前者の解き方は、
I=∫02πcos2x1dx=∫02π1−sin22xcos2xdx=21∫02π(1+sin2xcos2x+1−sin2xcos2x)dx=[log1−sin2x1+sin2x]02π=log2−12+1=2log(2+1)
となります。t=sin2x とおいた方が分かりやすいと思います。
後者の解き方は、t=tan4x とおくと、
cos2x=1+t21−t2 , dx=1+t24dt , xt00→→2π2−1
より、
I=∫02πcos2x1dx=∫02−11−t24dt=2∫02−1(1+t1+1−t1)dt=[log1−t1+t]02−1=2log(2+1)
となります。
普通の場合と分母が違うため dx=1+t24dt であることに要注意です。あとは頑張って計算しましょう。
ワイエルシュトラス置換は大学数学ではたまに出てきますが、高校数学の範囲でこの置換を使わないと解けない問題に遭遇したことはありません(または問題文でこの置換が与えられるかのどちらか)。
前者の方法で解くことを推奨しますが、別の解き方で答えを求めようとする姿勢は素晴らしいと思います。
質問者からのお礼コメント
大変助かりました。
半角の公式を誤って適用し、積分範囲が0→2−1にならなかったのが原因だとわかりました。
ご回答いただきありがとうございました。