[1] (1) 直線 AP の方程式を y=f(x) とすると,
f(x)=f(1)+f′(1)(x−1)=0+(−a)(x−1)=−ax+a
f(x)=1 を解いて x=aa−1 を得ます。
(2)
△ABQ△CPQ=21⋅∣BQ∣⋅∣BA∣=2a1=21⋅∣CQ∣⋅∣CP∣=2a(a−1)2
(3) △ABQ,△CPQ の面積の和は,
S=2a1+2a(a−1)2=2a+a1−1
ここで相加相乗平均の不等式から,
2a+a1≧22a⋅a1=2
等号成立条件は 2a=a1⟺a=2 なので,a=2 のときに最小値 S=2−1 をとります。
[2] 2+2i 以外の根を α,β とします。根と係数の関係から,
⎩⎨⎧α+β+2+2iαβ+β(2+2i)+(2+2i)ααβ(2+2i)=a=4=−b
簡単のために y=α+β,z=αβ とおいて,
⎩⎨⎧y+2+2iz+(2+2i)yz(2+2i)=a=4=−b
いま方程式が 3 つに対して未知数が a,b,y,z の 4 つあるので,一般に解は決定できないけれども,恐らく a,b が実数という条件が決定に役立つと予想できます。そこで y,z を消去して a,b の関係式を導くと,
b=8ia+8−24i
だから a=3,したがって b=8,y=1−2i,z=−2+2i。α,β は方程式 x2−yx+z=0 の根なので,これを解いて答えを得ます。
x2−(1−2i)x−2+2i(x+1)(x−2+2i)x=0=0=−1,2−2i