動名詞とto不定詞の違いとは?使い分けるためのルールとパターンを例文で徹底解説!

更新日時 2021/11/20

動名詞とto不定詞の名詞的用法は、どちらも動詞を名詞のような扱いにする文法という点で非常に似ていて、初めはどちらを使えばよいのかが分かりにくいです。

実際、大学入試英語でも、動名詞とto不定詞のどちらを使う場面なのかを問う問題が出ることも多く、二つの使い分けは英語力アップに必須だと思います。

この記事では、動名詞とto不定詞の違いを、具体的な例文を用いて解説していきます。

目次
  • 動名詞とto不定詞の違い

  • 動名詞かto不定詞かで意味に変化が出る動詞

  • 目的語に動名詞のみをとる動詞

  • 目的語にto不定詞のみをとる動詞

  • 目的語が動名詞でもto不定詞でも意味が大差ない動詞

  • 【大学入試英語対策】練習問題

動名詞とto不定詞の違い

動名詞とto不定詞の名詞的用法は、どちらも「~すること」という用法です。

しかし、この二つの文法には以下の違いがあります。

動名詞とto不定詞:キーワードは「過去」と「未来」

動名詞とto不定詞の違いは、過去志向未来志向かです。

以下の例文を見てください。

(1) I remember to meet you.
私はあなたに会うことを覚えています。

(2) I remember meeting you.
あなたに会ったことを覚えています。

このように、動詞の目的語が動名詞かto不定詞かで意味が未来志向か過去志向か変わってしまう場合もあります。

つまり

  • 動名詞\to過去志向
  • to不定詞\to未来志向

という違いが、動名詞とto不定詞には存在します。

ですから、例えば、「趣味は家でゲームをすることだ。」という文を英文にする場合、動名詞とto不定詞のどちらを使うのでしょうか。

(3) My hobby is playing the video game at home.
私の趣味は家でゲームをすることだ。

この場合、「趣味」は過去にずっとやってきたことですから過去志向である動名詞が適切です。

一方で、「彼は週末に奈良に行くことを計画する。」という文を英訳する場合はどちらを使うのでしょうか。

(4) He plans to go to Nara weekend.
彼は奈良へ行くことを計画する。

「計画する」のが実行されることは未来のことですから、ここではto不定詞が使われますね。

動名詞とto不定詞の違いまとめ

動名詞

  • 過去志向
  • もう実際に起こった現実であることが多い

to不定詞

  • 未来志向
  • まだ実際には起こっていない非現実であることが多い

また、to不定詞のより詳しい解説につきましては、こちらの記事を参照してください。

動名詞かto不定詞かで意味に変化が出る動詞

例文(1)(2)のように、未来志向、過去志向の違いから目的語を動名詞にするかto不定詞にするかで意味が変わってしまう動詞があります。

今回は、そのような動詞をいくつか取り上げて、例文とともに違いを解説していきます。

動名詞とto不定詞の使い分けをマスターしていきましょう。

remember doing/rememer to do

まずは例文にもあったrememberですが、rememberは

目的語に動名詞をとると

  • ~したことを覚えている

となり、

to不定詞を目的語にとると

  • ~することを覚えている

となります。例文でもう一度確認しておきましょう。

(5) He remembers going to the gym.
彼はジムに行ったことを覚えている。

(6) He remembers to go to the gym.
彼はジムへ行くことを覚えている。

forget doing/forget to do

同様にforgetも目的語が動名詞かto不定詞かで意味が異なってきます。

forgetは、

目的語が動名詞の場合は

  • ~したことを忘れる。

であり、

to不定詞の場合は

  • ~することを忘れる。

となります。例文で確認していきましょう。

(7) He hadn’t forgotten watching the critical scene.
彼はその決定的瞬間を見たことを忘れなかった。

(8) I forgot to lock my house.
私は家にカギをかけることを忘れた。

try doing/try to do

tryは、

目的語が動名詞の場合は

  • ~を試しにやってみる。

となり、

to不定詞の場合は

  • ~しようと試みる。

となります。

例文を見ていきましょう。

(9) She tried jumping on the sofa.
彼女は試しにソファーでジャンプしてみた。

(10) He tried to make dinner by himself.
彼は自力で夕飯を作ろうと試みた。

go on doing/go on to do

go onは

目的語が動名詞のとき

  • ~し続ける。

となり、

to不定詞のとき

  • 続いて~する。

という違いがあります。

例文を確認していきましょう。

(11) He is going on playing the guitar.
彼はギターを弾き続けている。

(12) I went on to do my task.
私は続けて自分の仕事をした。

regret doing/regret to do

regretも後ろが動名詞かto不定詞かで意味の違いが生まれてきます。

目的語が動名詞の場合は、

  • ~したことを後悔する。

to不定詞の場合は

  • 残念ながら~する。

となります。 例文を見ていきましょう。

(13) I regret going home then.
私はその時家に帰ったことを後悔している。

(14) We regret to tell you that we couldn’t admit your offer.
残念ながらご提案を認めることはできませんでした。

need doing/need to do

needは、

目的語が動名詞の場合は

  • ~される必要がある。

to不定詞の場合は

  • ~することが必要である。

となります。動名詞を目的語にとるとき、意味が受動的になることに注意が必要です。

(15) Her house needs cleaning.
彼女の家は掃除する必要がある。

(16) He needs to improve skill of English.
彼は英語のスキルアップが必要だ。

mean doing/mean to do

meanは、

目的語が動名詞のとき

  • (結果的に)~することになる。

となり、

to不定詞が目的語になるときは

  • ~するつもりである。

となります。例文で確認してみましょう。

(17) That means finishing all task.
それはすべての仕事が終わったとこととなる。

(18) He means to beat the enemy.
彼は敵を倒すつもりだ。

stop doing/stop to do

stopは

目的語に動名詞をつけると

  • ~することをやめる」となり、

一方to不定詞が後ろに来ると、、そのto不定詞は副詞的用法として作用するため

  • ~するために止まる

となります。

例文で確認していきましょう。

(19) He stopped smoking when his son got 5.
彼は子供が5歳になる時に喫煙をやめた。

(20) He stopped to look his smartphone.
彼はスマホを見るために止まった。

quit doing/quit to do

quitもstopと同様に、

動名詞が目的語になると

  • ~することをやめる

となり、

後ろにto不定詞が来た場合はそのto不定詞は副詞的用法として働くため、

  • ~するためにやめる

となります。

例文を確認していきましょう。

(21) I quitted tapping on my desk.
私は机をとんとんするのをやめた。

(22) He quitted work to listen to music.
彼は音楽を聴くために作業をやめた。

目的語に動名詞のみをとる動詞

動詞の中には、目的語に動名詞しかとることができない動詞が存在します。

その中には、enjoy、mind…などさまざまですが、この種類の動詞は数が少ないため、語呂合わせで一気に覚えることができます。

【Tips】目的語に動詞のみをとる動詞語呂合わせ

MEGAFEPSDISC\text{MEGAFEPSDISC}

メガフェプスディスク\text{メガフェプスディスク} M\tomind(気にする)
E\toescape(逃げる)
G\togive up(あきらめる)
A\toavoid(避ける)
F\tofinish(終える)
E\toenjoy(楽しむ)
P\toput off/post pone(延期する)
S\tostop(止まる)
D\todeny(否定する)
I\toimagine(想像する)
S\tosuggest(提案する)
C\toconsider(考慮する)

このように、MEGAFEPSDISC(メガフェプスディスク)を覚えれば、自然と動名詞のみを目的語にとる動詞を覚えることができます。

他には、Pigs made cafe maps.という語呂合わせで覚えている人もいるみたいです。

ぜひこちらの語呂合わせでもそれぞれどのアルファベットがどの動詞を表しているのか確認してみましょう。

いくつか例文を確認しておきましょう。

(23) I gave up studying medicine by myself.
自分で医学の勉強をするのは諦めました。

(24) I finished doing my homework.
私は宿題をし終えた。

先程学んだように動名詞は過去志向な文法であることは、例文を確認することでわかりますね。

目的語にto不定詞のみをとる動詞

一方で、目的語にto不定詞しかとることのできない動詞もあります。

目的語に動名詞しかとらない動詞より数が多いため、いくつか例を載せておきますので確認してください。

目的語にto不定詞のみをとる動詞 意味
agree to do ~するのに賛成する
choose to do ~することを選ぶ
afford to do ~する余裕がある
manage to do なんとかして~する
plan to do ~することを計画する
scheme to do ~することを計画する
decide to do ~すると決める
determine to do ~することに決める
offer to do ~することを提案する
promise to do ~することを約束する
pretend to do ~するふりをする
prepare to do ~することを準備する
desire to do ~することを熱望する
fail to do ~することを失敗する
intend to do ~するつもりである
hope to do ~することを望む
wish to do ~することを望む
refuse to do ~することを拒む
decline to do ~することを拒む
expect to do ~することを予想する

これらは大きく分けて

  • 願望
  • 決心
  • 決定・判断
  • 拒絶・否定

の4種類に分かれています。目的語にto不定詞のみをとる動詞は非常に多いため、このよう種類のコアイメージを覚えておきましょう。

では、例文もあわせて確認していきましょう。

(25) She decided to go abroad.
彼女は海外に行くことに決めた。

(26) They promised to come to my house on time.
彼らは時間通りに私の家に来ると約束した。

こちらはやはり未来志向が感じられるものが多いことがわかります。

目的語が動名詞でもto不定詞でも意味が大差ない動詞

これまでのように動名詞とto不定詞で様々な違いが出てくる動詞もある一方で、目的語が動名詞でもto不定詞でも意味があまり変わらないような動詞もあります。

目的語が動名詞でもto不定詞でも意味が変わらない動詞

begin(始まる)
start(始まる)
cease(やめる)
continue(続ける)
like(好き)
love(愛している)
prefer(好む)
hate(嫌う)

など

続けて例文も確認しましょう。

(27) He starts to cook breakfast.
彼は朝食を作り始めた。

(28) He starts cooking breakfast.
彼は朝食を作り始めた。

(29) I continue to study English.
私は英語を勉強し続けている。

(30) I continue studying English.
私は英語を勉強し続けている。

【大学入試英語対策】練習問題

最後に練習問題を解いて、定着度を確認しましょう。

次の英文を和訳しなさい。

(1) I forgot putting the letter in the post.

(2) He plans to go to the beach on Sunday.

(3) They tried opening the door.

解答

次の英文を和訳しなさい

(1) ポストに手紙を投函するのを忘れた。

(2) 彼は日曜日に海に行く予定です。

(3) 彼らは試しにドアを開けてみた。

目的語に動名詞しかとらない動詞の本来の覚え方はMEGAFEPSのみですが、私は高校の英語の先生にMEGAFEPSDISCで覚えろと指導されたため、今でもDISCを入れて覚えています。実際そっちの方が網羅されているので素晴らしいですね。

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