英語の平叙文｜疑問文・命令文・感嘆文との違いと見分け方から肯定・否定の作り方まで解説

平叙文とは、ただ単に相手に情報や意思を伝える文のことです。英語の文章のうちのほとんどがこの平叙文に当たります。

平叙文は、基本的に主語で始まり、文末には必ず “.”（ピリオド・終止符） が置かれます。

以下が平叙文の簡単な例です。

肯定文と否定文はどちらも平叙文

「平叙文＝肯定文」と勘違いしている方も多いのですが、平叙文の中には肯定文も否定文も含まれます。

4種類の文の分け方と肯定文・否定文の分け方は別の分類で、4種類の文それぞれの中に肯定文・否定文が存在します。

複雑な形の平叙文もある

接続詞などで2文以上が繋がり、複雑な形になる平叙文も存在します。次の例を見てください。

このような長い一文を読むときは、要素に分解して主語と述語をしっかりと掴みながら読むと良いでしょう。

疑問文

疑問文とは、物事を相手に尋ねたり依頼したりするときに用いる文のことです。一般疑問文（Yes/No 疑問文）・疑問詞疑問文・選択疑問文などがあり、詳しくはこちらの記事で解説しています。

疑問文とは｜作り方や答え方・疑問詞の一覧や英会話でのポイントまで例文付きで解説

疑問文は、基本的に be動詞や助動詞、疑問詞などで始まり、文末には必ず “?”（クエスチョンマーク・疑問符） が置かれます。

平叙文との見分けは文頭・文末でできるので簡単です。

命令文

命令文とは、相手に命令をしたり行動を求めたりするときに用いる文のことです。相手に直接話しかけるため、通常は主語を使いません。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

命令文｜英語で「〜しなさい」の作り方・使い方から否定や提案の形までまとめて解説

命令文は、基本的に動詞の原型で始まり、文末にはたいてい “.”（ピリオド・終止符） か “!”（エクスクラメーションマーク・感嘆符） が置かれます。

Please を使うことで丁寧な依頼の表現ができる他、Don’t を使うことで否定の命令も可能です。

平叙文との見分けは文頭でできるので簡単です。

感嘆文

感嘆文とは、感動・驚き・喜びなどの感情を強調して表現するときに用いる文のことです。How で始まるものと What で始まるものがあります。How は形容詞や副詞に、What は名詞に対して使われます。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

英語の感嘆文とは｜作り方からHowとWhatの違い・使い分けまで例文付きで解説

前述のように感嘆文は、基本的に How や What で始まり、文末には必ず “!”（エクスクラメーションマーク・感嘆符） が置かれます。

平叙文との見分けは文頭・文末でできるので簡単です。

How型感嘆文

How型感嘆文は〈How＋形容詞[副詞]（＋主語＋動詞）＋!〉 という形になります。

What型感嘆文

What型感嘆文は〈What＋（a/an）＋形容詞＋名詞（＋主語＋動詞）＋!〉という形になります。

ここでは、平叙文を動詞の種類ごとに見ていきましょう。

be動詞

例文はbe動詞の平叙文の肯定文と否定文です。

be動詞の否定文では、not を直接be動詞の後ろにつけ〈be動詞＋not〉の形を作ります。

また、以下の表のような短縮形が用いられる場合も多くあります。

am not だけは短縮されず、そのままの形で使われます。

一般動詞

例文は一般動詞の平叙文の肯定文と否定文です。

一般動詞の否定文では、助動詞do（またはその変化型）に not をつけ〈do＋not〉の形を作ります。

また、以下の表のような短縮形が用いられる場合も多くあります。

助動詞

助動詞（will, can, haveなど）の否定文では、助動詞の後ろに not を直接つけ〈助動詞＋not〉の形を作ります。

主な短縮形については、以下の表にまとめました。

may not と might not は短縮されず、そのままの形で使われます。

練習問題で定着度を確認しましょう。