関係代名詞の主格とは|先行詞によるwho・which・thatの使い方を例文で解説

更新日時 2021/09/06

受験生が苦戦する文法項目の一つが関係代名詞です。

そんな関係代名詞ですが、主格・目的格・所有格という3種類の働きがあり、それを理解できればそれほど難しいものではありません。

今回は主格の働きについて着目して例文を交えて解説していきます。

目次
  • 関係代名詞の主格とは

  • 先行詞により変わる関係代名詞

  • 分詞などによる言い換え

  • 【大学受験英語対策】練習問題

関係代名詞の主格とは

関係代名詞の主格とは、簡潔にいうと関係代名詞節の中で主語の役割を果たすものを指します。

これだけではわからないと思うのでまずは以下の例文を見てください。

(1)I have a friend who loves animals.
私には、動物のことが大好きな友人がいます。

(1)では、a friend にwho以下の関係代名詞節がかかっていて、a friendについて説明しています。

ちなみにa friendのように説明を受ける名詞先行詞と呼びます。

そして関係代名詞節は、原則whoなどの関係代名詞から始まりますが、不完全な文が続きます。今回の例でいうとlovesの前に存在するはずの主語がありません。

これはつまり、関係代名詞(今回はwho)が節の主語になっているということです。これが主格の関係代名詞です。

これは目的格・所有格の時にも言えることですが、関係代名詞節を見た時に抜けている文の要素が存在し、その要素を関係代名詞が担っていると捉えることができます。

先行詞により変わる関係代名詞

関係代名詞は先行詞の条件によって変化します。その条件について今度は見ていきましょう。

先行詞が人なら基本的にwho

主格の関係代名詞は、先行詞が人のとき、whoかthatを用います。

(2)That woman who(that) plays the piano is my sister.
ピアノを弾いているあの女の人は私の姉だ。

(3)Who that has seen the lake can forget the beauty?
その湖を見たことがある人で、その美しさを忘れる人がいるだろうか?

(2)では"who plays the piano" が関係代名詞節となっていて、主語が抜けているとわかります。

この主語の中身は先行詞のthat womanですが、関係代名詞節中で主語の役割を担うのがwhoということになり、これが主格の関係代名詞です。

先行詞が人の場合、主格の関係代名詞は通常whoを用います(thatを用いることもできます)。

しかし、(3)のような場合にはwhoではなくthatを用いるべきです。

(3)では、疑問詞whoが先行詞となっていてその直後に関係代名詞が続いている場合です。

このような時は、先行詞が人の場合でもthatを用いるようにしましょう。

関係詞としてthatを用いる方が好まれる先行詞について知りたい方は、こちらの記事を参照してください。

先行詞が人以外ならwhichかthat

主格の関係代名詞は、先行詞が人以外のとき、whichかthatを用います。

(4)They live in the house which(that) stands near the beach.
彼らは浜辺の近くに立っている家に住んでいます。

(5)This is the first artwork that is made by him.
これは彼によって作られた初めての芸術作品です。

(4)では、“which(that) stands near the beach” が関係代名詞節になっていて、主語が抜けているとわかります。

この主語の中身は先行詞のthe houseですが、whichが関係代名詞節中で主語の役割を担っています。

先行詞が人以外の場合、主格の関係代名詞はwhichでもthatでも構いません。

しかし、(5)のようにthatが好まれる場合もあります。

(5)のように、先行詞が人以外のもので、the first, the onlyなど特定の1つであることを表す修飾語を伴う場合、thatが好まれます。

これまでのことをまとめると、関係代名詞として何を用いるか決めるためには、

1.先行詞が人か人以外か確認
2.関係詞節の中で欠けている文の要素を確認する

基本的にはこの2つを意識しましょう。(thatが好まれる場合などについては例外なので覚えましょう。)

分詞などによる言い換え

主格の関係代名詞が導く関係詞節は、分詞や<前置詞+名詞> を用いて省略することができます。

(6a) The man who is runnning after the dog is my brother.
(6b) The man runnning after the dog is my brother.
その犬を追いかけている男の人は私の兄弟だ。

(7a) The woman who has blue eyes is my aunt.
(7b)The woman with blue eyes is my aunt.
青色の目をしたあの女性は私のおばだ。

(6)では「その犬を追いかけている男の人」を、(7)では「青色の目をしたあの女性」をどう表現するかがポイントになっています。

aは、これまでやってきたような関係代名詞が主格の役割をしている文です。ここで関係詞節がしていることを整理しましょう。

関係詞節の役割は先行詞となっている名詞を修飾することでした。同様にある程度の塊を持って名詞を修飾できるものとして、分詞や<前置詞+名詞> があったことを思い出してください。

分詞による修飾や付帯状況について、まだ知らない方や忘れてしまった方は以下の記事を参考にしてください。→現在作成中

6bは、このうち分詞による修飾が行われています。

7bは、このうち<前置詞+名詞>による修飾が行われています。in~で「〜を身につけて」、with~で「〜を持っている」という意味になるのでこれは覚えましょう。

このように言い換えを行うことで、語数を減らすことができるというメリットがあるので、特に指定がない場合はどんどん分詞などを使っていくのもいいと思います。

【大学受験英語対策】練習問題

練習問題

1.次の日本語の意味を表すように、空所に適当な語句を1つずつ入れましょう。ただし、who,which,thatはそれぞれ1回ずつしか用いてはいけません。

(1)私はテニスと野球が得意な男を知っている。
I know a man(  ) is good at playing tennis and baseball.

(2)これは、唯一未開封のままのお酒だ。
This is the only drink(  )remains unopend.

(3)私は1000年前に建てられた寺を訪れた。
I visited the temple (  ) was built

解答

1.
(1)who
この文の先行詞はa manで人であり、関係詞節の中での関係代名詞の役割は主語となっています。thatは汎用性が高いので残して、ここではまずwhoを選択しましょう。

(2)that
この文の先行詞はthe only drinkとなっています。また関係詞節の中での役割は主語になっています。ここで思い出して欲しいのが、特定の1つのものを表すときは関係代名詞としてthatを用いるということです。th only~はこれにあたるので、thatが正解です。

(3)which
この文の先行詞はthe templeで人以外となっています。また関係詞節の中での役割は主語なので、whichが正解です。

この記事を読んで「格とか節ってなんやねん」と思った方は、今一度意味を確認してみるのもアリだと思います。

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