解決済み

※今年の共通テストのネタバレを含みますのでご注意ください。

下の画像は今年の共通テストの数学1Aの場合の数なんですが、うまく誘導に乗れず無理矢理答えをだそうとして間違えてしまいました、、、

大学入試センターさんの思わずニヤけてしまう誘導はもちろん理解できたのですが、この問題を誘導なしで普通に解くとしたらどうなりますか?自分じゃ考えても難しくて、、


ベストアンサー

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場合の数や確率の分野では、過不足なく数え上げることが求められますが、自分でルールを決めることが重要です。

特に極端な場合をイメージすると、ルールが作りやすいかと思います。


今回の問題では、11 色だけで塗ることはできないかと考えます。これが極端な場合です。もちろん無理ですね。

では 22 色だけではどうでしょう。これも 33 球同じ色で塗らないといけないので無理です。

このように、使う色をできるだけ少なくするような塗り方から順番に考えていくと、色の使い方は次の 33 パターンであることが分かります。


(1) 33 色使って 22 球、22 球、11 球を塗る

(2) 44 色使って 22 球、11 球、11 球、11 球を塗る

(3) 55 色使ってすべて違う色


これらをすべて求めていきましょう。ここでも考える順番のルールを決めた方がよいと思います。どの色を使うか→どの球を塗るかとして考えます。


(1)

色の選び方は、22 球を塗る色が 5C2_5\mathrm{C}_2 通り、残りの 11 球が 33 通りです。

塗り方については、11 球を塗る色の場所を決めれば、残りの 44 球の中の同じ色となる 22×2\times 2 の組合せがただ 11 通り(つまり色の交換で 22 通り)になることに気づけば、5×2=105 \times 2 =10 通りです。

したがって、5C2×3×10=300_5\mathrm{C}_2 \times 3 \times 10=300 通りです。


(2)

色の選び方は、22 球を塗る色が 55 通り、残りの 33 球が 44 通りです。

塗り方については、22 球を塗る方法は、その 22 球の間に入る 11 球の選び方と同じと考えて 55 通りであり、残りの 33 球は 3!=63!=6 通りです。

したがって、5×4×5×6=6005 \times 4 \times 5 \times 6 =600 通りです。


(3)

すべての色を使うので、どの球を塗るかで 5!=1205!=120 通りです。


よって、300+600+120=1020300+600+120=1020 通りとなります。

質問者からのお礼コメント

質問者からのお礼コメント

わかりやすかったです、ありがとうございます。

そのほかの回答(1件)

 私ならこう考えます:

「問題は、,,,,赤,青,黄,紫,緑 のいずれかを要素にもつ長さ 55 の配列 (a,b,c,d,e)(a,b,c,d,e) のうち、条件 ab, bc, cd, de, eaa \neq b,\ b \neq c,\ c \neq d,\ d \neq e,\ e \neq a を満たすものを数えあげることである。

 条件 aba \neq b を忘れて数えあげれば、そのような配列は 5445 \cdot 4^4 個。

 ところが、これは数え過ぎているので a=ba = b の分を数えあげて取り除かねばならない。そこで a=ba = b とし、条件 bcb \neq c を忘れて数えあげれば、そのような配列は 5435 \cdot 4^3 個。

 ところが、これは数え過ぎているので、b=cb = c の分を数えあげて取り除かねばならない。そこで b=cb = c とし、条件 cdc \neq d を忘れて数えあげれば、……などなど以下同様。

 このように差し引き 00 になるよう数えあげれば、

544543+54254=10205\cdot 4^4 - 5\cdot 4^3 + 5\cdot 4^2 - 5\cdot 4 = 1020

を得る」


返信(1件)

大学入試センターさんの誘導に似たやり方で面白いです。ありがとうございます。

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