「応援する」の英語表現と状況別のフレーズ|Fightは間違い?

更新日時 2021/09/01

「いつも応援しているよ」「ジャイアンツを応援しよう」など、私たちは「応援する」という言葉をよく使います。では、この「応援する」は英語でどのように言うのでしょうか?また、英語で応援の言葉をかける場合、どのような表現が適切なのでしょうか?

今回の記事では、まず「応援する」という意味の英語をいくつかの場面に分けて説明し、次に、人を応援するときに使える様々な英語フレーズを紹介していきます。

目次
  • 「応援する」の英語

  • 未来に向けた応援

  • 現状に対する応援

  • 落ち込んでいる人への応援

  • スポーツの応援

  • 「誰かを応援するときの英語フレーズ」のまとめ

「応援する」の英語

大事な出来事を控えた友人や、好きなスポーツチーム、芸能人などを「応援する」というケースでは、root for という表現がぴったりです。ここでの root は、「成功を願う」という意味の動詞で、必ず root for という形で使います。

“Good luck with your presentation tomorrow. I’m rooting for you.”
「明日のプレゼン頑張ってね。応援してるよ。」

“Let’s root for the Dragons.”
「ドラゴンズを応援しよう。」

“I’m rooting for you from Japan.”
(海外の芸能人などに)「日本から応援しています。」

実際に声を出して「応援する」(声援を送る)場合は、cheer が使えます。「チアリーダー」の「チア」に当たる単語です。cheer 単独で、または cheer forcheer ~ on という形で使います。

People watching the marathon cheered the tiring runner.
マラソンの観客は、疲れの見える走者を応援した。

We cheered for the Giants from the first-base stands.
私たちは一塁側スタンドからジャイアンツを応援した。

I went to cheer him on in a 5-km race.
5キロレースで彼を応援しに行った。

誰かの事業や活動、生活などを具体的に「応援する」(支援する)ような場合は、support が使われます。

We strongly support small and medium-sized companies.
私たちは中小企業を積極的に応援します。

We are accepting donations to support students from single-parent households.
ひとり親家庭の学生を応援するため、寄付金を受け付けています。

以上、「応援する」を意味する英語を見てきました。これらの表現を使えば、日本語の「応援する」に当たるほとんどのケースに対応できるでしょう。

なお、「応援する」という意味の「エールを送る」という表現がありますが、英語では send a yell のような言い方はしませんのでご注意ください。 (英語の yell は、通常「叫び声」を意味します。)

未来に向けた応援

次に、誰かを応援するときに使える英語フレーズを見ていきましょう。

今回は、応援の場面を「未来に向けた応援」「現状に対する応援」「落ち込んでいる人への応援」「スポーツの応援」の4つに分け、それぞれにふさわしい英語表現を紹介していきます。

まずは「未来に向けた応援」から見ていきます。

これから大事な出来事が控えている人を応援する場合は、以下のような表現が使えます。

フレーズとそのニュアンス
  • Good luck!(幸運を祈ります / 頑張って)
  • Wish you the best!(幸運を祈ります / 頑張って)
  • Go for it!(頑張れ)
  • Break a leg!(頑張れ)
  • I’ll keep my fingers crossed.(幸運を祈ります)
  • I hope everything goes well.(万事うまくいくといいですね)
  • I believe in you.(あなたを信じています)
  • I’m behind you.(私がついています)
  • I’m sure you’ll do great.(きっとあなたなら大丈夫です)

これらのフレーズの中では “Good luck!” が最もよく使われます。「幸運を祈る」という意味の言葉ですが、日本語の「頑張って」に近いニュアンスです。単独で、または Good luck on [with, in]~ の形で使います。

“I have my finals next week.”
Good luck!

「来週は期末試験だ。」
「頑張って!」

Good luck on [with, in] your finals next week!”
「来週の期末試験がんばってね!」

“Wish you the best!”“Good luck!” と同じように使えます。“I wish you all the best in ~” のようにすると、丁寧な感じになります。

“I have a job interview tomorrow.”
Wish you the best!

「明日、就職面接があるんだ。」
「頑張ってね!」

I wish you all the best in your new position.”
「新しい役職でのご活躍をお祈りします。」

“Go for it!” は「目標に向かって進め」という意味で、日本語の「頑張れ」に近いニュアンスです。

“I’m thinking of applying for an internship at the City Hall.”
“That’s great. Go for it!”

「市役所のインターンに応募しようと思ってるんだ。」
「それはいいね。頑張れ!」

“Break a leg!” は、「舞台に立つ前は足を折るほど練習しろ」という意味から発展した表現です。大事なパフォーマンスを控えた人を励ますときに使います。

“I have a singing audition tomorrow.”
Break a leg!

「明日、歌のオーディションがあるの。」
「頑張れ!」

“I’ll keep my fingers crossed.” は、幸運祈願や魔よけのしるしとして、人差し指と中指をクロスさせることを意味します。「幸運を祈ります」というニュアンスになります。

“I hope you pass the test. I’ll keep my fingers crossed.”
(指をクロスさせながら)「試験に合格することを祈っています。」

“I hope everything goes well.” 以下の表現は、単独でも使えますが、下の例のように組み合わせて使うと、より効果的です。

“I’m worried about my presentation tomorrow.”
I hope everything goes well. I believe in you.

「明日のプレゼン心配だなあ。」
「うまくいくといいね。信じてるよ。」

“I have a big game tomorrow.”
I’m sure you’ll do great. I’m behind you.

「明日は大事な試合だ。」
「きっと大丈夫だよ。私がついてる。」

現状に対する応援

既に何かに取り組んでいる人を応援する場合は、以下のような表現が使えます。

フレーズとそのニュアンス
  • Keep it up!(その調子だ)
  • Hang in there!(あきらめるな)
  • You can do it.(あなたならできる)
  • Give it your all!(全力を尽くせ)

なお、日本では応援の際に “Do your best.” という表現が散見されますが、こちらは「結果はあまり期待していない」というニュアンスを含むので、使わない方が無難です。

最初の “Keep it up!” は、物事が順調なときに、「その調子で頑張れ」という意味で使われます。“Keep up the good work.” のように言うこともできます。なお、ここでの “keep up” は、「維持する」「継続する」という意味の熟語になります。

“You’re doing great. Keep it up!
「よくやってるね。その調子で頑張れ!」

“That was an excellent presentation. Please keep up the good work.”
「素晴らしい発表でした。その調子で頑張ってください。」

“Hang in there!” は、「落ちないようにしっかりつかまれ」という意味から発展した言葉です。つらい状況にある相手に「あきらるな」と伝えるときに使います。同じ意味の “Don’t give up.” よりはくだけた表現です。

似たようなフレーズに “Never give up.” がありますが、こちらは「将来にわたってあきらめてはいけない」という意味になるので、現在に焦点を当てる場合には使えません。

Hang in there! You only have 1 km to go.”
「頑張れ!あと残り1kmだぞ。」

“You can do it.” は、人を励ます際の定番フレーズです。“I know you can do it.” のように言うこともできます。しばしば “Don’t give up.”“Hang in there!” と一緒に使われます。

Don’t give up. I know you can do it.”
「あきらめないで。君ならきっとできるよ。」

最後の “Give it your all!” は「全力を尽くせ」という意味になります。

“The success of this project depends on your efforts. Please give it your all.”
「このプロジェクトの成功は、皆さんの努力にかかっています。全力を尽くしてください。」

落ち込んでいる人への応援

物事がうまくいかずに落ち込んでいる人を励ましたい場合は、以下のような表現が適切です。

フレーズとそのニュアンス
  • Cheer up!(元気を出して)
  • Don’t worry.(心配しないで)
  • Take it easy.(気楽に行こう)

すべて皆さんが良く知っている定番フレーズですね。実際に使うときは、様々な表現と組み合わせて、励ましの気持ちをしっかり伝えるようにしましょう。

Cheer up! You’ll be all right.”
「元気を出して!きっと大丈夫だよ。」

Don’t worry. I’m always on your side.”
「心配しないで。いつも君の味方だよ。」

Take it easy. Tomorrow is another day.”
「気楽に行こう。明日があるさ。」

なお、「気にするな」「ドンマイ」という意味で “don’t mind” という表現を使う際は、注意が必要です。“Don’t mind.” のように単独で使うのは誤りで、“Don’t mind about the rumor.”(うわさなんて気にするな。)のように、後ろに「about + 目的語」をつけるのが正しい用法です。

スポーツの応援

スポーツ競技で、自分の好きな選手やチームを応援したいときは、以下のようなフレーズが使えます。

フレーズとそのニュアンス
  • Go!(行け)
  • Let’s go!(行け)
  • Come on!(しっかりしろ)
  • Keep it up!(その調子だ)
  • Hang in there!(あきらめるな)
  • Stick to it!(その調子だ / あきらめるな)

なお、日本では応援の際によく「ファイト!」という言葉を使いますが、英語の "Fight!"は、「(殴り合うなどして)戦え!」という意味になりますので気をつけましょう。

“Go!”“Let’s go!” は、単独で、または選手やチームの名前の前につけて使います。

Go, Tanaka!”
「行け、田中!」

Let’s go, Reds!”
「行け、レッズ!」

“Come on!” も 同じように使いますが、こちらは「しっかりしろ!」という感じになります。

Come on, Fighters!”
「しっかりしろ、ファイターズ!」

「現状に対する応援」の項でも説明しましたが、“Keep it up!” は、選手やチームが順調な場面で、“Hang in there!” は、苦しい場面で使います。

“Go, Suzuki! Keep it up!
「行け、鈴木!その調子だ!」

“Come on, Giants! Hang in there!
「しっかりしろ、ジャイアンツ。あきらめるな!」

最後の “Stick to it!” は、状況によってニュアンスが変わります。順調な場面では「その調子だ」、苦しい場面では「あきらめるな」という感じになります。なお、ここでの “stick to” には、「最後までやり遂げる」という意味があります。

“Go, Takahashi ! Stick to it!
「行け、高橋!その調子だ!」

Come on, Hawks! Stick to it!
「しっかりしろ、ホークス!あきらめるな!」

「誰かを応援するときの英語フレーズ」のまとめ

以上、人を応援するときに使える英語フレーズを、「未来に向けた応援」「現状に対する応援」「落ち込んでる人への応援」「スポーツの応援」の4つに分けて紹介してみました。

今回の記事を参考に、応援や励ましの気持ちをスムーズに伝えられるようにしていただけたら幸いです。

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