英語の褒め言葉一覧|状況別・例文付きで単語やフレーズを一挙に紹介
英語には人や物を褒める表現がとても多く、その点で日本語とは大きく異なります。褒め言葉は会話の良い潤滑油になるので、その適切な使い方を知っていると、英語でのコミュニケーションに大いに役立つことになります。
そこで今回は、英語の基本的な褒め言葉とその使い方について詳しく見ていくことにします。
褒め言葉に使える形容詞
褒め言葉に使える形容詞
英語には、褒め言葉に使える形容詞が数多くあります。まずはその代表的なものを紹介しましょう。
- good
- nice
- wonderful
- great
- fabulous
- fantastic
- terrific
- amazing
- marvelous
- incredible
- excellent
- perfect
good / nice
“good” と “nice” は、軽いニュアンスで人や物を褒める際によく使われます。ただし、単独では「まずまず」という意味になる場合もあるので、really、very、so などの強調表現とともに用いたり、直後に他の褒め言葉を続けるのが一般的です。
“Your English is very good.”
「英語がとてもお上手ですね。」
"You are really a good cook. I’m impressed.
「料理が本当にお上手ですね。感心しました。」
*“I’m impressed.” は「感心しました」という意味のフレーズで、褒め言葉としてよく使われます。
“That shirt is so nice.”
「そのシャツとても素敵ですね。」
“That was a nice speech. Well done!”
「いいスピーチだったぞ。よくやった!」
*“Well done!” は「よくやった」という意味のフレーズで、褒め言葉としてよく使われます。
wonderful / great
“wonderful” は「素晴らしい」という意味の形容詞で、“good” や “nice” より強い褒め言葉になります。
“great” は “wonderful” とほぼ同じ意味で使われますが、ややくだけたニュアンスになります。
“You look wonderful [great] in that dress.”
「そのドレスよく似合ってるね。」
“He is a wonderful [great] person to work with.”
「彼は一緒に仕事をするのに素晴らしい人だ。」
fabulous / fantastic / terrific
“fabulous”、“fantastic”、“terrific” は wonderful の意味を強調した単語で、どれもややくだけたニュアンスになります。“fabulous” は古風なイメージの単語なので、若者にはあまり使われません。
“He did a fabulous [fantastic, terrific] job.”
「彼は実にいい仕事をしてくれた。」
“What a fabulous [fantastic, terrific] actress!”
「なんてすばらしい女優なんだ!」
amazing / marvelous / incredible
“amazing”" と “marvelous” は「(驚くほど)素晴らしい」という意味で使われます。“marvelous” にはやや古風な響きがあります。
“incredible” は「(信じられないほど)素晴らしい」という意味のくだけた表現です。
“His performance was amazing [marvelous].”
「彼の演奏は素晴らしくてびっくりしたよ。」
“The flowers in your garden are incredible!”
「お庭の花、素晴らしすぎます!」
excellent / perfect
“excellent” は「最高に素晴らしい」、“perfect” は「完璧な」という意味の言葉です。
“You’ve done an excellent job.”
「最高の出来だったよ。」
または
「君は最高の仕事をしてくれた。」
“Your answer is perfect.”
「君の答えは完璧だ。」
口語的・俗語的形容詞
この項では、褒め言葉に使われる口語的・俗語的な形容詞を紹介します。
- cool
- awesome
- insane
“cool” と “awesome” は「すごい」「かっこいい」「イケてる」といった意味で、主に若者の間で使われます。“awesome” は “cool” より意味が強く、主にアメリカ英語で使われます。
“You look pretty cool [awesome] with that haircut!”
「その髪形めちゃかっこいい!」
“insane” は元々「頭がおかしい」という意味の形容詞ですが、「ヤバい」というニュアンスで褒め言葉としても使われます。やや品位に欠ける表現なので、使わない方が無難です。
“Ken’s new car is insane.”
「ケンの新車まじヤバいよ。」
容姿を褒める形容詞
容姿を褒める形容詞
上で紹介した形容詞は人や物、出来事などに幅広く使うことができますが、以下では、主に容姿を褒める際に使われる形容詞を紹介します。
- beautiful
- pretty
- cute
- handsome
- lovely
- good-looking
- attractive
- gorgeous
- hot
“beautiful” は、容姿が「美しい」「魅力的な」という意味で、主に女性に対して使われます。
“pretty” は「かわいらしい」「綺麗な」という意味で、主に若い女性や子供に使います。
“cute” は、幼く子供っぽい「かわいさ」を意味しますが、アメリカ英語では「セクシーな」という意味でも使われます。
“handsome” は「ハンサムな」「りりしい」という意味で、主に男性に使います。女性に使う場合は、顔立ちがりりしく態度が堂々としていることを意味します。
“lovely” は「美しい」「愛らしい」という意味で、主に女性に使います。“beautiful” に心の温かみ、親しみ、かわいらしさが加わった表現で、イギリス英語で多く使われます。
“good-looking” は「顔立ちのよい」という意味で、男女ともに使います。“beautiful” ほどの美しさは意味しません。
“attractive” は「魅力的な」という意味で、男女ともに使います。特に性的な魅力を意味します。
“gorgeous” は “attractive” の意味を強調したくだけた表現です。
“hot” は「セクシーな」という意味の俗語で、男女ともに使います。やや品位に欠ける表現なので、使わない方が無難です。
“You’ve never looked more beautiful [attractive].”
「今日が今までで一番きれい [魅力的] だよ。」
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人柄を褒める形容詞
人柄を褒める形容詞
英語には人柄を褒める形容詞も豊富にあります。以下では、そのうちの主なものを紹介します。
- kind
- gentle
- thoughtful
- considerate
- good
- nice
“kind” は「親切な」という意味の最も一般的な語です。思いやりがあり、優しく友好的であることを意味します。
“gentle” は、慎重で人を傷つけない穏やかな「優しさ」を意味します。
“thoughtful” は、相手の気持ちを思いやり、贈り物や親切な行為で相手に喜んでもらおうとする「優しさ」を意味します。
“considerate” は、相手の気持ちや立場などを考慮して不快にさせないように配慮する「優しさ」を意味します。
“good” は、困った時に助けてくれる親切で優しい人を表します。
“nice” は、気さくで感じの良い人を表します。
“You’re the kindest [most thoughtful] person I’ve ever met.”
「あなたは今まで会った中で一番親切な [思いやりがある] 人だ。」
おわりに
おわりに
以上、英語の基本的な褒め言葉とその使い方について紹介しました。今回の記事を、英語でのコミュニケーションに役立てていただければ幸いです。