to不定詞の名詞的用法とは|3つのパターンと他の用法との見分け方も例文つきで解説

更新日時 2021/10/26

英語の重要な文法事項の一つに、to不定詞というものがあります。

不定詞とは動詞の原形の前に「to」をつけることで「〜する」という動詞を元に、名詞・形容詞・副詞などの役割をすることができる句を作ることができるものです。

この記事では、そんな不定詞の用法の一つである名詞的用法とは何か、他の用法との違い・見分け方についても説明していきます。

to不定詞の形容詞的用法、副詞的用法については以下の記事で解説しています。

目次
  • to不定詞の名詞的用法とは

  • 主語(S)になる場合

  • 目的語(O)になる場合

  • 補語(C)になる場合

  • to不定詞の見分け方

  • 疑問詞+to不定詞

  • 【大学受験英語対策】練習問題

to不定詞の名詞的用法とは

to不定詞の名詞的用法とは、端的に言うと〈to+動詞の原形〉の形を名詞として扱うことです。

名詞は英語の文中で主語・目的語・補語になる

英語では名詞は原則、主語(S)・目的語(O)・補語(C)になります。そのため、to不定詞の名詞的用法もこれらのS・O・Cになることがほとんどです。

以下で実例を見ていきます。

主語(S)になる場合

to不定詞の名詞的用法は、文頭に置かれたりすることで主語(S)の役割をすることができます。

(1) To leaen English is interesting.
英語を学ぶことはおもしろいです。

(2) To exercise regularly is important.
定期的に運動することは大切だ。

(3) It is important to exercise regularly.
定期的に運動することは大切だ。

(1)(2)の例文のように、<to+動詞の原形(+目的語や補語)>という形で主語の働きをすることができます。

実際に英語を使用するときにはto不定詞を主語にすることは避けられることが多く、(3)の例文のように、形式主語の「it」を使うほうが自然な用法になります。この場合、「it」は、<to+動詞の原形(+目的語や補語)の>内容を意味することになります。

目的語(O)になる場合

to不定詞の名詞的用法は文中で動詞の目的語(O)の役割ができます。

(1) I want to be a pilot.
私はパイロットになりたい。

(2) I like to play baseball.
私は野球をすることが好きです。

上の例文の他に、to不定詞を目的語に取ることができる動詞をいくつか紹介します

to不定詞を目的語にとる主な動詞

英語 日本語
would like to V(動詞の原形) 〜したい(want to より丁寧な表現)
need to V 〜する必要がある
try to V 〜してみる
plan to V 〜する計画をする
tend to V 〜する傾向にある
refuse to V 〜することを断る
agree to V 〜することに同意する
promise to V 〜すると誓う
expect to V 〜することを期待する
decide to V 〜しようと決める
manage to V なんとか〜する
wish to V 〜したいと願う

補語(C)になる場合

to不定詞の名詞的用法は文中で補語(C)の役割ができます。

(1) My dream is to be a basketball player.
私の夢はバスケットボール選手になることです。

(2) The best way is to keep trying.
最も良い方法は挑戦し続けることです。

補語は一般に主語や目的語の情報を説明する語 と説明されます。上の例文1では、My dream(夢)とは to be a basketball player(バスケットボール選手になること)という説明になっています。

to不定詞の見分け方

副詞的用法・形容詞的用法と見分ける方法

to不定詞の名詞的用法を副詞的用法・形容詞的用法と見分ける方法は簡単です。

具体的な方法は、それぞれ「品詞」が異なるため、to不定詞がどの品詞の役割を果たしているかに着目して判断することです。

実際に例題を通して見てみましょう。

例題

次の文中の下線部がそれぞれ「名詞的用法」「副詞的用法」「形容詞的用法」のうちどれを果たしているかを答えなさい。

(1) Luckily, he had friends to help him.

(2) It is dangerous for children to stay here.

(3) I’m glad to see you.

解答

(1) 形容詞的用法。下線部は「friends」という名詞を後ろから修飾する形容詞の役割をしている。

(2) 名詞的用法。下線部は意味上の主語「it」で置き換えられている名詞の役割をしている。

(3) 副詞的用法。下線部は感情(glad)の原因を表した副詞の役割をしている。

to不定詞の名詞的用法の中で見分ける方法

to不定詞の名詞的用法の主語・目的語・補語で見分ける方法も簡単です。

それは、それぞれが違う成分として文中に存在するからです。そのため、to不定詞が文中でどの成分になっているのかに着目すれば見分けることは難しくありません。

実際に例題を通して見てみましょう。

例題

例:I planned to go abroad this summer.

次のうち、下線部が上の例文と同じ役割をしているものを選びなさい

(1) I would lilke to watch this film.

(2) It is easy to get there.

(3) My hobby is to watch soccer.

解答

解答は (1) です。

例文はto不定詞の名詞的用法のうち、目的語として使われているものです。

2は主語の役割をしていて、形式主語の「it」で置き換えられています。3は補語の役割をしていて、My hobby とは to watch soccer であるとなっています。

疑問詞+to不定詞

<疑問詞+to不定詞>で名詞節として使われることがあります。

厳密にはこのto不定詞自体は疑問詞を修飾しているため「形容詞的用法」になりますが、全体で名詞節として使われるため、ここでも紹介しておきます。

(1) He knows how to use this.
彼はこれをどう使うのか知っています。

(2) I don’t know what to do.
私は何をしたらいいかわからないです。

疑問詞+to不定詞の形でよく使われる疑問詞

英語 日本語
what to V(動詞の原形) 何を〜するか
how to V 〜する方法・どう〜するか
where to V 〜する場所・どこで〜するか
when to V 〜するとき・いつ〜するか
which to V(主に which one to V)のように名詞とともに使われる どれを〜するか
whether to V(主に whether to V1 or V2)の形で使われる。) 〜するか否か・〜するか〜するか

【大学受験英語対策】練習問題

練習問題で定着度を確認しましょう。

練習問題

問1 to不定詞の名詞的用法が用いられている文を選びなさい。

(1) I want something to drink now.

(2) I studied hard to pass the exam.

(3) It is interesting to learn foreign languages.

問2 以下の文を日本語に訳しなさい。

(1) My hobby is to read novels.

(2) I will try to climb the mountain.

(3) It is easy to go there.

解答

問1

解答 (3)

(1)は to drink が something を修飾している 「形容詞的用法」 で、(2)は to pass the exam が動詞 studied を修飾している 「副詞的用法」 です。

問2

(1) 私の趣味は小説を読むことです。

(2) 私はその山に登ろうとします。

(3) そこに行くことは簡単です。

「不定詞」という名前の意味は、「何の限定も受けない」という意味で、実際に主語の人称(1人称・2人称・3人称)などによって変化することがないということを知ったとき筆者は「おおっ・・・」って思ったなぁ。

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