過去完了進行形とは|使い方・過去完了形や現在完了進行形との違いまで図解で詳しく解説

更新日時 2021/10/30

この記事では、過去完了進行形の意味や使い方などについて解説しています。

目次
  • 過去完了進行形とは

  • 過去完了進行形の意味

  • 過去完了進行形と現在完了進行形の違い

  • 過去完了進行形と過去進行形の違い

  • 過去完了進行形と過去完了形の継続用法の違い

  • 過去完了進行形の否定文

  • 過去完了進行形の疑問文

  • 【大学入試英語対策】練習問題

過去完了進行形とは

過去完了進行形のイメージを図解すると次のようになります。 過去完了進行形のイメージ ここで高校英文法では、ある過去の時点よりさらに以前の過去のことを「大過去」と呼びます。

大過去のより詳しい説明につきましては、以下の記事を参照してください。

大過去\to現在作成中

過去完了進行形は、名前の通り

  • 過去完了形
  • 過去進行形

の二つの意味を持っています。

つまり、過去完了形の「過去のある時点までの継続」、過去進行形の「動作の進行中」という二つの意味を併せ持った結果、過去完了進行形は「過去のある時点までの動作の継続」という意味になります。

S + had + been + doing〉で書くことができて、「(過去のある時点まで)ずっと~し続けていた。」という意味になります。

いくつか例文で確認してみましょう。

(1) I’d been studying English all through the end of last month.
先月末までずっと英語の勉強をしていた。

(2) He had been standing outside the door for the entire three hours when my father came home.
彼は父が帰ってきたときには、3時間ずっと玄関の外で立っていた。

(3) By the time he arrived at the meeting place, his girlfriend had already been waiting for him for half an hour.
彼が待ち合わせの場所に来た時には、ガールフレンドはもう30分も待っていた。

過去完了進行形の意味

過去完了進行形の意味は、大きく分けて3つあります。

今回は、その3つの意味をそれぞれ詳しく解説していきます。

過去のある時点まで継続していた動作

過去完了進行形は、過去のある時点まで継続していた動作を表すことができます。

(4) I had been practicing soccer when my father came home.
父が帰ってきたとき、私はサッカーの練習をしていました。

この例文では、父が帰ってきたという「過去のある時点」において、私はサッカーをしていたという継続していた動作を表現しています。

過去のある時点の直前まで継続していた動作

過去のある時点の直前に終了した動作も、過去完了進行形で表現することができます。

(5) He had been painting picture until his teacher came to check whether he did his task.
彼は、先生が課題をこなしたかどうかをチェックしに来るまで、絵を描いていた。

この例文では

  • 彼は先生がチェックしに来るまで絵を描くことを継続していた\toチェックしに来た時には絵を描くという動作は終了している

という解釈ができます。

過去のある時点までの反復動作

過去のある時点までに一時的に反復していた動作も、過去完了進行形を使うことで表現できます。

(6) He had been calling her by her nickname until he graduated.
卒業するまで、彼女のことをニックネームで呼んでいた。

こちらも、卒業するまでという一時的な期間、かつ過去のある時点までに、繰り返しあだ名で呼ぶという動作の反復をしています。

過去完了進行形と現在完了進行形の違い

次に過去完了進行形と紛らわしい文法について違いを見ていきましょう。

まずは現在完了進行形との違いについてです。

過去完了進行形と現在完了進行形の違い

上の図のように、過去完了進行形は、現在完了進行形の時制をそのまま一つ過去にスライドさせたようなイメージになります。

具体的には、過去完了進行形が

  • 大過去\to過去への動作の継続

現在完了進行形では

  • 過去\to現在への動作の継続

という違いがあります。

例文で確認してみましょう。

  • 過去完了進行形

(7) He had been playing baseball for 3 hours when his sister got home.
彼は姉が帰ってきたときには3時間野球をし続けていた。

  • 現在完了進行形

(8) He has been playing baseball for 3 hours.
彼は(今まで)3時間、野球をしている。

過去完了進行形と現在完了進行形の違いまとめ

どちらも動作の継続を表す。しかし、

過去完了進行形

  • 大過去からある時点の過去までの動作の継続

現在完了進行形

  • 過去のある時点から現在までの動作の継続

を表している。

より詳しい現在完了進行形の解説に関しましては、こちらの記事を参照してください。

現在完了進行形\to現在作成中

過去完了進行形と過去進行形の違い

次に、過去進行形の違いについて学んでいきましょう。

過去完了進行形と過去進行形の大きな違いとして、動作の継続の意味が含まれているかいないかがあります。

次の例文を見てみてください。

  • 過去完了進行形

(9) He had been playing baseball for 3 hours when his sister got home.
彼は姉が帰ってきたときには3時間野球をし続けていた。

  • 過去進行形

(10) He was playing baseball then.
彼はそのとき野球をしていました。

上の例文の違いからわかるように、過去完了進行形は動作の継続が意味合いとして含まれています。

一方、過去進行形は動作の進行中の意味合いは含まれていますが、動作の継続の意味合いは含まれていません。

過去完了進行形と過去進行形の違いまとめ

どちらも過去のある時点に動作の進行中であったことを表す。しかし

過去完了進行形は

  • 動作の継続が含まれる

過去進行形は

  • 動作の進行中という意味合いであり、動作の継続は含まれない

過去進行形についてのより詳しい解説につきましては、以下の記事を参照してください。

過去完了進行形と過去完了形の継続用法の違い

最後に、過去完了進行形と過去完了形との違いについてみていきましょう。

過去完了進行形は動作の継続を表すことに対して、過去完了形の継続用法は状態の継続を表すという点で違います。

  • 過去完了進行形

(11) He had been playing baseball for 3 hours when his sister got home.
彼は姉が帰ってきたときには3時間野球をし続けていた。

  • 過去完了形:継続用法

(12) He’d been at the baseball field for three hours when his sister came home.
彼は姉が帰ってきたとき(まで)に3時間野球場にいた。

ですから、例文のように過去完了進行形では動作動詞、過去完了形の継続用法では状態動詞を用いるという違いがあります。

過去完了進行形と過去完了形継続用法の違いまとめ

どちらも文法も継続を表す文法としては同じであるが、

過去完了進行形は

  • 動作の継続

過去完了形の継続用法は

  • 状態の継続

を表すという違いがある。

また、それぞれの文法が取れる動詞も

過去完了進行形は

  • 動作動詞

過去完了の継続用法は

  • 状態動詞

という違いもある。

また、動作動詞と状態動詞についての詳しい解説は以下の記事を参照してください。

過去完了進行形の否定文

(過去のある時点まで)ずっと~していなかった。」と表現したい場合、過去完了進行形の否定文を使います。

否定文の作り方はhadの後ろにnotをおくことででき、〈S + had not been + doing〉で書くことができます。

例文で使い方を確認しておきましょう。

(13) He hadn’t been practicing his rehearsal when he got to the concert hall.
コンサート会場についた時、彼は予行練習をしていなかった。

(14) I hadn’t been studying when he came to school.
彼が学校へ来たとき、私は勉強を続けていなかった。

過去完了進行形の疑問文

(過去のある時点まで)ずっと~していましたか。」と質問したい場合は、過去完了進行形の疑問文を使います。

疑問文の書き方は、hadを主語の前に置くことででき、〈Had + S + been + doing〉で表すことができます。

例文で使い方を確認しましょう。

(15) Had you been studying before the teacher came to your classroom?
先生が教室に来る前に勉強していましたか。

(16) When my father came home, had he still been practicing soccer?
父が帰ってきたとき、父はまだサッカーの練習をしていましたか。

期間を問う疑問文

また過去完了進行形の疑問文を使えば、「(過去のある時点までに)どのくらいの期間ずっと~していましたか。」と質問することもできます。

書き方は、通常の疑問文の文頭にHow longなどを置くことででき、〈How long + had + S + been + doing〉という構文で書くことができます。

いくつか例文で確認してみましょう。

(17) How long had you run before the director came?
監督が来るまでにどのくらい走っていたんですか。

(18) When he arrived at the school, how many hours had she been studying English?
彼が塾についた時には、彼女は何時間英語の勉強をしていましたか。

【大学入試英語対策】練習問題

最後に練習問題を解いて定着度を確認しましょう。

例題

次の日本文を英訳しなさい。

(1) 彼は弟たちが帰ってくるまで、本を読んでいた。

(2) 彼らは朝までゲームをしていたのだろうか?

(3) この問題を解いたとき、何時間くらい考えていましたか。

解答

次の日本文を英訳しなさい。

(1) He had been reading a book until his brothers came home.

(2) Had they been playing the game until it was morning?

(3) When you solved this problem, how many hours had you been thinking about it?

過去完了進行形は違いを覚えなくてはならないほかの英文法が多いですね。

頑張って覚えましょう。

人気記事