第4文型(SVOO)|動詞の種類・to/forを使った書き換え方を例文付きで解説

更新日時 2021/09/01

この記事では、英語学習で基本となる文型のうちSVOO、つまり第4文型とは何か、SVOOの構造とその例文、第3文型への書き換えや、他の文型との見分け方についても説明していきます。

目次
  • 第4文型(SVOO)とは

  • 第4文型をとる動詞の2つのパターン(give型、buy型)

  • SVOC(第5文型)との見分け方

  • 大学受験対策問題

第4文型(SVOO)とは

第4文型(SVOO)とは、端的に言うと「SがO₁にO₂をVする」といった意味を作る文型のことです。

第4文型の構造

第4文型はSVOOの形をとり、S(Subject=主語)、V(Verb=動詞=述語)、O₁(Object=目的語)、O₂(Object=目的語)から成ります。

第4文型の特徴は、動詞の後に目的語が2つ連続してくることです。

この2つの目的語は基本的に、O₁が「人」、O₂が「物」を指します。つまり、SVOOは 「主語+動詞+人+物」 の形をとると言えます。

ここで、1つ目の目的語を間接目的語、2つ目の目的語を直接目的語と言います。

以下で例文をみながらSVOOの構造を確認しましょう。

(1)I gave Mike a present.
私はマイクにプレゼントをあげた。

(2)She bought Bob a present.
彼女はボブにプレゼントを買ってあげた。

(1)では、主語が「I」、動詞が「gave」、間接目的語(O₁)が「Mike」、直接目的語(O₂)が「a present」です。

(2)では、主語が「She」、動詞が「bought」、間接目的語(O₁)が「Bob」、直接目的語(O₂)が「a present」です。

この2つの例文は、「give」と「buy」という動詞を使っていますが、第4文型(SVOO)はこの2つの動詞の「give型」「buy型」に分けられます。

第4文型をとる動詞の2つのパターン(give型、buy型)

第4文型(SVOO)は、基本的に第3文型(SVO)で書き換えることができ、その書き換え方によって「give型」「buy型」の2つに分けることができます。

書き換え方
give型 SVO(物)+to+A(人)
buy型 SVO(物)+for+A(人)

give型

give型の動詞は、前置詞 「to」 を用いることで、第3文型SVO+to+A(人) の形に書き換えることができます。

例えば、先ほどの例文(1)を使うと、
「I gave Mike a present.」
 ↓
「I gave a present to Mike.」 となります。

ここで注意するべきことは、書き換えるときの語順です。

第4文型の間接目的語(O₁)は、SVO+to+A(人)の A(人) に当たり、直接目的語(O₂)は、SVO+to+A(人)の O(目的語) に当たります。

つまり、第4文型から第3文型に書き換えるときに、人と物の順番が入れ替わり、物→人の順番になります

この点は並び替え問題や書き換え問題で頻出なので、必ず正しい順番を覚えましょう。

give型の動詞と例文

give型の動詞は、人から人へ何か(物、知識、情報など)が渡っているときに使われます。

動詞 意味
give 与える
sell 売る
tell 話す
show 見せる
lend 貸す
send 送る
teach 教える
pass, hand 手渡す
pay 支払う

(1)He showed me his new smartphone.
彼は私に新しいスマートフォンを見せた。

(2)I paid her 1,000 yen.
私は彼女に1,000円支払った。

この2つの例文をSVO+to+A(人)の形に書き換えてみましょう。

(1)は、He showed his new smartphone to me. になります。

(2)は、I paid 1,000 yen to her. になります。

(1)では、新しいスマートフォンは彼から私に見せられているので、見せることでその情報が彼から私に渡っています。(2)では、1,000円が私から彼女に渡っています。

このように、give型では物や情報が人から人へ渡っていることが分かると思います。

buy型

buy型の動詞は、前置詞 「for」 を用いることで、第3文型SVO+for+A(人) の形に書き換えることができます。

先ほどの例文を使うと、
「She bought me a present.」
 ↓ 
「She bought a present for me.」となります。

やはりここでも、第4文型から第3文型に書き換えるときに、人と物の順番が入れ替わることに注意しましょう。

buy型の動詞と例文

buy型の動詞は、まだ人から人へ何も渡っていないときに使われます。

動詞 意味
buy 買ってやる
call 呼んでやる
find 見つけてやる
make 作ってやる
get 手に入れてやる
cook 料理してやる
choose 選んでやる
leave 残しておく
prepare 準備してやる

(1)Mike bought Emi a book.
マイクはエミに本を買ってあげた。

(2)My father cooked me breakfast.
父は私のために朝食を料理してくれた。

この2つの例文を、SVO+for+A(人)の形に書き換えてみましょう。

(1)は、Mike bought a book for Emi. になります。
(2)は、My father cooked breakfast for me. になります。

(1)では本はマイクの手元にあって、まだエミに渡っていません。(2)でも、父がつくった朝食は、作っただけでまだ私は食べていません。

このように、buy型では物や情報が人から人へ渡っていないことが分かったと思います。

例外

例外として、動詞cost(費用がかかる)とtake(時間などがかかる)は、第3文型のSVO+to/for+Aの形に書き換えられません。

(1)It cost me 10,000 yen.
それは10,000円かかった。

(2)The class took us 50 minutes.
その授業は50分かかった。

第4文型と第3文型の使い分け

ここまで説明したように、基本的に第4文型SVOOは第3文型SVO+to/for+Aの形に書き換えられます。

この2つの使い分けは、文に出てくる情報の新しさや、語句の長さによって自然な方を選びます。以下でSVOOとSVO+to/for+Aの使い分けを2パターン紹介します。

英語では新しい情報が後に来る

第4文型や第3文型に限らず、英語では相手が既に知っている情報や共通認識されている古い情報は先に、相手がまだ知らず、重要視される新しい情報は後に来ます。

そのため、情報の新しさによって順番を変えるためにSVOOとSVO+to/for+Aを使い分けます。

第4文型 SVOO
(1)I bought Mike a present.
私はマイクにプレゼントを買った。

第3文型 SVO+to/for+A
(2)I bought a present for Mike.
私はプレゼントをマイクのために買った。

例文(1)では、SVOOの形が使われていて、「a present」が後に来ています。後に来るのは新しい情報なので、この文ではマイクに何を買ったかに重点が置かれています。

例文(2)では、SVO+to/for+Aの形が使われていて、「for Mike」が後に来ています。この文では、プレゼントを誰のために買ったのかに重点が置かれています。

また、人を表すときに代名詞を使う場合は第4文型SVOOを使います。代名詞は既に出ている人の名前を示すので、情報としては古いです。

古い情報は先に置くので、代名詞をSVOOのO₁(間接目的語)として使うために第4文型を選択します。

I gave him a book.
私は彼に本をあげた。

長い語句は文の後ろに来る

英語では、長い語句は文の後ろに置くことが多いです。

I gave my brother and sister cookies.
 ↓
I gave cookies to my brother and sister.

このように、長い語句を使うときは文の後ろに持っていくために、適切な文型を選びます。

SVOC(第5文型)との見分け方

第4文型SVOOに似た文型に、第5文型SVOCがあります。SVOCについては以下の記事で解説しています。

第4文型SVOOと第5文型SVOCの見分け方は、動詞の後に続く語句を=関係で結ぶことができるかどうかです。

SVOOではO₁≠O₂となり、動詞Vの後の語句を=関係で結ぶことができません。

一方SVOCでは、動詞の後の語句が=関係で結ぶことができ、O=Cの関係が成り立ちます。

SVOOの場合
(1)I call him a Taxi.
私は彼にタクシーを呼んでやる。

SVOCの場合
(2)I call him Mick.
私は彼をミックと呼んでいる。

(1)では「him(彼)≠Taxi(タクシー)」で、彼はタクシーではないのでSVOOと分かります。

(2)では「him(彼)=Mick(ミック)」で、彼をミックという名で呼んでいるので=関係で結ぶことがSVOCだと分かります。

大学受験対策問題

練習問題を解いて定着度を確認しましょう。

練習問題

問1 次の単語を並び替えて意味の通る文章を作りなさい。

(1) found / a / her / he / watch / nice / .

(2) lie / a / told / she / sister / her / .

(3) will / a / he / Mike / present / give / .

(4) to / Mike / I / chocolate / gave / .

(5) make / for / I / coffee / will / Sally / .

問2 次の第4文型の文章を第3文型で前置詞を伴う形に書き換えなさい。

(1) Bob bought his girlfriend nice clothes.

(2) I will make my family dinner.

(3) You must pay me 1,000 yen.

(4) I taught my brother math yesterday.

解答

問1

(1) He found her a nice watch.
 彼は彼女のために良い時計を見つけた。
 (解説)
ここで主語になるのは主格のheである。よってherは第4文型SVOOのO₁(間接目的語)になり、動詞はfindの過去系found、O₂(直接目的語)はa nice watchで、この順番になる。

(2) She told her sister a lie.
 彼女は姉(妹)に嘘をついた。
 (解説)
ここで主語になれるのは主格のsheであり、her sisterがSVOOのO₁(間接目的語)になり、told a lieを組み込んでこの順番になる。

(3) He will give Mike a present.
 彼はマイクにプレゼントを渡すつもりだ。
 (解説)
heは主格で目的語にはなれないので主語がheだと分かり、Mikeが間接目的語になる。will give a presentに主語heと間接目的語Mikeを組み込んでSVOOの形にすると、この順番になる。

(4) I gave chocolate to Mike.
 私はマイクにチョコレートをあげた。
 (解説)
Iは主格で目的語になれないので主語はIだと分かる。また、toがあるが動詞は一つしかないのでこのtoは不定詞ではなく前置詞だと分かる。そのため、gave chocolateの対象であるとわかり、to Mikeになる。よって第3文型この順番になる。

(5) I will make coffee for Sally.
 私はサリーのためにコーヒーを作るつもりだ。
 (解説)
Iは主格で目的語になれないので主語はIだと分かる。また、forがあり、make coffeeの対象を表すのでfor Sallyとなる。よって第3文型のこの順番になる。

問2

(1) Bob bought nice clothes for his girlfriend.
 ボブは彼の彼女のために素敵な服を買った。
 (解説)
動詞「bought」はまだ物や情報が相手に渡っていないためbuy型の動詞とわかる。buy型の動詞を第3文型で書き換えるときは前置詞forを使う。

(2) I will make dinner for my family.
 私は家族に夕食を作るつもりだ。
 (解説)
動詞「make」はまだ物や情報が相手に渡っていないためbuy型の動詞と分かる。そのため(1)と同様forを使う。

(3) You must pay 1,000 yen to me.
 あなたは私に1,000円払わなくてはいけない。
 (解説)
動詞「pay」はお金が相手に渡るという意味を持つのでgive型の動詞である。give型の動詞では前置詞toを使う。

(4) I taught math to my brother yesterday.
 私は昨日弟に数学を教えた。
 (解説)
動詞teachの過去系「taught」は、教えることで知識や情報が相手に渡るのでgive型の動詞だと分かる。(3)と同様にtoを使う。

第4文型では目的語が連続して2つ並ぶので、少し違和感を覚えるかもしれません。長文の中で出てきたり、目的語がとても長い場合、文章の意味をとらえることが難しくなります。しかし、第4文型をマスターしていれば、文章の構造を把握してこれは第4文型だと判断できるため長文を読んでいるときに途中で止まったりすることが少なくなります。 文型は全部でたったの5つです!基礎は応用に活きてくるので必ずマスターしましょう!

人気記事