びっくりする・驚いたの英語|surpriseの用法から類義語まで紹介

「びっくりしたなあ。」「これを聞いたらびっくりするよ。」など、普段何気なく使っている「びっくりする」という言葉ですが、英語ではどのように言うのでしょうか?

中学校で習う surprise がまず頭に浮かぶと思いますが、この単語には、動詞、形容詞、および名詞としての用法があり、使いこなすのはそれほど簡単ではありません。

そこでこの記事では、まず基本となる surprise の用法について説明し、続いて surprise の類義語をいくつか紹介することにします。

surprise の用法

動詞

動詞としての surprise は、「~をびっくりさせる」「~を驚かす」という意味で使われます。この動詞は「びっくりする人」を目的語とし、主語には、通常の名詞や代名詞の他、仮主語の It や wh節などが来ます。なお、進行形としては使われません。

You surprise me.
①びっくりするじゃないか。
②(相手の言葉に対して)こいつは驚いた。

The news greatly surprised us.
私たちはその知らせにとても驚いた。

It surprised us very much to hear the news.
私たちはその知らせを聞いてとても驚いた。

What surprised me most was that he didn’t like baseball.
私が何より驚いたのは、彼が野球を好きでないということだった。

形容詞(surprised, surprising)

動詞 surprise の過去分詞 surprised には、「びっくりする」「驚く」を意味する形容詞としての用法があります。この場合は、主に “be surprised at [by] ~”、“be surprised to do”、“be surprised that節” などの構文で使用され、「びっくりする人」が主語になります。

He was surprised at [by] the news.*
彼はその知らせに驚いた。
(*at の方が by よりも驚きのニュアンスが強くなります。)

He was surprised to hear the news.
彼はその知らせを聞いて驚いた。

I was surprised that there were so many people at the concert.
コンサートにたくさんの人が来ていてびっくりした。

なお、形容詞としての surprised には、“a surprised look”(びっくりしたような顔つき)のように、名詞を修飾する用法もあります。

動詞 surprise の現在分詞 surprising にも形容詞としての用法があります。こちらは「驚くべき」「びっくりするような」という意味で使われます。

a surprising number of people
驚くほど多くの人々

That story was a bit surprising.
あの話には少々びっくりした。

It’s surprising that Tom won.
トムが勝つなんてびっくりだ。

名詞

名詞としての surprise は、「驚くべきこと」「驚き」などの意味で使われます。

The news was a great surprise to him.
その知らせは彼にとって大変な驚きであった。

I have a surprise for you.
君をびっくりさせることがあるよ。

She expressed her surprise at his scandal.
彼女は彼のスキャンダルに対する驚きを表明した。

surprise の類義語

続いて、surprise の類義語をいくつか紹介します。例文では、動詞、過去分詞、および現在分詞の用法を確認してください。

amaze, astonish, astound

amaze, astonish, astound はすべてsurprise よりも強い驚きを表す言葉です。驚きの程度は、amaze < astonish < astound の順に強くなります。

His sudden resignation amazed [astonished, astounded] me.
私は彼の突然の辞任にとても驚いた。

He was amazed [astonished, astounded] at [by] the results.
彼はその結果にとても驚いた。

It’s amazing [astonishing, astounding] that she has learned Chinese so quickly.
彼女があれほどはやく中国語ができるようになったのは大変な驚きだ。

startle

startle は、不意な出来事によって人を驚かせたり怖がらせたりすることを意味します。

I’m sorry. I didn’t mean to startle you.
ごめんなさい。驚かせる(怖がらせる)つもりじゃなかったの。

I was startled by the the sound of an explosion.
私は爆発の音にびっくりした。

I heard some startling news about global warming.
私は地球温暖化についてのショッキングなニュースを聞いた。

stun

stun (スタンガンの「スタン」)は本来、「意識を失わせる」という意味の言葉でしたが、現在は、「茫然とさせる」「気を動転させる」という意味でも使われています。

What came out of her mouth stunned him.
彼女の口から出た言葉に彼は愕然とした。

He was stunned by [at] the news of his father’s death.
彼は父の死の知らせに茫然とした。

The students’ lack of interest was stunning.
学生たちのあまりの関心の無さに茫然とした。

be flabbergasted

be flabbergasted は、強い驚きを意味する口語的な表現です。日本語の「びっくり仰天する」「たまげる」のようなニュアンスです。なお、flabbergast という語は、過去分詞以外で使われることはほとんどありません。

My mother was flabbergasted when I told her I was three months pregnant.
私が妊娠3か月だと言ったら、母はびっくり仰天した。

「びっくりする」のまとめ

以上、「びっくりする」に関する様々な英語表現について見てきました。

まずは、最もよく使われる surprise の使い方(特に動詞と形容詞の用法)を覚えましょう。surprise の用法をマスターすれば、他の類義語も容易に使うことができると思います。