no+名詞の使い方|単数複数での意味の違いや似た否定語まで例文付きで解説

更新日時 2021/10/29

no は形容詞の一つで名詞とともに使われ、名詞を否定します。

そのほかの否定の単元についてはこちらの記事でそれぞれ解説しています。

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この記事では〈no+名詞〉について例文付きで解説しています。

目次
  • 形容詞の no の意味

  • 用法① ゼロを表す no

  • 用法② 逆・反対を表す no

  • no の付いた否定語

  • 【大学受験英語対策】練習問題

形容詞の no の意味

形容詞の no の基本の意味は名詞の前に置いて「〜はない」という否定の意味です。

以下に辞書からの引用を記載します。

ひとつも…ない、どんな…もない、…することはできない、決して…でない、…のない、…があってはならない、…反対、禁止

not any; not one; not a:

これらの意味は「ゼロを表すもの」と「逆・反対」を表すものの2つに分けられます。

用法① ゼロを表す no

no は名詞を後ろに伴った〈no+名詞〉の形で「1つ[1人]の〜も…ない・少しの〜も…ない」という意味を表すことができます。

可算名詞・不可算名詞の両方が使われます。また可算名詞は単数複数の両方が使われますが単複によって意味が変わるため、ここでは3パターンに分けて解説します。

no+不可算名詞

(1) There is no water in the glass.
グラスには水がありません。

(2) You have no right to use this computer.
君はこのコンピュータを使う権利を持っていない。

不可算名詞(数えられない名詞)を no の後ろに取るときは、当然ですが名詞は必ず単数形になります。また〈no+名詞〉が主語(意味上の主語)になる場合は動詞もその単数形に対応する形になります。

意味としては「少しの〜もない」というに関する否定になります。

no+可算名詞の複数

(3) She has no brothers.
彼女には兄弟がいない。

(4) No students in the class were injured.
そのクラスの生徒は誰も怪我をしなかった。

可算名詞(数えられる名詞)を no の後ろに取るときは、一般的には名詞は複数形になります。また〈no+名詞〉が主語(意味上の主語)になる場合は動詞もその複数形に対応する形になります。

意味としては「1つ[1人]の〜もない」というに関する否定になります。

Tips 〈not any+名詞〉,〈not a+単数名詞〉で書き換えられる

〈no+名詞〉は 〈not any+名詞〉〈not a+単数名詞〉で書き換えてほぼ同じ意味を表すことができます。

例)There are no toys in this room.
= There are not any toys in this room.
= Not a toy is in this room.

no+可算名詞の単数

(5) He has no wife.
彼には妻がいない。

(6) No student in the class was injured.
そのクラスの生徒は一人も怪我をしなかった。

(5)の例文のように本来一つしか無いようなものが no の後ろにつくときや(6)の例文のように「1人も〜ない」ということを強調したいときには名詞は単数形になります。また〈no+名詞〉が主語(意味上の主語)になる場合は動詞もその単数形に対応する形になります。

意味としては「1つも〜ない」「少しの〜もない」という数・量に関する否定になります。

用法② 逆・反対を表す no

(7) You are no fool.
あなたは決して愚かではない(むしろ聡明だ)。

(8) He is no ordinary student.
彼はまったくもって非凡な学生だ。

〈no+名詞〉や〈no+形容詞+名詞〉がbe動詞の補語になっているときは「決して〜ではない(むしろ逆だ)」という意味になります。

not を使って文全体を否定するときとは異なり、むしろその逆であるという意味まで含まれるため話者の強い感情や主張が含まれていることも多く、読解上でも重要になります。

no の付いた否定語

no のついた否定語には no one [nobody], none, nothing があります。

以下でそれぞれ例文とともに見ていきます。

no one, nobody

(9) Nobody can climb this mountain.
誰もこの山には登ることができない。

(10) No one has finished his/her [their] homework.
誰も宿題を終えていない。

no one, nobody は人に用いられ「誰も〜ない」という意味になります。

また、それぞれ単数扱いになり動詞も(10)の例文のように単数に対応し代名詞で受ける場合も通常は he/she ですが、口語などでは they で受ける場合もあります。

none

(11) None of the passengers died in that accident.
乗客は誰もその事故で死ななかった。

none は人・物両方に対応し〈none of+複数形の名詞[代名詞]〉の形で使われます。

単数扱い・複数扱いの両方が可能です。

Tips 対象が2つのときは neither of

対象が2つ[2人]のときは〈none of+複数形の名詞[代名詞]〉ではなく〈neither of+複数形の名詞[代名詞]〉を用います。

例) Neither of his parents are doctors.
彼の両親は両方とも医者ではない。

nothing

(12) There is nothing in this car.
この車の中にはなにもない。

nothing は物に使われる名詞で、「何も〜ない」を表します。

【大学受験英語対策】練習問題

練習問題で定着度を確認しましょう。

練習問題

問1 次の文章を日本語に訳しなさい。

(1) None of them know how to use this machine.

(2) There are no cars on the street.

(3) It is no dificult for me to do it.

問2 次の2つの文章を違いがわかるように訳し分けなさい。

  • No students got full marks on this test.

  • No student got full marks on this test.

解答

問1

(1) 彼らは誰もこの機械の使い方を知らない。

(2) この通りには車が一台もない。

(3) それをするのは私にとって決して難しくない(むしろ簡単だ)。

問2

  • 今回のテストでは生徒は 誰も 満点を取らなかった
  • 今回のテストでは生徒は たったひとりも 満点を取らなかった

no+可算名詞の形で可算名詞が単数の場合は、「ひとりも〜ない」ということが強調されます。そのためそこが分かるように訳せていれば正解です。

「『No』が言えない男の『Yes』には意味がないぜ!」

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