関係代名詞の所有格とは|whoseの使い方から先行詞が物のときの表現まで例文で解説

更新日時 2021/09/20

関係代名詞は、英語を学習する受験生がわからなくなるポイントの一つです。

関係代名詞には主格・目的格・所有格の3種類がありますが、それぞれに絞ってみていけばそれほど難しいものではありません。

今回は所有格に集中して学習して行きましょう。

目次
  • 関係代名詞の所有格とは

  • 所有格の関係代名詞はwhose

  • 物に対してwhoseを用いるのはやや不自然

  • 【大学受験英語対策】練習問題

関係代名詞の所有格とは

関係代名詞の所有格とは、関係代名詞節の中で、関係代名詞が「〇〇の」という所有の意味 を表すものをいいます。

これだけではよくわからないと思うので、まず例文を見てください。

(1) I have a girl friend whose brother is a baseball player.
私には兄弟が野球選手の彼女がいます。

(1)では、a friend にwhose以下の関係代名詞節がかかり、a girl friendについて説明しています。

ちなみにa girl friend のように関係詞により説明を受ける名詞を先行詞と言います。

また関係代名詞節とは、関係代名詞により導かれる従属節(2つ以上の語句のまとまりが品詞の働きをしており、その中に主語+述語動詞が存在するものを節という)のことです。

今回でいうとwhose brother is a baseball player が関係代名詞節ということになりますが、よくみるとbrotherの前に補うべき意味があります。

brother の前に入るべきものは先行詞の所有格に当たるher(元はa girl friend’s)ですが、関係代名詞節の中にはありません。その代わり、関係代名詞whoseが所有の意味を示す役割を果たしています。

a girl friend ← her brother is a baseball player

これが、関係代名詞の所有格です。

主格・目的格の時にも言えることですが、関係代名詞節を見た時に抜けている文の要素が存在していて、その要素を関係代名詞が担っていると捉えることができます。

所有格の関係代名詞はwhose

主格や目的格の場合には、関係代名詞は先行詞が何かによって変わりますが、 所有格の場合はwhose一択です。

先行詞 主格 所有格 目的格
who whose who(m)
人以外 which whose which
人・人以外 that - that

関係代名詞の先行詞についてもっと知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

例文を見て実際に確認しましょう。

先行詞が人

先行詞が人の場合、関係代名詞はwhoseを用います。which・who・thatなどは使いません。

(2) He has a friend whose husband is an artist.
彼には、夫が画家の友人がいます。

(2)では、先行詞はa friend と人で、whose husband is an artistの部分が関係詞節となっています。

そして、whoseが「友人の」という所有の意味を表しています。

a friend ← whose husband is an artist

これまでの例文を見てもうお分かりの方もいるかもしれませんが、whoseの直後には必ず名詞が置かれて、「whose+名詞」の形になります。

ここで、主格と所有格の関係代名詞を比較してみましょう。

(2) He has a friend whose husband is an artist.
彼には、夫が画家の友人がいます。

(3) He has a friend who is an artist.
彼には、芸術家の友達がいます。

(2)では、芸術家なのは友達の夫なのに対して、(3)では友達自身が芸術家であるという意味になります。

先行詞が人以外

先行詞が人以外の場合

(4) I’m reading a book whose subject is sports.
私はスポーツがテーマの本を読んでいます。

(4)では、先行詞はa bookと物で、whose subject is sports の部分が関係施設となっています。

そして、whoseが「本の」という所有の意味を表しています。

a book ←whose subject is sports

ここで注意すべきことが一つあります。主格・目的格で大活躍のthatですが、所有格として用いることはできません。したがって次のような表現は誤りです。

誤った例

(4’) I’m reading a book ×that subject is sports.

物に対してwhoseを用いるのはやや不自然

人などに対して所有格を用いるのは自然ですが、物に対して所有格を用いるのはやや不自然です。

そこで、物に対して所有を表すときは、関係代名詞の代わりに次のような表現をすることが普通です。

(5) The house with a huge garden is mine.
庭が巨大な家は私の家です。

上の文では、「家」に「巨大な庭がある」という情報を、 with を用いてスマートに表しています。

ちなみにこれを関係代名詞 whose を用いて表現すると以下のようになります。

(5’) The house whose garden is huge is mine.
庭が巨大な家は私の家です。

【大学受験英語対策】練習問題

練習問題で定着度を確認しましょう。

練習問題

問1 次の文の(  )に適切な関係代名詞を入れましょう。
1. I have a friend (  )is a musician.
2. I know a musician (  )song became the best hit this year.
3. The car (  )front tire is flat is mine.

問2 次の英文を(  )に当てはまるように書き換えましょう。
The house whose roof is red is hers.
The house (  )(  )(  )(  )is hers.

解答

問1

1.who(that)
関係代名詞節で主語が欠けているのでこれは主格の関係代名詞です。先行詞がa friendで人なのでwhoあるいはthatが正解です。

2.whose
関係代名詞節に欠けている文の要素はありませんが、songの前に誰の曲なのか補うべきです。所有格の関係代名詞とわかるのでwhoseが正解です。

3.whose
2.と同様に、front tireの前になんの前タイヤなのか補うべきで、これもwhoseが正解です。

問2 with a red roof
物が先行詞の所有格関係代名詞はwithを用いて書き換えることが多かったことを思い出してください。

日本人は文法ばかり学習しているから英語が話せない、ということがよく騒がれていますが、文法記事を書いている筆者からすればその指摘は正しくないと思います。文法をきちんと学習して英語を話せるようになった人を何人も知っています。

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