関係代名詞の目的格とは|whom・whichの選び方や主格との違いまで例文で解説

更新日時 2021/09/12

関係代名詞は、英語を学習する受験生がつまづきやすいポイントの一つです。

関係代名詞には主格・目的格・所有格の3種類がありますが、それぞれに絞ってみていけばそれほど難しいものではありません。

今回は目的格にフォーカスして学習して行きましょう。

目次
  • 関係代名詞の目的格とは

  • 先行詞によって変わる関係代名詞

  • 目的格の省略

  • 主格・目的格の違い

  • 【大学受験英語対策】練習問題

関係代名詞の目的格とは

関係代名詞の目的格とは、関係代名詞節の中で、関係代名詞が目的語の役割を果たすものをいいます。

これだけではピンとこないと思うので、まずは例文をみてください。

(1) Where is the pen which I bought yesterday?
私が昨日買ったペンはどこですか。

(1) では、the pen にwhich以下の関係代名詞節がかかり、the pen について説明しています。

ちなみにthe penのように関係詞により説明を受ける名詞を先行詞と言います。

また関係代名詞節とは、関係代名詞により導かれる従属節(2つ以上の語句のまとまりが品詞の働きをしており、その中に主語+述語動詞が存在するものを節という)のことです。

今回でいうとwhich I bought yesterdayが関係代名詞節ということになりますが、よくみるとboughtの後に目的語が抜けています。

boughtの後に入るべき目的語は先行詞のthe penですが、関係代名詞節中には存在しません。その代わりに、関係代名詞のwhichが目的語の役割を果たしています。

これが、関係代名詞の目的格です。

主格・所有格の時にも言えることですが、関係代名詞節を見た時に抜けている文の要素が存在し、その要素を関係代名詞が担っていると捉えることができます。

先行詞によって変わる関係代名詞

関係代名詞は先行詞が何かによって選ぶ必要があります。 目的格の場合についてみて行きましょう。

先行詞が人のときはwhom(who)が基本

目的格の関係代名詞は、先行詞が人のとき、whom・who・thatを用います。

(2) The man whom[who] you met in the park must be the mayor of Nagoya.
あなたが公園であった男の人は名古屋市長に違いない。

(3) Minami is an actress whom[who] everyone in Japan knows.
ミナミは日本中のみんなが知っている女優だ。

(4) The teacher that I love dislikes him.
私が大好きなその先生は彼のことが嫌いだ。

(2)では、先行詞がthe manで、whom you met in the parkの部分が関係詞節で、whomはmetの目的語の働きをしています。

the man ←I met him in the park

先行詞がthe manと人なので、関係代名詞はwhomが使われています。

ただ、whomという形は文章体なので、(3)のように目的語の働きをする場合でもwhoが用いられることがよくあります。

また、目的格の場合、(4)のようにthatを用いることもできます。

関係代名詞thatがむしろ好まれる場合もあり、そちらについてまとめられている記事があるので気になる方は参考にしてください。

先行詞が人以外のときは基本的にwhich

目的格の関係代名詞は、先行詞が人以外の時、which・thatを用います。

(5) I’m eating a piece of cake which I bought yesterday.
私は昨日買ったケーキを食べている。

(6) This is the only suit that I have.
これは私が唯一持っているスーツだ。

(5)では、a piece of cakeが先行詞で、which I bought yesterdayの部分が関係詞節で、whichはboughtの目的語の働きをしています。

先行詞がa piece of cakeと人以外なので、関係代名詞はwhichが使われています。

また関係代名詞が人の時同様、(6)で示すようにthatを用いることもできます。

(6)ではthe only suitが先行詞で、that I haveの部分が関係詞節で、thatはthe only suitの目的語の働きをしています。

ちなみに、先行詞について、the only suitのように特定の一つを表す修飾語を伴う場合は、関係代名詞はthatの方が好まれるので覚えておくとよいでしょう。

目的格の省略

関係代名詞の目的格は省略することができます。

以下の例文は、今まで出てきた例文の中から関係代名詞を取り除いたものですが、意味は変わりません。

(2)’ The man you met in the park must be the mayor of Nagoya.
あなたが公園であった男の人は名古屋市長に違いない。

(3)’ Minami is an actress everyone in Japan knows
ミナミは日本中のみんなが知っている女優だ。

(4)’ The teacher I love dislikes him.
私が大好きなその先生は彼のことが嫌いだ。

(5)’ I’m eating a piece of cake I bought yesterday.
私は昨日買ったケーキを食べている。

主格・目的格の違い

主格・目的格の関係代名詞は、いずれもwhich・who・thatを用いるので一見見分けがつかないことがあります。

そのような時は関係詞節中における関係代名詞の役割を見分けましょう。

(7) I have a friend who likes music.
私には、音楽が好きな友達がいる。

(8) This is a pen which I borrowed from him.
これは私が彼から借りたペンだ。

(7)について、関係代名詞節の中をみると主語が抜けているとわかります。抜けている文の要素を関係代名詞が担っているので、このwhoは主格とわかります。

主格の関係代名詞は形上、関係代名詞の直後に基本的に動詞が続きます。

(8)について、関係代名詞節の中をみるとborrowedの後に目的語が抜けているとわかります。同様にして考えて、このwhichは目的格とわかります。

目的格の関係代名詞は省略されていなければ、基本的に主語+動詞が続きます。

【大学受験英語対策】練習問題

練習問題で定着度を確認しましょう。

練習問題

問1 次の文の(  )に適切な関係代名詞を入れましょう。ただし、which・who・whom・thatそれぞれ1回しか使用を認めません。

1.She is talking with the boy(  )is handsome.
2.He is the very man(  )I talked about yesterday.
3.She is the woman(  ) I saw in the park yesterday.
4.The wallet(  )my sister loved best was very expensive.

解答

問1
1.who
関係代名詞節をみると主語が抜けていて、主格の関係代名詞と推測できます。また先行詞がthe boyと人なのでここはwhoが適切です。
2.that
先行詞をみるとthe very(まさにその)という特定の1つを表す修飾語がついているのでこの時点でthatを入れるべきことを思い出してください。
3.whom
関係代名詞節をみると目的語が抜けていて、目的格の関係代名詞と推測できます。また先行詞がthe womanと人なのでwhomかwhoを入れるべきですが、whoは1ですでに使われているのでwhomが適切です。
4.which
関係代名詞節をみると目的語が抜けていて、目的格の関係代名詞と推測できます。先行詞がthe walletと人以外なので、whichが適切です。

目的格の関係代名詞は省略されがちなので、ここまで体系立てて説明した意味とはってなってしまいますが、基礎を学ぶのは大事なことですね。

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