There is構文|意味・イメージや正しい使い方、頻出表現まで例文で詳しく解説

更新日時 2021/09/27

この記事では、There is構文とは何かやそのイメージ、使い方、文の作り方、be動詞以外の動詞を使った構文などについて詳しく説明します。大学入試対策問題とその解答つきです。

目次
  • There is構文とは

  • There is構文の使い方

  • 否定文・疑問文の作り方

  • There is構文で頻出の表現

  • be動詞以外のThere構文

  • 【大学入試英語対策】練習問題

There is構文とは

There is構文とは、「There+be動詞+主語(S)」という形を取る表現で、「~がいる(ある)」という意味になり、存在を示します。

There is構文のイメージ:新情報の存在

There is構文は存在を示す表現です。しかしそれはただの存在の表現ではなく、聞き手にとっての新情報の存在です。

英語では、会話における情報の新しさに重点を置きます。
話し手と聞き手の両者がすでに共有している情報を「古い情報」と呼び、話し手は知っているが聞き手は知らない情報を「新しい情報」と呼びます。

There is構文ではまず文頭にThereを持ってくることで、突然相手にとって新しい情報を伝えることを防いでいるのです。例文を見てみましょう。

  • A cat is sleeping on the bed.
    猫がベッドの上でで寝ている。

この文章では、「A cat」は新情報です。その理由としては、「cat」には不特定の名詞を指すときにつける冠詞である不定冠詞「a」がついていて、聞き手はどの猫を指しているか分からないからです。

この場合、文頭に突然「a cat」を持ってくると、聞き手は「どの猫??」と困惑してしまいます。

一方There is構文を使って書き換えてみます。

  • There is a cat sleeping on the bed.
    猫がベッドの上でで寝ている。

文章の意味は同じですが、文頭にThereを持ってくることで新情報を伝える前のクッションにしているのです。

つまり、There is構文を使うと、相手にとってはこれから新情報が出てくるのだというサインになります

逆に、特定の物を指す定冠詞「the」がついた名詞は相手にとって既知の情報です。そのため定冠詞「the」と新情報を伝えるThere is構文はあまり合いません

  • 〇 There is a cat on the bed.
  • ✖ There is the cat on the bed.
Tips【There is構文は何文型なの?】

There is構文は一見何文型なのか分かりにくいですが、5文型の分類上においては第1文型(SV)の派生形だと言われています。

S V という文が、存在を表すThereが文頭に置かれることで倒置を起こし、There V S となるためあくまで第1文型と考えるのが一般的です。

There is構文の使い方

There is構文は先ほど述べた通り、新情報の存在を表すものです。実際にどのように使うのか例文を見てみましょう。

be動詞:下線 主語:太字

(1) There is an apple on the table.
テーブルの上にリンゴがある。

(2) There are five students in the classroom.
教室の中には5人の生徒がいる。

(3) There were few birds on the pond.
池に何羽かの鳥がいた。

このように、全て「There+be動詞+主語」という形になっていて、存在を示す表現であることが分かったと思います。There is構文は場所を表す語句と一緒に使われることが多いです。

通常英語は「主語→動詞」の順ですが、There is構文では「動詞(be動詞)→主語」の順になる点に注意です。

また、英単語「There」には「そこ」という意味がありますが、この構文では「そこ」という意味はなく、「そこには~」とは訳さないことにも注意 です。

逆に、「そこには」という意味で使いたいときは、文末にも「there」を付け加える必要があります。

There is nothing there.
そこには何もない。

must/can/will などの助動詞と一緒に使うとき

There is構文は、助動詞とともに使うこともできます。その場合は、「There+助動詞+be~」の形になります。

助動詞を使う時はbe動詞は「is/are/was/were」ではなく「be」の形になります。また、否定文を作るときはnotを助動詞の直後に置きます。

There is構文とともに使うことができる助動詞には以下のようなものがあり、このような意味を持ちます。

助動詞 意味
There must be~ ~があるに違いない
There can be~ ~があるかもしれない
There could be~ ~があるかもしれない
There may be~ ~があるかもしれない
There might be~ ~があるかもしれない
There will be~
There is going to be~
~があるだろう
There should be~ ~があるはずだ
There used to be~ 以前~があった

(1) There must be some beautiful places.
どこか美しい場所があるに違いない。

(2) There will not be delicious dishes in this restaurant.
このレストランには美味しい料理がないだろう。

(3) There used to be a castle here.
ここには以前城があった。

助動詞について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
→現在作成中

否定文・疑問文の作り方

There is構文で否定文を作るときは、be動詞の後に「not」を置きます。

疑問文を作るときは、be動詞を文頭に持ってきて、文末に?を置きます。

例文をみて否定文と疑問文の構造を確認しましょう。

(1) There aren’t any clothes to wear.
着る服がない。

(2) There is not a cool watch.
かっこいい時計がない。

(3) Were there any ghosts in the room?
その部屋に幽霊はいましたか?

(4) Are there any people who can speak English?
誰か英語を話せる人はいませんか?

(1)(2)は否定文です。否定文ではThereは文頭のままで、be動詞の後にnotが来ていることが分かると思います。

(3)(4)は疑問文です。疑問文ではbe動詞が文頭に来て、その後にthereと主語が来ていることが分かると思います。

There is構文で頻出の表現

There is構文には、いくつか頻出の表現があります。ここでは3つ紹介します。

There is something wrong with

There is something wrong with~」で「~は何か様子・調子がおかしい」という意味になります。

(1) There is something wrong with this smartphone.
このスマートフォンはどこか調子が悪い。

(2) Is there something wrong with you?
どこか調子がわるいんですか?(どうかしたんですか?)

There is no doing

There is no doing」で「~することはできない」という意味になります。

(1) There is no solving this puzzle.
このパズルを解くことはできない。

(2) There is no telling what is the answer.
何が正解かわからない。

There is S doing/done

There is S(主語) doing/done」で「S(主語)が~している/されている」という意味になります。doingは動詞の現在分詞形で、doneは動詞の過去分詞形です。

(1) There is a cat grooming itself under the table.
テーブルの下で猫が毛づくろいをしている。

(2) There were some students scolded by a teacher in the corridor.
廊下に先生に叱られている生徒がいた。

be動詞以外のThere構文

There is構文はbe動詞を使いますが、be動詞以外にも存在・出現を示す動詞とともに使われます。

存在の動詞を使うThere構文

動詞 意味
live 住む
remain ~のままである、残っている
exist 存在する
seem (to be) ~のように見える

(1) There lived a lot of people in this island.
この島には沢山の人が住んでいた。

(2) There remains a little homework.
少し宿題が残っている。

(3) There seems to be some problems.
何か問題があるようだ。

出現の動詞を使うThere構文

動詞 意味
arise 発生する
arrive 到着する
come 起こる
occur 起こる
happen 発生する

(1) There arrived celebrity at the airport.
空港に有名人が到着した。

(2) There occurred an explosion last night.
昨夜爆発が起こった。

(3) There happened something terrible in this area.
この地域では何か恐ろしいことが起こった。

【大学入試英語対策】練習問題

練習問題

問1 次の単語を並び替えて意味の通る文章をつくりなさい。

(1) is / sofa / corner / in / of / there / the / room / a / the /.

(2) cats / the / are / on / chair / lying / there /.

問2 次の文章を訳しなさい。

(1) There are few ticket of today’s game.

(2) Are there any questions about this game?

(3) There remains unwashed dishes on the kitchen sink.

解答

問1

(1) There is a sofa in the corner of the room.
訳:部屋の隅にソファが置いてある。
まず「There+be動詞+主語」の形をみつけ、それを作ってから修飾語部分を作ると簡単です。

(2) There are cats lying on the chair.
訳:イスの上に猫が横たわっている。

問2

(1) There are few ticket of today’s game.
訳:今日の試合のチケットはあと少ししかない。
「few」は少しという意味をもつ単語。「few」だと「あと少ししかない」という意味になるが、「a few」だと「あと少しある」という意味になります。

(2) Are there any questions about this game?
訳:このゲームに関して何か質問はありませんか?

(3) There remains unwashed dishes on the kitchen sink.
訳:台所のシンクに洗われていない食器が残っている。

There is構文は頻出の表現です。この構文のイメージは重要で、「the」とともに使わない点など注意するところがあります。be動詞に限らず他の動詞でも使われる表現なので使い方、訳し方、否定文と疑問文の作り方などしっかり覚えておきましょう。

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