現在形とは|英語の現在形の意味、疑問文や否定文の作り方を例文付きで基礎から解説

更新日時 2021/10/25

この記事では、英文法の基礎となる現在形の使い方や意味などについて解説します。

目次
  • そもそも時制とは?

  • 現在形とは

  • 現在形の意味① 現在の状態

  • 現在形の意味② 現在の習慣

  • 現在形の意味③ 不変の事実や真理

  • 「三単現」について

  • 現在形の否定文

  • 現在形の疑問文

  • 【発展】 時と条件を表す副詞節

  • 【大学受験英語対策】練習問題

そもそも時制とは?

現在形の説明に入る前に、そもそも時制とは何かを説明しておきましょう。

時制とは、簡単に言うと出来事が起こった時間関係を表すものです。

例えば、日本語では

私はパンを食べました。(過去形)

私はパンを食べます。(現在形)

私はパンを食べるつもりです。(未来形)

のように、語尾を変化させることで時制の変化を表すことができます。

これに対して英語では、動詞を変化させたり助動詞をつけることで時制を表すことができます。

I ate bread.
私はパンを食べました。 (過去形)

I eat bread.
私はパンを食べます。(現在形)

I will eat bread.
私はパンを食べるつもりです。(未来形)

また時制を学んでいくうえで、各時制が過去、現在、未来のうちのどの範囲を表すことができるのかを感覚的に理解することは非常に重要です。

このときに、時制が表す範囲を絵で表すと、理解が非常にしやすくなります。

時制説明の例

本サイトではこのように全ての時制の意味に矢印を使って図解していますので、それも一緒に覚えて感覚的に時制を使いこなせるようになりましょう。

詳しい各時制については各々記事で取り上げますが、今回は現在形について学んでいきましょう。

現在形とは

現在形とは、簡単に言うと現在の状態現在の習慣的・反復的動作などを表します。

英語での現在形では日本語で考えられるようなただ現在の状況を表すだけでなく、複数の意味に分かれています。

しかし、どの意味にも共通して存在するイメージ的なものがあります。

それは、現在形はある程度時間の幅を持った「現在」を表しているというものです。

現在形は今この瞬間を表しているのではなく、昨日や明日も含めた意味での「現在」を表しているということです。

このイメージを頭に入れつつ、各々のイメージをしっかり理解していきましょう。

現在形の意味① 現在の状態

現在形で状態動詞を用いるとき、現在の状態を表すことができます。

現在の状態が持つ時制の範囲

現在の状態は、「(現在~という状態)である。」と訳します。

実際の例文をいくつか見ていきましょう。

I belong the baseball team.
私はその野球チームに所属しています。

He knows a lot of proverb.
彼はたくさんのことわざを知っています。

I love her.
私は彼女を愛しています。

このように状態動詞を用いた現在形では、現在の状態を表すことができます。

状態とはある程度の過去から続いているものなので、やはり現在形は時間の幅を持っていることがわかります。

状態動詞と動作動詞

ここで、状態動詞とは何かについて軽く説明しておきましょう。

まず、英文法における動詞は下記のように分類することができます。

一般動詞の分類

一般動詞は動作動詞と状態動詞の二パターンに分類することができます。

この二パターンの動詞の違いは、例えば動作動詞は過去形にしても特に問題なく使える一方で状態動詞は一般的には過去形にしないなどがあります。

この二つの動詞の種類は使われる場面がわかれますが、状態動詞を用いると現在形の意味①、動作動詞を用いると現在形の意味②としてとらえられます。

より詳しい状態動詞と動作動詞の違いについては別記事(内部リンク2201番)で解説しています。

現在形の意味② 現在の習慣

現在形で動作動詞を用いるとき、現在の習慣を表すことができます。

現在形の意味 現在の習慣

この意味で現在形が用いられる場合は、よく頻度を表す副詞と併用されることが多いため、こちらも確認しておきましょう。

頻度を表す副詞
  • always: いつも
  • usually: たいてい
  • often: よく
  • sometimes: 時々
  • seldom/rarely: めったに~ない

例文もあわせて確認していきましょう。

He usually gets up at 6:00.
彼はたいてい6時に起きます。

I always go to school by bus.
私はいつもバスで学校へ行きます。

She sometimes studies English in the library.
彼女は時々図書館で英語を勉強します。

習慣的な動作として訳されていることがわかりますね。

現在形の意味③ 不変の事実や真理

過去から現在、そして未来へと変わることがない不変の事実と考えられている事柄も現在形を使って表すことができます。

現在形の意味③ 不変の事実や真理の範囲

不変の真理は過去でも未来でも成立するため、どんな場合でも現在形を使います。

例文で実際に確認しましょう。

Time is money.
時は金なり。

The sun sets to the west.
太陽は西に沈む。

Failure teaches success.
失敗は成功のもと。

ことわざも不変の真理と考えられるので現在形を使います。

「三単現」について

現在形の文法事項の上で注意しなければならないものの一つとして、三人称単数現在形の場合、通称三単現があります。

一般動詞を用いた三単現の分の場合、動詞の語尾にsをつけなければなりません。

He walks to school.
彼は学校へ歩いていきます。

She comes from Canada.
彼女はカナダ出身です。

三単現のsは英語に慣れてくれば来るほど忘れがちになるので注意が必要です。

現在形の否定文

現在形を否定文で用いるとき、その文の動詞がbe動詞の場合と一般動詞の場合で異なるため注意が必要です。

現在形 be動詞の否定文

be動詞を用いた文の場合、be動詞の後にnotをつけることで否定文となります。 現在形の否定文 be動詞の場合

また、is not、are notはそれぞれisn’taren’tと略すことができます。このとき、am notは略せないことに注意が必要です。

いくつかの例文で確認していきましょう。

He isn’t sick.
彼は病気ではありません。

They aren’t students.
彼らは学生ではありません。

現在形 一般動詞の否定文

一般動詞を用いた文では、その文の動詞の前にdo not(三単現場合はdoes not)をつけ、後ろの動詞を原型にすることで否定文となります。

またdo not、does notはそれぞれdon’tdoesn’tと略すことができます。

現在形の否定文 一般動詞の場合

こちらも例文で確認していきましょう。

I don’t like sports.
私はスポーツが好きではありません。

He doesn’t have any brothers.
彼は兄弟が一人もいません。

現在形の疑問文

否定の時と同様に、be動詞の場合と一般動詞の場合では文の作り方が異なってきます。

こちらもそれぞれ確認していきましょう。

現在形 be動詞の疑問文

be動詞を用いた文の場合、be動詞を主語の前に出すことで疑問文となります。

現在形の疑問文 be動詞の場合

また質問に答える場合は、Yes, I am./No, I’m not.のように答えます。

例文を見ていきましょう。

“Is he sick?” “Yes, he is.”
「彼は病気ですか?」「はい、そうです。」

“Are they high school students?” “No, they aren’t”
「彼らは高校生ですか?」「いいえ、違います。」

現在形 一般動詞の疑問文

一般動詞を用いる場合は、主語の前にDo(三単現の場合はDoes)をつけることで疑問文になります。なお、否定文と同じで後ろの一般動詞は原型になることに注意しましょう。 現在形の疑問文 一般動詞の場合

また、この疑問文に対しての返答は、Yes, he does./No, he doesn’t.のようになります。

以下、例文です。

“Do you like sushi?” “Yes, I do.”
「あなたは寿司が好きですか?」「はい、好きです。」

“Does she know me?” “No, she doesn’t.”
「彼女は私のことを知っていますか?」「いいえ、知りません。」

【発展】 時と条件を表す副詞節

現在形をマスターするうえで覚えておかなければならないことがもう一つあります。

それは、時と条件を表す副詞節の中では現在形を使うということです。

この理由については、話し手の気持ちになって想像してみてください。

たとえ未来のことについて話していても、時や条件は話し手の頭の中では実際に起こっていることになるのです。

だから時と条件を表す副詞節の中では、未来を表していても現在形を用います。

例文で実例を確認しておきましょう。

If it rains, take in the laundry.
雨が降ったら、洗濯物を取り込んでおいて。

When I get home, I will study English.
家に帰ったら、英語の勉強をする。

日本語訳だけ見ると未来形を使いそうに見える文でも、時と条件を表す副詞節だと現在形になっていることがわかりますね。

【大学受験英語対策】練習問題

最後に、現在形のいくつかの問題を解いてみましょう。

問題

次のカッコ内の動詞の原型を文法的に正しくなるように変形させなさい。

  1. He (be) a student.

  2. She (walk) to the station.

次の文を疑問文に変形させなさい。

  1. They come from Nagoya.

  2. She loves math.

解答

次のカッコ内の動詞の原型を文法的に正しくなるように変形させなさい。

  1. He is a student.
    彼は学生です。

  2. She walks to the station.
    彼女は駅へ歩いていきます。

次の文を疑問文に変形させなさい。

  1. Do they come from Nagoya?
    彼らは名古屋出身ですか?

  2. Does she love math?
    彼女は数学を愛していますか?

現在形は英文法で一最初に学ぶ基礎の部分です。

基礎の力なくして英文を読むことはできませんので、しっかりおさえましょう。

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