命令文|英語で「〜しなさい」の作り方・使い方から否定や提案の形までまとめて解説

更新日時 2021/11/29

英語には大きく分けて平叙文・疑問文・命令文・感嘆文の4つの文の種類があります。そして、それぞれの種類の中に肯定文・否定文を始めとした細かな分類が存在します。

この記事ではそんな文の種類の一つである「命令文」について例文とともに解説しています。

その他の文の種類についてはこちらの記事で解説しています。

目次
  • 命令文とは

  • 肯定命令文の作り方

  • 否定命令文(禁止)の作り方

  • 丁寧な命令表現:please の使い方

  • Let’s を使った勧誘の命令表現

  • 【発展】命令文の形を用いた表現

  • 【大学受験英語対策】練習問題

命令文とは

命令文とは、相手に命令をしたり行動を求めたりするときに用いる文のことです。相手に直接話しかけるため通常は主語を使いません。

また、文頭は動詞や Please、Don’t などで始まり、文末にはたいてい “.”(ピリオド・終止符) が置かれます。ただし、感情を込めるときは “!”(感嘆符) が置かれることもあります。

Be careful.
注意しなさい。

肯定命令文の作り方

(1) Be quiet.
静かにしなさい。

(2) Open the door.
ドアを開けなさい。

be動詞の肯定命令文は、be動詞を文頭に出し〈Be+….〉の形を作り、一般動詞の場合は、動詞の原形を文頭に出し〈動詞の原形+….〉の形を作ります。

訳は「〜しなさい」となります。

命令文の主語が明示されることも

命令や依頼の相手をはっきり示したい場合や、いらだちなどの感情を表すときは命令文に you をつけることがあります。このとき you は強く発音されます。

また、相手に呼びかける場合は相手の名前を命令文の前に置きカンマ “,” で区切ります

(3) You come here!
君がこちらに来るんだ。

(4) Tom, be quiet.
トム、静かにしなさい。

否定命令文(禁止)の作り方

(5) Do not be late.
遅れてはいけません。

(6) Don’t touch the exhibits.
展示物には触れてはいけません。

否定の命令文は、Don’t [Do not] を文頭に出し〈Don’t+動詞の原形+….〉の形を作ります。

訳は「〜してはいけません」となります。

Never+動詞の原形

Never+動詞の原形+….〉で「決して〜してはいけません」という強い否定の命令文を作ることができます。

(7) Never forget the password.
そのパスワードを決して忘れてはいけません。

丁寧な命令表現:please の使い方

命令文に please をつけると、肯定文であれば「〜してください」否定文であれば「〜しないでください」のように命令口調を和らげる表現になります。

(8) Please close the window.
窓を閉めてください。

(9) Please don’t be angry.
怒らないでください。

(10) Don’t be afraid, please.
恐れないでください。

please の使い方は、文頭につける場合・文末にカンマ “,” とともにつける場合の二通りがあります。

Let’s を使った勧誘の命令表現

Let’s+動詞の原形〉で「(一緒に)〜しましょう」という勧誘や提案を表す表現ができ、また否定形の〈Let’s not+動詞の原形〉は「〜しないようにしましょう」という表現になります。

(11) Let’s go fishing. Yes, let’s. / No, let’s not.
魚釣りに行きましょう。 はい。/ いいえ 、行きません。

(12) Let’s not do it now.
それを今はしないようにしましょう。

答えるときは Yes, let’s.No, let’s not. と答えますが、OK./Sure.Sorry, I can’t. などと答えることも多いです。

〈Let’s+動詞の原形〉は〈Shall we+動詞の原型〉や〈Will you+動詞の原形〉で言い換えることができます。

Tips Let's は let us の短縮形

Let’s は let us の短縮形で、本来の意味は「私たちが〜することを許可して」という意味になります。そこから発展して、提案や勧誘の意味を表す Let’s が誕生しました。

【発展】命令文の形を用いた表現

命令文+and

命令文のあとにカンマ “,” を置き、and で肯定的な内容をつなげることで「〜しなさい、そうすれば…」という意味の表現が作れます。

(13) Hurry up, and you will be in time.
急ぎなさい、そうすれば間に合うだろう。

命令文の後に、その行動の結果を示唆することで行動を無理やり命令する高圧的な印象から和らげる効果があります。

命令文+or

命令文のあとにカンマ “,” を置き、or で否定的な内容をつなげることで「〜しなさい、さもなければ…」という意味の表現が作れます。

(14) Run away, or you’ll die.
逃げなさい、さもなければ死ぬぞ。

命令を聞かなかった場合のデメリットを示しより強く行動を促す効果がありますが、ある意味脅迫のようになってしまうため使う場面には注意が必要です。

付加疑問文

命令文のあとにカンマ “,” を置き、will you? をつけると、「してもらえるかな?」のように命令口調を和らげることができます。

(15) Stop eating, will you?
食べるのをやめてくれるかな?

(16) Come with me, won’t you?
一緒に来てくれるかな?

(17) Let’s dance, shall we?
踊りませんか?

肯定の命令文の場合は will you?won’t you? を、否定の命令文の場合は will you? をつけることができます。will は過去形の would でも可能です。

また、使い方としては will you ? が「依頼」で、won’t you? が「勧誘」の内容になることが多いです。

Let’s の場合は shall we? を使うことで同様に丁寧な依頼をすることができます。

付加疑問文についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

命令の意味のない慣用表現の命令文

命令文の形をしているものの、命令の意味を持たない慣用表現は数多く存在します。これらは日常生活でも耳にすることの多い英語の表現です。

ここではその一部を表にして紹介します。

表現 意味 使われる場面
Keep the change. お釣りはもらってください。 タクシーなど
Fasten your seatbelt. シートベルトを締めてください。 飛行機など
Go ahead. どうぞ。 会話の中で
Have a seat. お座りください。 来客時など

これらは命令の意味を持たず、むしろ丁寧なお願いのニュアンスを持っています

must による命令文の書き換え方

助動詞の must は「〜しなければならない」という意味があるため命令文に近い意味の文章を作ることができます

(17) Be quiet.
= You must be quiet.

(18) Don’t be late.
= You must not be late

助動詞 must の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

【大学受験英語対策】練習問題

練習問題で定着度を確認しましょう。

練習問題

問1 以下の文を日本語を英語に訳しなさい。

(1) うるさくしてはいけません。

(2) 一緒に踊りましょう。 ごめんなさい、できません。

(3) あなたの部屋を掃除してください。

問2 次の文章を日本語に訳しなさい。

(1) Never stop thinking.

(2) Walk faster, or you’ll miss the bus.

(3) John, come here.

解答

問1 解答は一例です。

(1) Don’t be noisy.

(2) Let’s dance. Sorry, I can’t.

(3) Please clean your room.

問2

(1) 決して考えることをやめてはいけません。

(2) もっと速く歩きなさい、さもなければバスに乗り遅れますよ。

(3) ジョン、こちらに来なさい。

“Don’t think. Feel! It’s like a finger pointing away to the moon. Don’t concentrate on the finger, or you will miss all the heavenly glory.”

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