英語の第2文型(SVC)|意味・動詞の種類・SVOとの見分け方をわかりやすく解説

更新日時 2022/02/02

この記事では、英語文法の基礎である5文型のうちの第2文型(SVC)をテーマに、その意味や構造、使われる動詞、SVOとの見分け方などについて解説します。

目次
  • 第2文型(SVC)とは

  • SVC(第2文型)とSVO(第3文型)の違い

  • SVCで使われる動詞

  • 練習問題

第2文型(SVC)とは

第2文型(SVC)とは、端的に言うと「SはCである」「SはCになる」といった意味を表す文型のことです。

SVCの構造

第2文型(SVC)は、S(Subject=主語)、V(verb=述語動詞)、C(Complement=補語)から成ります。

SやVは日本語の主語・述語動詞と同じですが、補語は日本語にはない概念で、「主語や目的語を補って、その性質や状態を説明する語」 を意味します。

補語についての詳しい説明は、こちらの記事をご覧ください。

SVCでは、V(述語動詞)の後にC(補語)が来て、S(主語)の性質や状態を説明します。

このように主語を説明する補語を主格補語と呼びます。

SVCのポイントは、S=C(主語=補語)の関係が成り立つことです。

以下で、Cが名詞の場合、形容詞の場合の2パターンを見てみましょう。

C(補語)が名詞の場合

下の例文では、C(補語)がすべて名詞になっています。

(1) I am a high school student.
私は高校生だ。

(2) She became a teacher.
彼女は教師になった。

(3) John is a soccer player.
ジョンはサッカー選手です。

SVCのポイントであるS=Cが成り立っているか確認してみましょう。

例文(1)では、S(主語)は I (私)、C(補語)は a high school student (高校生)です。

つまり、「私=高校生」という関係が成立しています。

同様に(2)、(3)でも、「She=a teacher」、「John=a soccer player」となり、S=Cが成立しています。

C(補語)が形容詞の場合

下の例文では、C(補語)がすべて形容詞になっています。

(1) I am hungry.
私はお腹がすいている。

(2) That bird looks beautiful.
あの鳥は美しく見える。

(3) They kept quiet.
彼らは黙ったままでいた。

例文(1)では、Sは I (私)、Cは hungry (お腹がすいている)です。

つまり、「I=hungry」となり、S=Cが成立します。

同様に(2)、(3)でも、「That bird=beautiful」「They=quiet」が成立しています。

SVC(第2文型)とSVO(第3文型)の違い

SVCと似た文型に、SVO(第3文型) があります。

SVOは、S(Subject=主語)、V(verb=述語動詞)、O(Object=目的語)から成り、「SはOをVする」という意味を表します。

SVO(第3文型)について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

SVO(第3文型)の特徴

まず、SVOの例文を見てください。大文字になっているのは、すべてO(目的語)です。

(1) I love you.
私はあなたを愛している。

(2) He bought a book.
彼は本を買った。

(3) Tom wants a new smartphone.
トムは新しいスマートフォンが欲しい。

このようにSVOでは、V(述語動詞)の後に「あなたを」「本を」「スマートフォンを」のように、「~を」(または「~に」)意味する名詞や代名詞などが来ます。このような名詞・代名詞などを目的語と呼びます。

目的語について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

次にSVCとSVOの見分け方を紹介します。

SVC(第2文型)とSVO(第3文型)の見分け方

まず次の2つの例文を見て、どちらがSVCでどちらがSVOか考えてみてください。

(1) She bought a beautiful watch.
彼女は美しい腕時計を買った。

(2) She became a beautiful woman.
彼女は美しい女性になった。

SVCとSVOを見分けるときのポイントは、

「動詞の後の単語が主語と=で結べればSVC(第2文型)、動詞の後の単語が「~を」「~に」を意味し、しかも主語と=で結べなければSVO(第3文型)」です。

(1)では、「a beautiful watch」は「美しい時計を」を意味し、「She」と「a beautiful watch」は=で結べません。→ したがって、(1)はSVO。

(2)では、「She」と「a beautiful woman」を=で結べます。→ したがって、(2)はSVC。

SVCで使われる動詞

SVCで使われる動詞は、主に 「状態を表す動詞」「変化を表す動詞」「感覚を表す動詞」「外見や様子を表す動詞」 の4種類です。それぞれ例文とともに見ていきましょう。

状態を表す動詞

動詞 意味
be動詞 ~である
remain ~のままである
stay ~のままでいる
keep ~のままでいる
lie ~の状態にある

(1) I am a student.
私は学生だ。

(2) He remains seated.
彼は座ったままでいる。

(3) She stays young.
彼女は若いままだ。

(4) Tom kept silent.
トムは黙ったままだった。

(5) He lay awake .
彼は起きたままでいた。

変化を表す動詞

動詞 意味
become ~になる
get ~になる
turn (色などが)~に変わる
go (悪い状態)になる
come (良い状態)になる
fall (急に)~になる

(1) I became a doctor.
私は医者になった。

(2) The puppy got bigger.
その子犬は大きくなった。

(3) The leaves turned red.
葉が赤くなった。

(4) The apple went bad.
そのリンゴは悪くなった。=腐った。

(5) My dream will come true.
私の夢は叶うだろう。

(6) He fell asleep at 2 am.
彼は午前2時に眠りに落ちた。

感覚を表す動詞

動詞 意味
feel ~の感じがする
taste ~の味がする
smell ~のにおいがする
sound ~に聞こえる

(1) I feel bad.
私は気分が悪い。

(2) This pancake tastes good.
このパンケーキは美味しい。

(3) This flower smells strange.
この花は奇妙な香りがする。

(4) That sounds nice!
それは良いですね!

外見や様子を表す動詞

動詞 意味
seem ~のように見える
look ~のように見える
appear ~のように見える

(1) He seems honest.
彼は正直そうに見える。

(2) They look happy.
彼らは幸せそうに見える。

(3) She appers shy.
彼女は恥ずかしがり屋に見える。

練習問題

練習問題で定着度を確認しましょう。

練習問題

問1 次の文中から補語に当たる部分を指摘せよ。

a. I am lazy.
b. You are a smart student.
c. Mary seems mad.

問2 次の文のうち、第2文型をとっているものを全て選べ。

a. Your clothes look cool.
b. Tom has wonderful soccer skills.
c. She wants some coffee.
d. This book seems very difficult.
e. At last, my dream came true.

問3 
(1) 次の()に入る選択肢を選べ。

Alex () sad when I told him the story.

a. looked at
b. seems
c. appeared
d. sounded

(2)次の()に入らない選択肢を選べ。

Bob likes this coffee brand because it () wonderful.

a. tastes
b. smells
c. sounds

解答

問1

a. I am lazy.
私は怠惰だ。

b. You are a smart student.
君は賢い生徒だ。

c. Mary seems mad.
メアリーはひどく怒っているように見える。

問2

adeが第2文型。

aでは、外見や様子を表す動詞「look」が使われ、「Your clothes=cool」となり、SVCの特徴である「S=C」が成り立っている。

dでは、外見や様子を表す動詞「seem」が使われ、「This book=very difficult」が成り立っている。

eでは、変化を表す動詞「come」が使われ、「my dream=true」が成り立っている。

問3
(1) cが正解。
a.「looked at」の後に形容詞は来ない、また意味も通らない。
b. 一見正解に見えるが、動詞が現在形になっているので不正解。「seemed」なら正解。
d. 意味が通らないので不正解。

(2) cが正解。
a、b、cともに感覚を表す動詞である。aとbは意味が通るが、cは意味が通らないので、()に入らない選択肢はc。

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