【y が偶数の場合】
y=2k とおくと
(2k−x)(2k+x)=127。
127 は素数だから,(x<2k に注意して,)
2k−x=1,2k+x=127。
辺々足して 2k+1=128,つまり k=6 を得る。
【y が奇数の場合】
y=2k+1 とおくと
(x−1)(x+1)=27(2k−3−1)(2k−3+1)。
x−1,x+1 のいずれか一方は 26 の倍数。一般性を損なわずに x−1=26A とおいてよい。また簡単のために 2k−3−1=B とおく。そうすると
26A(26A+2)=27B(B+2),32A2+A−B(B+2)=0。
A に関する 2 次方程式とみたときの判別式は
Δ=1+4B(B+2)=4B2+8B+1。
B>0 ならば
(2B+1)2<Δ<(2B+2)2
だから,Δ は平方数でない。ところが A は整数だから Δ は平方数でなければならない。よって B=0 を得る。
以上から (x,y)=(1,7),(63,12)。