neverの使い方|notとの意味の違いや時制ごとの使い分けまで例文で詳しく解説

更新日時 2021/10/17

英語の重要な否定語の一つに、「never」というものがあります。

「never」は一見簡単な否定の意味を持つ副詞ですが、使い方や not や ever との違いなど、簡単にはマスターできない部分も多々あります。

この記事では、そんな「never」の使い方について、様々な観点から例文付きで解説します。

目次
  • neverの単語としての意味

  • neverの使い方はnotの強調

  • neverとnotの違いとは|三単現のsが必要?

  • 時制による意味・位置の変化

  • everとの使い方の違い

  • 【発展】倒置

  • neverを使ったよく使うフレーズ

  • 【大学受験英語対策】練習問題

neverの単語としての意味

neverの基本的な意味は「決して〜ない」です。以下では辞書からの引用を記載します。

いまだかつて…ない、一度も…しない、決して…ない、一つも…ない、まさか…ではあるまい、…でない

not at any time or not on any occasion
いつ何時であっても、どんな状況下でも、ない(筆者訳)

never = not ever

never = not ever だと言われることがあります。そこでここでは ever の意味から never の意味について考えてみます。

辞書でも ever は at any time の意であると示されていて、端的に言うと「どんなときでも」という意味になります。Cambridge 英語辞書

ここで never は not ever であることを考えると never の本質的な意味は「どんなときでも〜ない」という意味になることがわかります。

そのため単なる否定である not に比べて、より広く現在または未来までのすべての時間(限定される場合もある)での否定となるため否定の意味が強調されます

neverの使い方はnotの強調

never の使い方は基本的には not の強調です。以下で例文を見ていきます。

(1)
He is never shy.
彼は決して人見知りではない。

He is not shy.
彼は人見知りではない。

(2)
I have never seen this picture.
私はこの絵を見たことが一度もない。

I have not seen this picture.
私はこの絵を見たことがない。

not を never に置き換えることで、否定の意味を強調することができます。

(2) の例文のように「現在完了形」の形でよく使われます。この場合現在完了形は「経験」を表すため、never の「決して・全く〜ない」ということは「一度も・いまだかつて〜ない」という意味と同様になります。

Tips 「never」は語句の否定もできる

never も not と同様に文の否定だけではなく直後の語句の否定もすることができます。

例)My father told me never to skip class.
父は私に二度と授業をサボるなと言った。

neverとnotの違いとは|三単現のsが必要?

neverとnotの大きな違いは、never は always、often などの副詞と同様の使われ方をする点です。そのため、一般動詞とともに never を使う際には注意が必要です。

(3)
I never eat bananas.
私は決してバナナを食べない。

I do not eat bananas.
私はバナナを食べない。

(4)
He never breaks his words.
彼は決して約束を破らない。

He does not break his words.
彼は約束を破らない。

(3)の例文のように、never は not の強調ではありますが一般動詞と使われる際には do が不要であるという違いが存在します。

また(4)の例文のように、not を使う場合は does not となり三単現のsは does に吸収されますが、おなじ否定の文章でも never を使う際には三単現のsが必要になる点は紛らわしいです。

この点に関しては never が副詞であることを考えると
He often breaks his words.
のように、副詞が挟まれているだけなので三単現のsが必要になることも簡単に理解できます。

時制による意味・位置の変化

never は時制によって意味が変わります。ここでは時制による意味の変化とともに、一緒に使われる動詞によるneverの位置の変化についても解説していきます。

現在形の場合

never を現在形で使うときは「普段の日常で全く起こらない・しないこと」を表現することになります。訳としては 「決して〜ない」「全く〜ない」 のようにすると良いです。

(5) He never comes on time.
彼が時間通りに到着することは決してない。

また、今回のように一般動詞の場合は〈never+一般動詞〉の語順になります。

現在進行形の場合

never を現在進行形で使うときは「今後起こらないこと・しないこと」を表現することになります。訳としては 「(これから)〜するつもりはない」「二度と〜しない」 のようにすると良いです。この場合は again や in the future のように未来につながる副詞とともに使われる場合が多いです。

(6) I am never going to go to the hotel again.
私はあのホテルには二度と行かない。

また、今回のようにbe動詞の場合は〈be動詞+never〉の語順になります。

過去形の場合

never を過去形で使うときは「これまでもこれからも起こらない・しないこと」を表現することになります。訳としては 「ずっと〜ない」「〜することはなかった」 のようにすると良いです。

(7) She was never kind to me.
彼女がこれまで私に親切だったことはない。

また、今回のようにbe動詞の場合は〈be動詞+never〉の語順になります。

現在完了形の場合

neverを現在完了形で使うときは「これまで起きたこと・したことがないこと」を表現することになります。つまり、ある時点以降ではその状態から変化が起きることを示唆することになります。例えば例文では「これまで〜に招待されたことはなかった」状態から「今回〜に招待された」という状態へと変化しています。

訳としては 「(いままで)〜したことがない」「(これまでは)〜ではなかった」 のようにすると良いです。

(8) I have never been invited to such an exciting party .
私はこれまでこんなにわくわくするパーティーに招待されたことがありません。

また、今回のように現在完了形の場合は〈have/has+never+過去分詞〉の語順になります。

未来形の場合

neverを未来形で使うときは「今後起こる・する可能性のないこと」を表現することになります。訳としては 「〜することはないだろう」「二度と〜しないだろう」 のようにすると良いです。

(9) They will never play this game again.
彼らは二度とこのゲームをプレイしないだろう。

また、今回のように助動詞とともに使われる場合は〈助動詞+never+動詞の原形〉の語順になります。

everとの使い方の違い

ever は「かつて」という意味の単語で never の逆、「never=not ever」と言われたりもします。

しかし never との使い分けが難しい場面もあります。ここではその一つである、現在完了形における never と ever の使い分けについて解説します。

(10) I have been to Okinawa.
私は沖縄に行ったことがある。

(11) I have never been to Okinawa.
私は沖縄に (たった一度も) 行ったことがない。

(12) Have you ever been to Okinawa?
あなたは沖縄に (たった一度でも) 行ったことがありますか?

端的にいうと、現在完了形では以下のような使い分けになります。

  • 肯定文には never も ever も使わない。
  • 否定文には never を使う。
  • 疑問文には ever を使う。

これは never と ever の強調する意味について考えると納得がいくと思います。

  • never:「今までたった一度も〜ない」
  • ever:「今までたったの一度でもいいから〜ある」

肯定文で never を使わないのは当たり前ですが、ever も肯定文では 「たったの一度でもいいから」 を強調する必要がないので使いません。また、疑問文で never を使わないのも 「たったの一度でもないかどうか」 をわざわざ強調する必要が基本的にはないからですね。

【発展】倒置

倒置とは、主語と動詞(助動詞)の順番が通常とは逆になることです。

倒置についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

→現在作成中

never を用いた倒置の場合は never を文頭に置き否定の意味を強調します。このときそれ以降の文章は疑問文と同じ語順になります。以下例文で見ていきましょう。

(13) Never have I seen such a beautiful sight.
私はこれまで一度もこんなに美しい光景を見たことがない、

(14) Never is he my father.
彼はまったくもって私の父親ではない。

日本語に訳すときは、否定の強調がわかるように訳すと「倒置」を理解していることが示せるので意識してみると良いです。

neverを使ったよく使うフレーズ

never を使った主なフレーズを例文とともにいくつか解説します。

Never mind.

(15) Never mind. There’s always next time.
気にするな。次があるさ。

「気にする」という意味の mind に never をつけて Never mind で「気にするな」という意味で使われます。

日本ではよく「ドンマイ(don’t mind)」という言葉を耳にすると思いますが、これは実は和製英語です。

never ever

(16) We are never ever getting back together.
私達は絶対に二度と一緒になることはない。

never ever は never を更に強調した形で、口語でよく使われます。

この例文は、Taylor Swift の「We Are Never Ever Getting Back Together」という曲のタイトルで、これをより意訳すると「私達は二度とよりを戻すことはない」という意味になります。

Never say die./Never say never.

(17) Never say die./Never say never.
諦めるな。無理なんて言葉を言うな。

Never say dieNever say never は直訳するとそれぞれ「死ぬなんて言うな」「決して無いなんていうな」となりますが実は「諦めるな」という意味の口語になります。Never give up とも近い意味になります。

「Never Say Never」は Justin Bieber の曲のタイトルにもなっています。

would never have + 過去分詞

(18) I would never have been able to solve this problem on my own.
自分ひとりでは決してこの問題を解くことはできなかっただろう。

would never have + 過去分詞 で過去のことを仮定して「決して〜しなかっただろう」という表現をすることができます。この場合 would not have… よりも否定を強調することができます。

例文の場合は「もし自分で考えていたら」というような仮定になっています。

【大学受験英語対策】練習問題

練習問題で定着度を確認しましょう。

練習問題

問 次の文章を日本語に訳しなさい。

(1) I will never forget your kindness.

(2) I have never been abroad.

(3) He told me never to enter this room.

(4) Never did I dream of such a thing.

(5) She is never going to go to the restaurant in the future.

解答

(1) 私はあなたの親切を決して忘れることはないだろう。

(2) 私はいままで海外に行ったことがない。

(3) 彼は私に決してこの部屋に入らないよう言った。

(4) 私はそんなことを夢見たことはなかった。

(5) 彼女は二度とそのレストランにいくことはないよ。

記事の中でテイラー・スウィフトの曲を紹介しましたが、英語の曲を聞くことも英語学習の助けになる場合もあります。それはとにかく英語に触れている時間を長くすることが英語をマスターするために大切なことだからです。英語のラジオなんかも効果的ですね!

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