英語の第2文型(SVC)|意味・動詞の種類・SVOとの見分け方をわかりやすく解説

更新日時 2021/09/21

この記事では、英語学習で基本となる文型のうちSVC、つまり第2文型とは何か、使い方、他の文型との違いについても説明していきます。

目次
  • SVC(第2文型)とは

  • SVC(第2文型)とSVO(第3文型)の違い

  • SVCで使う動詞

  • 【大学受験対策】練習問題

SVC(第2文型)とは

SVCとは、端的に言うと「SはCである」「SはCになる」といった意味を作る文型のことです。

文型とは、英語における文を構成する単語の並べ方のルールです。

英語の5文型についてまだ学習していない方は、以下の記事を先に読んで頂くとスムーズです。

SVCの構造

SVCは第2文型と呼ばれ、S(Subject=主語)、V(verb=動詞=述語)、C(Complement=補語)から成ります。

SやVは日本語の主語・述語と同じですが、補語は聞き慣れない方も多いと思います。補語とは「主語や目的語の情報を説明する語」です。

こちらの記事で補語について説明してあるので参考にしてください。

SVCでは、V(動詞)の後にC(補語)が来ます。ここで補語は、S(主語)が何であるかやその状態を説明します。

このように主語を説明する補語を主格補語と言います。

SVCのポイントは、S=C(主語=補語)が成り立つことです。

以下で、Cが名詞と形容詞の場合の2パターンを見ていきましょう。

C(補語)が名詞の場合

ここではCが名詞の場合を見てみましょう。

(1)I am a highschool student.
私は高校生です。

(2)She became a teacher.
彼女は先生になりました。

(3)John is a soccer player.
ジョンはサッカー選手です。

これらの例文は全て、太文字になっているC(補語)が名詞です。

SVCのポイントであるS=Cが成り立っているか確認してみましょう。

例文(1)をみてみると、S(主語)は I (私)、C(補語)は a highschool student (高校生)です。

つまり、「私=高校生」となって文の意味も通り、S=Cが成り立っています。

同様に(2)、(3)でも、「She=a teacher」、「John=a soccer player」となり、S=Cが成り立っています。

C(補語)が形容詞の場合

次にCが形容詞の場合を見てみましょう。

(1)I am hungry.
私はお腹がすいています。

(2)That bird looks beautiful.
あの鳥は美しく見えます。

(3)They keep quiet.
彼らは黙っています。

これらの例文は全て、太文字になっているC(補語)が形容詞です。

ここでもS=Cが成り立っているか確認しましょう。

例文(1)では、Sは I (私)、Cは hungry (お腹がすいている)です。

「私=お腹がすいている」で意味が通り、I=hungryとなってS=Cが成り立っています。

ここでは同様に(2)、(3)でS=Cが成り立っているかを、自分で確認してみてください。

SVC(第2文型)とSVO(第3文型)の違い

SVCに似た文型に、SVO(第3文型) があります。

SVOは、S(Subject=主語)、V(verb=動詞=述語)、O(Object=目的語)から成ります。

SVOでは、V(動詞)の後にO(目的語)が来て、「SはOを~する」という意味になります。

SVO(第3文型)について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

SVO(第3文型)の特徴

ここで、SVOの例文を見て、SVCとどう違うのか確認してみましょう。

(1)I love you.
私はあなたを愛しています。

(2)He bought a book.
彼は本を買いました。

(3)Tom wants a new smartphone.
トムは新しいスマートフォンが欲しいです。

これらの例文は全て、太文字になっているのが目的語です。

例文(1)を見てみると、Sは I (私)、Vは love (愛する)、Oは you (あなた)です。ここで you は love という動詞の目的語になり、「私はあなたを愛している」という意味になります。

同様に(2)、(3)でSVOの構造を自分で確認してみてください。

SVCでは、動詞の後にC(補語)が来ていましたが、SVOでは動詞の後にO(目的語)が来ていることが分かったと思います。

次にSVCとSVOの見分け方を紹介します。

SVC(第2文型)とSVO(第3文型)の見分け方

SVCとSVOの見分け方を紹介します。 まず次の二つの例文を見て、どちらがSVCでどちらがSVOか考えてみてください。

(1)She bought a beautiful cup.
彼女は美しいコップを買った。

(2)She is a beautiful woman.
彼女は美しい女性だ。

考えてみましたか?

答えは、(1)がSVOで(2)がSVCです。

二つを見分けるときのポイントを端的に言うと、

「主語と動詞の後の単語を=で結ぶことができれば第2文型、=で結べずに動詞の目的語になっていれば第3文型」です。

これに沿って(1)(2)を見分けてみましょう。 (1)では、主語は「She」、動詞は「bought」、動詞の後の単語は「a beautiful cup」です。

主語と、動詞の後の単語は=で結べるでしょうか?「She=a beautiful cup」つまり、「彼女は美しいコップです」となり、=で結べません。

つまり、S=CというSVC(第2文型)の法則が成り立たず、「a beautiful cup」は「bought」の目的語となっていると分かり、(1)はSVO(第3文型)だと分かります。

次に(2)では、主語は「She」、動詞は「is」、動詞の後の単語は「a beautiful woman」です。

主語と動詞の後の単語を結んでみると、「She=a beautiful woman」となり、意味が通ります。つまりこれは、S=Cが成り立っており、SVC(第2文型)だと分かります。

SVCで使う動詞

SVCではどのような動詞を使うのでしょうか?

SVCで使う動詞は大きく分けて4つになります。「状態を表す動詞」「変化を表す動詞」「感覚を表す動詞」「外見や様子を表す動詞」 です。例文とともに、それぞれ見ていきましょう。

状態を表す

どのような状態かを表す動詞です。

動詞 SVCで使われる時の意味
be動詞 ~である
remain ~のままである
stay ~のままでいる
keep ~のままである
lie ~の状態にある

(1)I am a student.
私は生徒です。

(2)He remains seated.
彼は座ったままでいます。

(3)She stays young.
彼女は若いままです。

(4)Tom kept silent.
トムは黙ったままです。

(5)He lies still.
彼はじっと横になっています。

変化を表す

状態の変化を表す動詞です。

動詞 SVCで使われる時の意味
become ~になる
get ~になる
turn (色などが)~に変わる
go (悪い状態)~になる
come (良い状態)~になる
fall (急に)~になる

(1)I became a doctor.
私は医者になりました。

(2)The puppy got bigger.
その子犬は大きくなりました。

(3)The leaves turned red.
葉は赤色になりました。

(4)The apple went bad.
そのリンゴは悪くなりました。=腐りました。

(5)My dream will come true.
私の夢は叶うでしょう。

(6)He fell asleep at 2 am.
彼は午前2時に眠りに落ちました。

感覚を表す

どのような感じがする、といった感覚を表す動詞です。

動詞 SVCで使われる時の意味
feel ~の感じがする
taste ~の味がする
smell ~のにおいがする
sound ~に聞こえる

(1)I feel bad.
気分が悪いです。

(2)This pancake tastes good.
このパンケーキは美味しいです。

(3)This flower smells great.
この花は素晴らしい香りがします。

(4)It sounds nice!
それは良いですね!

外見や様子を表す

~のようだといった、外見や様子を表す動詞です。

動詞 SVCで使われる時の意味
seem ~に思える
look ~に見える
appear ~に見える

(1)My father seems angry.
父は怒っているように思えます。

(2)They look happy.
彼らは幸せそうに見えます。

(3)She appers very shy.
彼女は恥ずかしがり屋に見えます。

【大学受験対策】練習問題

練習問題で定着度を確認しましょう。

練習問題

問1 次の文中から補語にあたる部分を指摘せよ。

a. I am lazy.
b. You are a smart student.
c. Mary seems mad.

問2 次の文のうち、第2文型をとっているものを全て選べ。

a. Your clothes look cool.
b. Tom has wonderful soccer skills.
c. She wants some coffee.
d. The book seems very difficult.
e. At last, my dream comes true.

問3 
(1) 次の()に入る選択肢を選べ。

Alex () sad when I told the story.

a. looked at
b. seems
c. appeared
d. sounded

(2)次の()に入らない選択肢を選べ。

Bob likes the coffee because it () wonderful.

a. tastes
b. smells
c. sounds

解答

問1

a. I am lazy.
私は怠惰だ。

「I=lazy」となり、「lazy」が補語(形容詞)になっている。

b. You are a smart student.
君は賢い生徒だ。

「You=a smart student」となり、「a smart student」が補語(名詞)になっている。

c. Mary seems mad.
メアリーはひどく怒っているように思える。

「Mary=mad」となり、「mad」が補語(形容詞)になっている。

問2

adeが第2文型。

aでは、外見や様子を表す動詞「look」が使われ、「Your clothes=cool」となり、SVCの特徴「S=C」が成り立っている。

dでは、外見や様子を表す動詞「seem」が使われ、「The book=very difficult」となる。

eでは、変化を表す動詞「come」が使われ、「my dream=true」となる。

問3
(1)cが正解。
aは「looked at」の後に形容詞は来ない、また意味も通らない。
bは一見正解に見えるが、時制が現在形になっているので不正解。「seemed」なら正解。
dは意味が通らないので不正解。

(2)cが正解。
a、b、cともに感覚を表す動詞である。aとbは意味が通るが、cは意味が通らないので、()に入らない選択肢はc。

文型は全部で5つありますが、筆者は高校時代なかなか覚えられず、感覚で解いていました…。正直感覚でも問題は解けるのですが、なぜこれが正解なのかという裏付けをするためにも、たった5つなので皆さんちゃんと覚えましょう!英語に限らず何事も基礎が大事です。基礎がしっかりしていないと応用は解けませんよ!

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