれない」 という否定推量の意味になります。

can’t(cannot)による否定推量

(5) He can’t be at home.
彼は家にいるはずがない。

may not よりも強い否定推量を can’t で表すことができます。

can についての記事はこちら→現在作成中

許可と推量の見極め

(6) You may go out of the classroom.
教室から出てもよろしい。(許可)

(7) He may be a police officer.
彼は警察官かもしれない。(推量)

(6)のように、may の後ろに動作動詞が続いている場合 may は許可の意味で使われます。

一方、(7)のように、may の後ろに状態動詞が続いている場合 may は推量の意味で使われます。

譲歩

(8) Whatever you may say, I think she is wrong.
たとえあなたが何を言っても、私は彼女が正しいと思う。

(9) He may be poor, but he is kind.
彼は貧乏かもしれないが、優しい。

例文のように 「たとえ~であっても…でない」 という譲歩の意味になります。

「もしもの前提を」認める、という意味から派生したと考えるとわかりやすいと思います。

祈願

(10) May he live long!
彼が長生きしますように!

(11) May your dream come true!
あなたの夢がかないますように。

例文のように、〈May + S + V〉「Sが~しますように」 という祈願を表します。

助動詞mayの疑問形

(12) May I come in?
中に入ってもよろしいですか?

(13) May I use this phone?
この電話を使ってもよろしいですか?

〈May + S + V ~?〉 の形で疑問文になります。

Can の疑問文よりもフォーマルな表現であり、ビジネスの中などでよく使われます。

返答としては、

Sure. / No problem. / Certainly. / Why not? / Yes, of course. など様々なものがあげられますが、

Yes, you may. / No, you may not. などを使うと上から目線ととられやすいので注意しましょう。

mightの使い方・mayとの使い分け

(14) He said to me that she might be wrong.
彼女が間違っているかもしれない、と彼は私に言った。

(15) He might be at home.
彼はひょっとしたら家にいるかもしれない。

might は may の過去形と位置付けられます。

その使い方として、
(14)のように間接話法において時制の一致で may が過去形になる場合や、
(15)のように『形を過去形にすることで確信度を下げた現在形』の場合にもよく用いられます。

このようにmight は必ずしも過去を表すわけではありません。

(15)では might を使うことで推量の確信度が下がっています。
パーセントで言うと大体30%ぐらいまで下がります。

このように might や could といった助動詞の過去形には丁寧さ、控えめさを加える働きがあります。

日本語でも『Aだと思うんだけど〜』と言うより『Aだと思ったんだけど〜』と少し断定を弱めたほうが物腰柔らかに感じられますよね。

過去推量の表し方

might で過去の推量を表せないのならどうすればいいのでしょうか。

(16) He may have got angry.
彼は怒ったのかもしれない。

(17) Human may have existed before 200 thousand years.
人類は20万年以前に存在していた可能性がある。

例文のように、過去における推量は==〈may + have + 過去分詞〉==で表します。
「~したかもしれない」「~した可能性がある」 と訳します。

助動詞mayを用いた慣用表現

may well

(18) You may well get angry.
あなたが怒るのはもっともだ。

(19) Your mother may well be happy because of the present.
あなたの母親はたぶんそのプレゼントのおかげで喜んでいるのだろう。

例文のように 「~はもっともだ」(許可) 「たぶん~だろう」(推量) という意味になります。

may well をネイティブが用いるのは、70~80%ぐらいの確信度があるときです。

may(might) as well

(20) You may as well go away.
あなたはどこかへ行ったほうがよい。

(21) “Should we get soup, too?” “Might as well.
「スープも注文しようか?」「せっかくだからね。」

(20)のように 「~したほうがよい」(許可) という意味になります。

感覚的には「したくないならしなくてもいいけど…」ぐらいなので、
had better V のように忠告するのではなく、あくまで助言の立ち位置です。

また(21)のように会話文の中の単体での使用により、相手の提案を拒否する理由もない時の相槌となる場合もあります。

might as well V₁ as V₂

(22) I might as well walk from here as wait for bus for a long time.
長い時間バスを待つくらいならここから歩いたほうがましです。

例文のように 「V₂するくらいならV₁した方がましだ」 という意味になります。

この表現の直訳は「V₂するのはV₁するのと同じようなものだ」といったものになると思いますが、

解釈を重ねることで

→「それだったらV₁した方がいいよね」→「V₂するくらいならV₁した方がましだ」と同じ内容にできます。

ただし、might の代わりに may を使うことはできません

【大学受験対策】練習問題

練習問題

問1 次の英文を訳しなさい。
You might as well die as continue to listen to him.

問2 次の英文を訳しなさい。
You may do this job.

問3 次の英文で( )にあてはまる語句を答えなさい。
“Sota is late.” “He( )the train.”
「そうた君遅いね。」「電車に乗り遅れたのかもしれないね。」
1.might miss 2.will miss 3.might have missed 4.missed

解答

問1
彼の話を聞き続けるくらいなら死んだほうがましだ。
(解説)
might as well V₁ as V₂ の訳を今一度復習しておきましょう。

問2
あなたはこの仕事をしてよいですよ。
(解説)
この時 may の後の動詞が do と動作動詞なので、許可で訳します。

問3
3.might have missed
(解説)
訳から電車に乗り遅れたのは過去のこと、また推量の表現だとわかるので、過去推量を正しく使っているが正解です。

mightはmayとあまり変わりません。確信の度合いだけが少し違う、と覚えておくと良いでしょう。

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