(1)は不等式を関数としてみてみるといいかと思います。
(1+x)a≦y(1+xa) →(1+xa)(1+x)a=y=f(x)
上記の関数についてみていきます。
まず概形を知りたいので微分
f′(x)=(1+xa)2a(1+x)a−1(1+xa−xa−1−xa)=(1+xa)2a(1+x)a−1(1−xa−1)
f′(x)=0のとき、x≧0より、x=1
また,0≦x≦1で単調増加、1≦x で単調減少
さらに、 x→∞limf(x)=1 もわかります
これでグラフの概形が描けるので、下図のようになります。
そしてここから分かるのが、f(1)で最大値2a−1をとるということであり、その値こそがKの最小値とつながります。y,(K)=2a−1であれば、すべてのx,(t)において目標の不等式が成立すると思います。
よって、
(1) K=2a−1
(2)は結果を利用するだけの作業ですね。
被積分関数を例の不等式に入れてみると
(1+51+sinx)10<29(1+(1+sinx)2)=29(2+2sinx+sin2x)
したがって、これを積分してもこの関係は同じなので、
∫0π(1+51+sinx)10dx<∫0π29(2+2sinx+sin2x)dx
右辺を求めてあげると、(右辺)=512(4+2.5π)また、円周率の不等式
π<3.15も利用し、
(与式)<512(4+2.5π)<6080
したがって、命題は示されました。ぴったしの値で不等式の証明ができました
なにか不備など諸々あればお願いします🙇
質問者からのお礼コメント
大変助かりました