英語の句と節とは|共通点と相違点から名詞・副詞・形容詞の役割としての使い方も解説

更新日時 2021/12/01

英語を学習する上で必ず耳にするであろう文の構成要素、語・句・節。

しかし、特に2語以上のまとまりである句と節に関しては混同して正しく理解できていない方も多いのではないでしょうか。

この記事ではそんな句と節について共通点や相違点に加え、それぞれの種類と使い方まで例文つきで解説しています。

目次
  • 句と節の違い

  • 句の種類と使い方

  • 節の種類と使い方

  • 【大学受験英語対策】練習問題

句と節の違い

【確認】そもそも句や節をつくる「語」とは

句と節を理解するために、まずはより基本的な概念である「語」について確認しましょう。語は単語とも呼ばれ、文を構成する最小単位で、名詞・形容詞・副詞などに関わらず全てを総称したものです。

(1) I have a pen.
私はペンを持っています。

この例文の場合 I, have, a, pen の全てがそれぞれです。

語が集まって句や節を作り、それがさらに集まって文を構成しています。

句と節の違いは〈主語+動詞〉の有無

句と節はどちらも2つ以上の語によって構成されて意味を成すかたまりであり、どちらも文の中で名詞・形容詞・副詞と同じような役割をする点で共通しています。

それに対して、句と節の明確な違いは〈主語+動詞〉の構造を含むかどうかです。〈主語+動詞〉の構造を含まないものを句含むものを節といいます。

(2) I will call you before noon.【副詞句】
お昼前にあなたに電話します。

(3) I will call you before I leave.【副詞節】
私が去る前にあなたに電話します。

(2)は〈主語+動詞〉の構造を含まないので句、(3)は〈I+leave〉が〈主語+動詞〉の構造になっているので節です。

句の種類と使い方

句は文章中でどのような役割を担うかによって、名詞句・形容詞句・副詞句の3つに分類されます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

名詞句

名詞句は文中で名詞の働きをするかたまりのうち、〈主語+動詞〉の構造を含まないもののことです。文の中で主語・補語・目的語・前置詞の目的語になります。

名詞句には

  • 冠詞+名詞
  • 形容詞+名詞
  • 不定詞の名詞的用法
  • 動名詞
  • 形容詞(句・節)を伴う名詞や代名詞

があります。

(4) The boy is Tom.
その男はトムです。

(5) This is the oldest building in Japan.
これは日本で最も古い建物です。

(6) She wants to visit Italy.
彼女はイタリアを訪れたいと思っている。

(7) Listening to music is very fun.
音楽鑑賞はとても楽しい。

(8) The girl running over there is my sister.
あそこを走っているのが私の妹です。

(4)の例文は〈冠詞+名詞〉の形が主語になっています。

(5)の例文は〈形容詞+名詞〉の形が補語になっています。

(6)の例文は〈不定詞の名詞的用法〉の形が目的語になっています。

(7)の例文は〈動名詞〉の形が主語になっています。

(8)の例文は〈形容詞句を伴う名詞〉の形が主語になっています。ここで出てきた形容詞句に関しては次の見出しで説明しています。

(6)で出てきた「不定詞の名詞的用法」について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

形容詞句

形容詞句は文中で形容詞の働きをするかたまりのうち、〈主語+動詞〉の構造を含まないもののことです。文の中で名詞・代名詞を後ろから修飾します。

形容詞句には

  • 前置詞+名詞
  • 不定詞の形容詞的用法
  • 分詞

があります。

(9) The girl in the park plays soccer.
公園にいる少女はサッカーをする。

(10) I have a lot of things to do.
私はやるべきことがたくさんある。

(11) I read a story written in English.
私は英語で書かれた物語を読んだ。

(9)の例文は〈前置詞+名詞〉が The girl を修飾しています。

(10)の例文は〈不定詞の形容詞的用法〉が a lot of things を修飾しています。

(11)の例文は〈分詞〉が a story を修飾しています。

「不定詞の形容詞的用法」と「分詞」について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

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副詞句

副詞句は文中で副詞の働きをするかたまりのうち、〈主語+動詞〉の構造を含まないもののことです。文の中で動詞などを修飾します。

副詞句には

  • 前置詞+名詞
  • 不定詞の副詞的用法
  • 分詞構文

があります。

(12) We had dinner at the restaurant.
私たちはそのレストランでディナーをした。

(13) I went to the beach to swim.
私は泳ぐためにビーチに行った。

(14) Seeing a police officer, she ran away.
警察官を見て、彼女は逃走した。

(9)の例文は〈前置詞+名詞〉が 文全体を修飾しています。

(10)の例文は〈不定詞の副詞的用法〉が 文全体を修飾しています。

(11)の例文は〈分詞構文〉の形で 文全体を修飾しています。

「不定詞の副詞詞的用法」と「分詞構文」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

節の種類と使い方

節は句と同様に、文中の役割によって名詞節・形容詞節・副詞節に分類されます。

名詞節

名詞節は文中で名詞の働きをするかたまりのうち、〈主語+動詞〉の構造を含むもののことです。文の中で主語・補語・目的語・前置詞の目的語になります。

名詞節には

  • that節
  • whether [if] 節
  • 間接疑問文
  • what節

などがあります。

(12) I think that he is surprised.
私は彼が驚いていると思っています。

(13) I don’t know whether [if] John will come.
私はジョンが来るかどうか知らない。

(14) Do you know who she is?
あなたは彼女が誰か知っていますか?

(15) What is important is not to give up.
大切なことは諦めないことだ。

(12)は〈that節〉が目的語になっています。

(13)は〈whether [if] 節〉が目的語になっています。

(14)は〈whoで始まる疑問詞節〉が目的語になっています。

(15)は〈what節〉が主語になっています。

形容詞節

形容詞節は文中で形容詞の働きをするかたまりのうち、〈主語+動詞〉の構造を含むもののことです。文の中で名詞・代名詞を後ろから修飾します。

形容詞節は

  • 関係代名詞
  • 関係副詞

の2つによって作られます。

(16) The girl whom he loves is very young.
彼の愛する女の子はとても若い。

(17) This is the date when Haruki first published the book.
これがハルキが最初に本を出版した日だ。

(16)は〈関係代名詞 whom から始まる形容詞節〉が The girl を修飾しています。

(17)は〈関係副詞 when から始まる形容詞節〉が the date を修飾しています。

副詞節

副詞節は文中で副詞の働きをするかたまりのうち、〈主語+動詞〉の構造を含むもののことです。文の中で動詞などを修飾します。

副詞節は、

  • 時を表す接続詞
  • 条件を表す接続詞

の2つで作られます。

(18) When it started to snow, I was at home.
雪が降り始めたとき、私は家にいた。

(19) She ate lunch after she cleaned her room.
部屋を片付けた後、彼女はランチを食べた。

(20) Please call me if you can go.
もし行けるなら私に電話してください。

(21) Don’t go out unless it’s absolutley necessary.
もし絶対に必要な場合でないなら外出してはいけない。

(18)は〈時を表す接続詞 when から始まる副詞節〉が文全体を修飾しています。

(19)は〈時を表す接続詞 after から始まる副詞節〉が文全体を修飾しています。

(20)は〈条件を表す接続詞 if から始まる副詞節〉が文全体を修飾しています。

(21)は〈条件を表す接続詞 unless から始まる副詞節〉が文全体を修飾しています。

主節と従属節

節には主節と従属節という区分けがあります。主節は文の中心となる節で、従属節は主節を補足するために付随する節のことです。

名詞節・形容詞節・副詞節に分けられるのは従属節です。

下の例では主節従属節と色分けしています。

(22) I thinkthat she is right.【名詞節
私は彼女が正しいと思う。

(23) There’s no onewho can play the piano.【形容詞節
ピアノを弾ける人は一人もいない。

(24)If it’s fine tomorrow,we’ll go fishing.【副詞節】 
もし明日晴れたら、私たちは釣りに行く。

Tips 「等位節」

等位節とは、主節と従属節のように重要性の上下関係がない対等に繋がれた節のことです。主に等位接続詞で繋がれます。

例)you can come with us or (you can) stay here.
私たちと一緒にいてもいいし、ここにいてもいいよ。

等位接続詞についてはこちらで詳しく解説しています。

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【大学受験英語対策】練習問題

練習問題で定着度を確認しましょう。

練習問題

問1 次の文章の下線部が句か節かを答えなさい。

(1) My hobby is drawing pictures.

(2) I moved to Osaka when I was eight.

(3) We got home at eleven o’clock.

問2 次の文章を日本語に訳しなさい。

(1) I know how to play the guiter.

(2) This is the story which Kiyoshi wrote.

(3) As soon as he arrived, the doctor called his name.

解答

問1

下線部のかたまりに〈主語+動詞〉が含まれるかどうかを考える。

(1) 句(名詞句)

(2) 節(副詞節)

(3) 句(副詞句)

問2

(1) 私はギターの引き方を知っている。

(2) これはキヨシの書いた物語だ。

(3) 彼が着くとすぐに先生は彼の名を呼んだ。

語・句・節の違いは早めに覚えておかないと英語の学習上の妨げになるからここで理解してしまおう!例えば「この形容詞節が〜にかかっていて」のように解説されたときに「形容詞節」がなにか分かっていないと困ってしまうよね。

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