「頑張って」の英語表現と状況別の例文|do your best は要注意

更新日時 2021/09/01

誰かを励ましたり、応援したりするときに、私たちはよく「頑張って!」と言いますね。では、この「頑張って」は英語でどのように言うのでしょうか?

実は英語には、日本語の「頑張って」にそのまま当てはまるフレーズがありません。そのため、英語で「頑張って」の意味を表現する場合は、場面や状況に合ったフレーズを使い分ける必要があります。

この記事では、「頑張って」が使われる場面を「未来に向けた激励」「現状に対する激励」「スポーツの応援」の3つに分け、それぞれにふさわしい英語表現を紹介していきます。

目次
  • 未来に向けた激励

  • 現状に対する激励

  • スポーツの応援

  • 英語で「頑張って」のまとめ

未来に向けた激励

これから何かに取り掛かろうとしている人に対して「頑張って」と伝える場合は、以下のような表現が使えます。

フレーズとそのニュアンス
  • Good luck on [with, in]〜!(〜を頑張って!)
  • I’ll keep my fingers crossed.(幸運を祈ります)
  • Go for it.(目標に向かって進め)
  • Break a leg!(頑張れ!)
  • I hope it goes well.(うまくいくといいですね)
  • I’m counting on you.(あなたを信じています)
  • I’m rooting for you.(応援しています)
  • I’m sure you’ll do great.(あなたなら大丈夫です)

これらのフレーズの中では “Good luck on [with, in]~!” が最もよく使われます。前置詞の on、with、in の後には、頑張る対象となるものが来ます。

Good luck on your presentation tomorrow!”
「明日のプレゼン頑張ってね!」

Good luck with your studies!”
「勉強頑張ってね!」

Good luck in the tournament!”
「試合頑張ってね!」

“I’ll keep my fingers crossed.” は、人差し指と中指を交差させることを意味します。これは、幸運を祈るジェスチャーで、キリスト教の十字架に由来します。

“I hope you’ll pass the exam. I’ll keep my fingers crossed.”
(指を交差させながら)「試験にうかることを祈っています。頑張ってください。」

“Go for it.” は「目標に向かって進め」という意味のフレーズで、日本語の「頑張って!」に近いニュアンスがあります。

“I’m thinking of studying abroad.”
“That’s great! Go for it!”

「留学しようと思うんだけど。」
「それはいいね!頑張って!」

“Break a leg!” は、「舞台に上がるなら足を折るほどやれ」という意味で、舞台に出る前の役者や、大事な試験に臨む人などに対して使います。

“I have a job interview tomorrow.”
Break a leg!

「明日は就職面接なんだ。」
「頑張れよ!」

“I hope it goes well.” 以下の表現は、単独でも使えますが、 “Good luck!” と一緒に使うと、より効果的です。

“I’m worried about my presentation tomorrow.”
I hope it goes well. Good luck!
(または “I’m sure you’ll do great. Good luck!”)

「明日のプレゼン心配だなあ。」
「うまくいくといいね。頑張って!」
(または「君なら大丈夫だよ。頑張って!」)

“I have a big game tomorrow.”
I’m counting on [rooting for] you. Good luck!

「明日は大事な試合だ。」
「信じてるから [応援してるから] 頑張れ!」

現状に対する激励

既に何かに取り組んでいる人に対して「頑張って」と伝える場合は、以下のような表現が使えます。

フレーズとそのニュアンス
  • Keep it up.(その調子で頑張って)
  • Hang in there.(あきらめないで)
  • Don’t give up.(あきらめないで)
  • You can do it.(あなたならできる)
  • Give it your all.(全力を尽くせ)

最初の “Keep it up.” は、物事がうまくいっているときに、「その調子で頑張って」という意味で使われます。“Keep up the good work.” という言い方もあります。なお、ここでの “keep up” は、「続ける」という意味の熟語になります。

“You’ve done a good job. Keep it up.”
「よくできたね。その調子で頑張れ。」

“You’ve done very well. Please keep up the good work.”
「大変よくできました。これからも頑張ってください。」

“Hang in there.” (元の意味は「落ちないようにしっかりつかまれ」)は、困難な状況にある相手に対して、「あきらめずに頑張れ」と伝えるときに使います。同じ意味の “Don’t give up.” よりはカジュアルな表現です。

なお、“Never give up.” という表現もありますが、こちらは「今もこれからもあきらめてはいけない」という意味になるので、現状に対する激励としては使えません。

“Only 100 meters to the finish line. Hang in there!
「ゴールまであと100メートルだ。頑張れ!」

“I don’t see how I can finish this paper by Friday.”
Don’t give up too easily. You still have time.”

「金曜までにレポートを終わらせるなんて無理だよ。」
「そんなに簡単にあきらめるなよ。まだ時間はあるんだから頑張れ。」

“You can do it.”“Hang in there.”“Don’t give up.” と相性が良い表現で、しばしば一緒に使われます。“I know you can do it.” という言い方もあります。

“Just hang in there! I know you can do it.”
「頑張れ!おまえなら必ずできる。」

最後の “Give it your all.” は「全力を尽くせ」という意味のフレーズです。

私たちになじみの深い “Do your best.”(ベストを尽くせ) とほぼ同じニュアンスですが、“Do your best.” の方は使い方に注意が必要です。

一つは、「手抜きするな、全力でやれ」と高圧的に取られる可能性があるため。もう一つは、「結果はあまり期待していない」というニュアンスを含むためです。

実際に使う場合は、“Give it your all.” の方をお勧めします。

“It seems to be a pretty tight schedule, but please give it your all.”
「かなりタイトなスケジュールですが、全力を尽くしてください。」

スポーツの応援

スポーツ観戦の際に、頑張っているチームや選手を応援したいときは、以下のような表現を使いましょう。

フレーズとそのニュアンス
  • Go!(行け!)
  • Let’s go!(行け!)
  • Come on!(しっかりしろ!)
  • Keep it up!(その調子!)
  • Hang in there!(あきらめるな!)
  • Stick to it!(このまま頑張れ!/ あきらめるな!)

“Go!”“Let’s go!” は、単独で、または頑張ってほしいチームや選手の名前の前につけて使います。

Go, Suzuki!”
「行け、鈴木!」

Let’s go, Giants!”
「行け、ジャイアンツ!」

“Come on!” も 同じように使いますが、こちらは「何やってるんだ。しっかりしろ!」というニュアンスになります。

Come on, Dragons! Let’s go!
「しっかりしろ、ドラゴンズ!頑張れ!」

前の項でも説明しましたが、“Keep it up!” は、チームや選手がよくやっている状況で、“Hang in there!” は、ピンチの状況で使います。

“Nice shot, Tanaka! Keep it up!
「ナイスショットだ、田中!その調子で頑張れ!」

“Come on, Fighters! Hang in there!
「しっかりしろ、ファイターズ!あきらめずに頑張れ!」

“Stick to it!” は、状況によって意味が変わります。チームや選手の調子が良い場面では「このまま頑張れ」、調子が悪い場面では「あきらめるな」というニュアンスになります。なお、ここでの “stick to” は、「最後までやり遂げる」という意味の熟語になります。

“Looking good, Mizuno! Stick to it!
「いい感じだ、水野!このまま頑張れ!」

Come on, Bulls! Stick to it!
「しっかりしろ、ブルズ!あきらめずに頑張れ!」

最後に注意したいのが「ファイト!」という言葉です。英語の “Fight!” は「(殴り合うなどして)戦え!」という意味になりますので、応援の際には使わないようにしてください。

英語で「頑張って」のまとめ

以上、「頑張って」に関する英語表現を、「未来に向けた激励」「現状に対する激励」「スポーツの応援」の3つの場面に分けて紹介してみました。

今回の記事を参考に、「頑張って」の意味スムーズに伝えられるようにしていただけたら幸いです。

人気記事