結婚記念日・結婚○周年記念日の英語表現と定番のメッセージの例文

今回は、結婚記念日に関するさまざまな英語表現や、記念日を迎えたカップルに贈る英文メッセージの書き方について紹介していきます。

「結婚記念日」の英語

まず「結婚記念日」は英語でなんと言うのでしょうか。辞書には wedding anniversary と書いてあるのですが、wedding は「結婚式」の意味なので、直訳すると「結婚式記念日」になってしまいますね。「結婚」の英語は marriage なので、marriage anniversary ではだめなのでしょうか。

実際、marriage anniversary という表現が使われることもあるのですが、marriage は、結婚という「制度」や結婚している「状態」を意味する言葉なので、特定の「出来事」の記念日を意味する anniversary との相性はあまり良いとは言えません。

一方、wedding という単語には「結婚式」という意味のほかに、動名詞として「結婚すること」という意味もあります。カップルが結婚したという「出来事」を記念する日という意味では、wedding anniversary の方が適切であると言えるでしょう。

なお、文脈によっては anniversary だけで「結婚記念日」という意味になることがあります。カタカナ言葉の「アニバーサリー」に「結婚記念日」という意味があるのと同じですね。

“Today is our anniversary, remember?”
「今日は僕たちの結婚記念日だよ。覚えてる?」

「結婚〇周年記念日」の英語

wedding anniversary の前に first (1st)、second (2nd)、third (3rd)などをつけることで、「結婚〇周年記念日」という表現を作ることができます。例えば、「結婚1周年記念日」は first (1st) wedding anniversary、「結婚10周年記念日」は tenth (10th) wedding anniversary となります。

“We celebrated our fifth wedding anniversary yesterday.”
「きのう私たちは結婚5周年記念日を祝った。」

“We visited Kyoto on our tenth wedding anniversary.”
「私たちは結婚10周年記念日に京都を訪れた。」

記念日ごとの名称

英語圏の国々には、結婚記念日ごとにカップルが贈り合う伝統的なプレゼントがあり、各記念日にはそのプレゼントにちなんだ名前がつけられています。

例えば、初めて迎える結婚記念日は「白紙に将来の夢を描く」という意味で paper wedding(紙婚式)とよばれ、カップルは紙でできたプレゼントを贈り合います。また、2年目の記念日は、結婚生活が綿製品のように長持ちするようにとの願いから cotton wedding(綿婚式)とよばれ、綿製のプレゼントが贈られます。

3年目以降の結婚記念日にもいろいろと面白い名前がつけられていますが、今回は以下の5つの紹介にとどめておきましょう。

結婚記念日ごとの名称
  • 5周年:wodden wedding(木婚式)
  • 10周年:tin wedding(錫婚式)
  • 25周年:silver wedding(銀婚式)
  • 50周年:golden wedding(金婚式)
  • 60周年(または75周年):diamond wedding(ダイヤモンド婚式)

結婚記念日に使える英語のメッセージ

結婚記念日を迎えた外国人の友人に英語でメッセージを送るのもいいものです。LINEやメールでも構いませんが、自筆のメッセージカードなら更に喜ばれることでしょう。ケーキ屋さんで、ケーキやチョコレートのプレートに書いてもらう方法もお勧めです。

短いメッセージであれば、

  • “Happy Anniversary.”

  • “Happy Wedding Anniversary.”

  • “Happy 3rd Anniversary.”

などが定番の表現になります。

名前をつけ加える場合は、
"Happy Anniversary, Mary and Tom."
のように、2人の名前の前にコンマ(,)を入れます。

また、Congratulations(おめでとう)を使って “Happy” の部分を “Congratulations on your” に置き換える方法もあります。ただし、この場合は
"Congratulations on your anniversary."
"Congratulations on your 3rd anniversary."
のように、最初の文字以外は全部小文字で書く方が良いでしょう。

メッセージを続ける場合は、May や Wishing などを使って書き始めてみましょう。I や You で始めるよりも、スマートな英文になりますよ。

“May you two stay happy and healthy always.”
「お二人がいつまでも幸せに健康でありますように。」

“May your marriage be blessed with love, trust, and compassion for each other.”
「お二人の結婚が愛と信頼と思いやりに恵まれますように。」

“Wishing you many more years of happiness and love.”
「お二人の幸せと愛が何年も続きますように。」

“Wishing that you two will grow even closer together with each passing day.”
「お二人の仲が日々ますます良くなりますように。」

カードやチョコレートのプレートなど、メッセージを書くスペースが限られている場合は、略語を使ってみるのも1つの手です。

“congratulations” は “congrats”、“anniversary” は “anniv” のように省略して書くことができます。

“Congrats on your anniv!”
「結婚記念日おめでとう!」

「結婚記念日」の英語まとめ

以上、結婚記念日に関する英語表現と英文のお祝いメッセージをいくつか紹介してみました。少しでもお役に立てば幸いです。

まとめ

  • 「結婚記念日」は英語で wedding anniversaryと言います。
  • 「結婚〇周年記念日」と言う場合は、wedding anniversary の前に、first (1st)、second (2nd)、third (3rd)などをつけます。
  • 初回の結婚記念日は paper wedding(紙婚式)、2回目は cotton wedding(綿婚式)など、各記念日にはその年に贈られるプレゼントにちなんだ名前がつけられています。
  • お祝いのメッセージとしては、“Happy Wedding Anniversary.” や “Congratulations on your 3rd wedding anniversary.” などが定番の表現です。
  • メッセージを続ける場合は、May や Wishing で書き始めるとスマートな英文になります。