どういたしましての英語|フォーマルな表現からカジュアルな英語・スラングも紹介

「どういたしまして」は英語でどのように言うのでしょうか?

“You’re welcome.” に決まっているのでは、と考える人も多いと思いますが、話はそれほど単純ではありません。

皆さんが人から感謝された場合、常に「どういたしまして」と答えているわけではないと思います。恐らく「いいえ、こちらこそ」「別に構わないよ」「気にしないで」などの表現を使い分けているのではないでしょうか。

英語も同様で、実際に “You’re welcome.” が使われる頻度はそれほど高くなく、それに代わる様々な表現が存在します。

今回は「どういたしまして」の意味で使うことができる英語を、スラング、カジュアル、フォーマルの3段階に分けて紹介していくことにします。

スラング|No prob. など

「どういたしまして」の意味で使えるスラングには、主に次の2つがあります。

英語とそのニュアンス
  • “No prob.” 「問題ないよ。」
  • “You bet.” 「当然のことさ。」

“No prob.” は No problem. の省略形です。「問題ないよ」「たいしたことないよ」の意味で、主にアメリカ人が使うスラングです。

bet は「賭ける」という意味の動詞ですが、“You bet.” という形で、Of course. を意味するスラングになります。「当然のことをしたまでだよ」という意味合いで、You’re welcome. の代わりに使われます。

例

“Thanks for the ride.”
“You bet.”
「乗せてくれてありがとう。」
「当然のことさ。」

カジュアルな表現|Anytime. など

「どういたしまして」の意味で使えるカジュアルな表現には、次のようなものがあります。

英語とそのニュアンス
  • “Anytime.” 「いつでもいいよ。」
  • “Of course.” 「当然のことだよ。」
  • “Sure thing.” 「当然のことだよ。」
  • “No problem.” 「問題ないよ。」
  • “No worries.” 「気にしないで。」
  • “That’s OK.” 「大丈夫だよ。」
  • “That’s all right.” 「大丈夫だよ。」
  • “Uh huh.” 「うん。」

“Anytime.” は、「いつでもいいよ」「またいつでも言ってね」といった意味合いになります。今後も会うことが分かっている人(友人や家族など)に対して使います。

例

“Thanks for your help.”
“Anytime.”
「手伝ってくれてありがとう。」
「いつでもどうぞ。」

“Of course.” と “Sure thing.” は、上で紹介した “You bet.” と同じく、「当然のことをしたまでだよ」という意味になります。“Sure thing.” は、省略形の “Sure.” という形でもよく使われます。

例

“Thank you for fixing my PC.”
“Sure thing.”
「パソコンを修理してくれてありがとう。」
「当然のことだよ。」

“No problem.”、“No worries.”、“That’s OK.”、“That’s all right.” は、すべて同じようなニュアンスになります。日本語の「たいしたことないよ」「気にしないで」に当たる表現で、You’re welcome. の意味で頻繁に使われます。

例

“Thank you for taking care of my dog.”
“No problem.”
「犬の世話をしてくれてありがとう。」
「たいしたことないよ。」

例

“Thank you for letting me use your car.”
“That’s all right.”
「車を貸してくれてありがとう。」
「いいよ、気にしないで。」

最後の “Uh huh.” は、相手のお礼に対する相槌の表現です。日本語の「うん」に当たります。

例

“Thanks.”
“Uh huh.”
「ありがとう。」
「うん。」

フォーマルな表現|You’re welcome. など

「どういたしまして」の意味で使えるフォーマルな表現には、次のようなものがあります。

英語とそのニュアンス
  • “Thank you.” 「こちらこそありがとう。」
  • “You’re welcome.” 「どういたしまして。」
  • “Don’t mention it.” 「お礼には及びません。」
  • “Not at all.” 「何でもありません。」
  • “It was nothing.” 「何でもありません。」
  • “Don’t worry about it.” 「気にしないでください。」
  • “I’m happy to help.” 「お役に立ててうれしいです。」
  • “It’s my pleasure.” 「こちらこそうれしいです。」

相手に “Thank you.” と言われた際に「こちらこそありがとう」という意味で “Thank you.” と答える場合は、“Thank you.” のように you の部分を強く発音します。

“You’re welcome.” は、元々フォーマルなニュアンスのフレーズですが、“You’re very welcome.”、“You’re more than welcome.”、“You’re most welcome.” のようにすると、更に丁寧な表現になります。

mention は「話に出す」「言及する」という意味の動詞で、“Don’t mention it.” は「お礼には及びません」「お礼は結構です」といった意味合いになります。イギリス人によく使われるフレーズです。

例

“Thank you for everything.”
“Don’t mention it.”
「いろいろとありがとうございました。」
「お礼には及びませんよ。」

“Not at all.” と “It was nothing.” は、上で紹介した “No problem.” の丁寧な言い方になります。“Don’t worry about it.” は “No worries.” の丁寧な言い方です。

例

“Thank you for reviewing the material.”
“Not at all.”
「資料を確認していただきありがとうございました。」
「何でもありませんよ。」

“I’m happy to help.” と “It’s my pleasure.” (または省略形の “My pleasure.”)は似たようなニュアンスですが、使われる頻度は後者の方が高くなります。どちらも今回紹介した中では最も丁寧な表現になります。

例

“Thank you for giving me a tour of your facility.”
“It’s my pleasure.”
「施設を案内していただきありがとうございました。」
「こちらこそ楽しかったです。」

「どういたしまして」の英語のまとめ

以上、「どういたしまして」の意味で使うことができる18の英語表現を、スラング、カジュアル、フォーマルの3段階に分けて紹介しました。

今回の記事を参考に、「どういたしまして」を意味する英語を上手に使い分けられるようになっていただければと思います。