「心配する」の英語とニュアンス・状況別の例文
「明日の天気を心配しています」「あの時は本当に心配しました」など、普段何気なく使っている「心配する」という言葉ですが、英語ではどのように言うのでしょうか。
学校では worry、be worried、be concerned、be anxious など、「心配する」を意味する様々な表現を習いますが、それぞれの違いを説明しようとすると意外と難しいことがわかります。
今回は、「心配する」に関する単語やフレーズについて見ていくことにします。
「心配する」の英語
「心配する」の英語
「心配する」の意味で使われる英語は、主に以下の6つです。
- worry:(継続的に)心配する
- be worried:(一時的に)心配している
- be concerned: 懸念する
- be anxious: 不安に思う
- be afraid: 恐れる
- fear: 恐れる
worry と be worried
worry と be worried
日本語の「心配する」に最も近い英語は、worry と be worried です。意味や使われ方はほぼ同じですが、worry には「継続的に心配する」、be worried には「一時的に心配している」というニュアンスがあります。多くの場合、後ろに 前置詞(主に about) + 目的語 または that節 を伴います。
Don’t worry.
心配するな。
(*Don’t be worried. も可能だが、あまり使われない。)
I 'm worried.
心配だなあ。
I always worry about what others think of me.
私は人が自分をどう思うか常に心配している。
(*継続的な心配)
He is worried about his homework.
彼は宿題のことが心配だ。
(*一時的な心配)
They worried [または They were worried] that the game might be cancelled.
彼らは試合が中止になるのではないかと心配した。
worry はまた、名詞として「心配」「心配事」という意味でも使われます。
Worry kept me awake last night.
心配のため昨夜は眠れなかった。
He has many worries.
彼には多くの心配事がある。
be concerned
be concerned
be concerned は、worry や be worried よりフォーマルな表現です。「懸念する」のような堅いニュアンスの言葉で、ビジネスにおいてよく使われます。多くの場合、後ろに 前置詞(主に about) + 目的語 または that節 を伴います。
I 'm concerned about his lack of progress.
彼が一向に進歩しないことが心配だ。
He is concerned that there are a lot of complaints from customers.
彼は顧客から多くのクレームがあることについて心配している。
名詞としての concern は、「心配」や「懸念」という意味で使うことができます。
This is a cause of concern for us all.
これは我々全員にとって心配の種だ。
The prime minister expressed concern about climate change.
首相は気候変動について懸念を表明した。
be anxious
be anxious
be anxious も worry や be worried よりフォーマルな表現になります。「不安に思う」というニュアンスで、心配の程度は worry や be worried より大きくなります。文法的には、前置詞(主に about)+ 目的語 や that節 を伴います。
I 'm anxious about my test results.
テストの結果が心配だ。
She was anxious that the lump in her breast might be cancer.
彼女は胸のしこりが癌ではないかと心配した。
be afraid
be afraid
be afraid は通常、「恐れる」や「怖がる」の意味で使われますが、be afraid of ~ing や be afraid that ~ の構文で、「~ではないかと心配する」という意味を表すことができます。
I was afraid of saying something stupid.
私はくだらないことを口にするのではないかと心配した。
She was afraid that he would be angry.
彼女は彼が怒るのではないかと心配した。
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fear
fear
fear も be afraid と同じく「恐れる」や「怖がる」を意味しますが、やや堅いニュアンスになります。 fear for ~ または fear that ~ の形で、心配や懸念を表すことができます。
We fear for his safety.
我々は彼の身の安全を心配している。
They fear that they will lose business.
彼らは仕事を失うことを心配している。
「心配する」の英語表現のまとめ
「心配する」の英語表現のまとめ
以上、「心配する」に関する様々な英語表現について見てきました。
まとめ
- 日本語の「心配する」に最も近い英語は worry と be worried です。
- worry には「継続的に心配する」、be worried には「一時的に心配している」というニュアンスがあります。
- be concerned は、「懸念する」というニュアンスのフォーマルな表現で、ビジネスにおいてよく使われます。
- be anxious は、「不安に思う」というニュアンスの言葉で、心配の程度は worry や be worried より大きくなります。
- be afraid は、be afraid of ~ing や be afraid that ~ の構文で、「~ではないかと心配する」という意味を表すことができます。
- fear は、 fear for ~ または fear that ~ の形で、心配や懸念を表すことができます。
今回の記事を参考に、「心配する」を意味する英語を上手に使い分けられるようになっていただければと思います。