(1)
辺 QR が点 X=(cost,sint) で C と接するときの P,Q の座標を
P(t)=(Px(t),Py(t)),Q(t)=(Qx(t),Qy(t))
と書く.Q が X での接線上にあること,△QOX の面積が t/2 であることから,
{Qy=sint−(cost/sint)(Qx−cost)Qxsint−Qycost=t
これを解いて,
Q(t)=(cost+tsint,sint−tcost).
P(t)=Q(t)+(cost,sint) から,
P(t)=(2cost+tsint,2sint−tcost).
t=kπ/2 (k=0,1,2,3,4) あたりを代入してプロットすると曲線の概形が得られる.
(2)
曲線 P(t) の孤長は
L=∫02πdPx2+dPy2.
これへ
dPx=(−sint+tcost)dt,dPy=(cost+tsint)dt
を代入して,
L=∫02π1+t2dt.
u≡1+t2 と置くと u2−t2≡1 で,(u,t) は ut 平面の双曲線上にあるから,
u(v)=2ev+e−v,t(v)=2ev−e−v
と媒介変数表示できる.これで変数変換して,
L=∫v0v1udvdtdv=∫v0v1u2dv=[8e2v−e−2v+21v]v0v1.
ただし v0,v1 は
0=t(v0)=2ev0−e−v0,2π=t(v1)=2ev1−e−v1
から決まる定数である.
v0=0,v1=log(2π+1+4π2)e2v1−e−2v1=2t(v1)⋅2u(v1)=4t(v1)1+t(v1)2=8π1+4π2
を代入すると
L=π1+4π2+21log(2π+1+4π2)
が得られる.