「特にありません」の英語|particularly、especially、reallyなどの用法と使い分け

更新日時 2021/11/11

「特に問題はありません。」「特に予定はありません。」など、普段何気なく使っている「特にありません」という表現ですが、英語ではどのように言うのでしょうか?

「特にありません」の「特に」には、否定の意味を和らげる働きがありますが、英語でそのような用法をもつ単語としては、particularlyespeciallyreally などがあります。

今回の記事では、これらの単語の使い方について見ていきます。

目次
  • particularly

  • especially

  • really

  • 書類に「特になし」と書く場合

  • 「特にありません」のまとめ

particularly

particularly は、「特に」を意味する副詞ですが、否定文では、「特に~ない」のように否定の意味を和らげる働きをします。

また、particularly の関連語の particular や 熟語の in particular にも同様の用法があります。

なお、particularly は、否定語の後ろに置いた場合のみ、否定の意味が弱まります。否定語の前に置くと、否定の意味が強まることになります。

I don’t particularly want to see this movie.
この映画を特に見たいとは思わない。
(I particularly don’t want to see this movie. とすると、「特にこの映画だけは見たくない」という意味になり、否定の意味が強まります。)

The result was not particularly great.
結果が特に良かったわけではない。

There are no particular problems.
≒ There are no problems in particular.
特に問題はない。

I have nothing particular to do now.
≒ I have nothing in particular to do now.
今は特にすることがない。
(両方の言い方が可能ですが、nothing や anything の後では、in particular の方が好まれます。)

相手の質問に対して、「特にありません。」「いいえ、特には。」などと答える際にも、particularlyin particular を使うことができます。

“What do you want to eat?”
“Well, nothing in particular.”
「何を食べたい?」
「特に何も。」

“Do you like sushi?”
“Not particularly.”
「お寿司は好きですか?」
「いいえ、特には。」

especially

particularly の類義語の especially や、その関連語の speciallyspecial にも、否定の意味を和らげる働きがあります。副詞の especiallyspeciallyparticularly と同じように、形容詞の specialparticular と同じように使います。

I don’t especially [specially] like summer.
夏が特に好きだというわけではない。

It is not especially [specially] hot today.
今日が特に暑いというわけではない。

“Do you like beseball?”
“Not especially.”
「野球は好きですか?」
「いいえ、特には。」
(この用法では、specially は使われません。)

I don’t have any special plans for this weekend.
今週末は特に予定はない。

There is no special reason.
特に理由はない。

“Hey, what’s up?”
“Nothing special.”
「やあ、何か変わったことは?」
「特にないよ。」

really

really も、particularlyespecially と同様の使い方が可能です。

I don’t really like classical music.
クラシック音楽はあまり好きではない。

Her smile doesn’t really mean anything.
彼女の微笑みに特に意味はない。

“Did you have a good trip?”
“Not really.”
「楽しい旅行でしたか?」
「いいえ、あまり。」

書類に「特になし」と書く場合

書類に書かれている質問に対して、「特になし」と書く場合は、noneN/A を使います。

例えば、無職の人は「職業」の欄に、アレルギーがない人は「アレルギー」の欄に none と記入します。「特記事項」などの欄に、特に書くことがない場合にも none を使います。

N/A は、not applicable(該当なし)の略語で、その質問が本人に当てはまらないときに使います。例えば、書類に「子供の数」「卒業大学名」などの欄があった場合、独身の人や高卒の人は N/A と記入します。また、アメリカでは書類に社会保障番号(Social Security Number)を記入する機会がよくありますが、番号をもっていない人は、番号の代わりに N/A と書くことになります。

「特にありません」のまとめ

以上、「特にありません」をテーマに、否定の意味を和らげる用法をもつ particularlyespeciallyreally、およびその関連語について見てきました。

なお、particularlyespeciallyreally などの副詞を否定語の前に置くと、否定の意味が強まりますので、注意してください。

この記事を参考に、やわらかく否定する方法を色々と試していただければと思います。

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