as as構文|同等比較の意味や使い方を例文で解説&頻出の慣用表現をまとめて紹介

更新日時 2021/11/14

比較には比較級や最上級を使って物事を比べる以外にも、原級を使って二つの物事を比べる原級比較という概念が存在します。

当記事ではその中でも基本であり、頻出のas as 構文を取り上げていきます。

まず、as as 構文とは何かという説明から、as as 構文の作り方、as as 構文を応用した慣用表現などを説明していきます。

目次
  • as as 構文とは

  • as as 構文の作り方

  • as as 構文の慣用表現

  • as as 構文のポイント

  • 【大学受験英語対策】練習問題

as as 構文とは

as … as ~ 構文とは、「~と同じくらい…だ」という意味を表す、原級比較と呼ばれる比較表現です。

原級比較とは、差がない2つの物事を原級を使って比較する表現を指します。

以下では、as as 構文について説明していきます。

as as 構文の構造

実際にas as 構文を使って英文を作ってみると下記の様な形になります。

(1)Mike is as tall as Karen.
マイクはカレンと同じくらい背が高い。

基本構造としては、A is as…as Bという形を取っており、「AはBと同じくらい…である」という意味を表します。

特徴としては、as asの間に形容詞や副詞の原級を挿入し、2つの物事の性質が同等である事を示しています。

2つのasの意味

as as 構文ではasが2つ出てきますが、それぞれ異なる意味を持っています。

1つ目のasが「同じくらい」という意味の副詞で、2つ目のasが「~するのと比べて」という意味の接続詞です。

そのため、そのまま訳してみると「~するのと比べて同じくらい…」という意味になります。

as as 構文の作り方

ここでは、上記で紹介したas as 構文の作り方を、実際に英文を使って示していきます。

また、as as 構文には肯定と否定の形があります。ここでは形容詞と副詞に分けて、肯定表現と否定表現の作り方を説明していきます。

形容詞の肯定の同格表現

ここでは英文を実際に使って、形容詞を含んだas as 構文の肯定形の作り方を説明していきます。

(2)Mike is as tall as Karen.
マイクはカレンと同じくらい背が高い。

形容詞の肯定形では、上記の様に「A is as …(形容詞) as B」という形を作るのが基本です。

意味としては「AはBと同じくらい…だ」ということを表します。

形容詞の否定の同格表現

ここでは形容詞を含んだ否定の同格表現について説明していきます。

(3)Mike is not as tall as Karen.
マイクはカレンほど背が高くない。

形容詞の否定形は、「A is not as …(形容詞) as B」のように、肯定形の構造にnotなどの否定を表す単語を入れるだけで完成されます。

意味としては「AはBほど…ではない」ということを表します。
またこれは言い換えると「AよりもBの方が…である」 という意味にもなります。

副詞の肯定の同格表現

ここでは副詞を含んだ肯定の同格表現について説明していきます。

(4)He plays soccer as well as me.
彼は私と同じくらいサッカーが上手だ。

上記の様に「A do as …(副詞) as B」という形を作るのが基本です。

形容詞の肯定形とほとんど同じ構造を取りますが、異なる点は形容詞が副詞に変わっている点です。

また副詞が入るので、be動詞ではなく一般動詞がas asの前に来ています。

副詞の否定の同格表現

ここでは副詞を含んだ否定の同格表現について説明していきます。

(5)He doesn’t plays soccer as well as me.
彼は私ほどサッカーが上手ではない。

上記の様に「A do not as …(形容詞) as B」という形を作るのが基本です。

構造としては、形容詞の否定形と同じように、副詞の肯定形にdoesn’tという否定形が入っています。

倍数表現「X times as as」

ここではas as 構文を使った倍数表現について説明していきます。

as as 構文の倍数表現は、「~のX倍…だ」という意味を表します。

(6)This park is twice as large as the park over there.
この公園は向こうにある公園の2倍の大きさだ。

(7)My room is half as large as my elder brother’s.
私の部屋は兄の部屋の半分の大きさだ。

上記の様に、as asの前に倍数を表すtwiceやhalfを置くことで、2つの物事に何倍の差があるのかを表します。

as asの中身

as asの間には形容詞や副詞が入ると述べましたが、それだけでなく形容詞や副詞を含んだ塊も挿入することが出来ます。

(8)Mike is as nice a person as his father.
マイクは彼の父親と同じくらい良い人だ。

a nice personの様に全体としては名詞になっていたても、一部に形容詞が含まれている場合はas asの間に挿入することができます。

形容詞が前に出る

上記で形容詞や副詞を含んだ塊をas asに挿入することができると説明しました。

ここで注意すべきなのが、挿入する際に形を変える必要があるという事です。

(9)Mike is as nice a person as his father.
マイクは彼の父親と同じくらい良い人だ。

例文では、a nice personnice a personとなっています。

形容詞や副詞を含んだ塊を挿入する際は形容詞を一番前に持ってくる必要があるのです。

しかし、many booksなど形容詞がすでに一番前にある場合は変える必要はありません。

as as 構文の慣用表現

ここでは上記で説明したas as 構文を応用した慣用表現を紹介していきます。

X倍の表し方

X倍の表し方としては、基本的にX times(Xには任意の数字を入れる)を使います。

しかしながら2倍と0.5倍の際は、それぞれ twice と half で表します。
1.5倍は one and half times となります。

X分のYの表し方

X分のYの表し方としては、基本的にX-Yの様に表します。

左側のXの部分にはone, twoなど基数詞を使い、右側のYの部分にはsecond, thirdなどの序数詞を使います。例えば、one-third(3分の1) のようになります。

例外として、1/2、1/4の際はそれぞれ half、a quarter を使います。

名詞を使った言い換え表現

as as 構文を形容詞の代わりに名詞を使う事で言い換えることが出来ます。

(10)This box is a quarter as large as that box.
この箱はその箱の四分の一の大きさだ。

(11)This box is a quarter the size of that box.
この箱はその箱の四分の一の大きさだ。

この様に、〈X times + the 名詞 + of〉 を使う事で、X times as asの言い換え表現を作ることが出来ます。

また名詞の部分には、size, length, depth, height, weight などが入ります。

as many/much 名詞 as

(12)I have as many CDs as you.
私はあなたと同じくらいの数のCDを持っている。

(13)He earns half as much money as me.
彼は私の半分ほどしか稼いでいない。

この様にas many/much 名詞 asは、 「~と同じくらいの…(名詞)」 という意味を表します。

ここでポイントとなるのが、修飾されている名詞も形容詞と一緒にas asの中に入れるという点です。形容詞+名詞をひとかたまりとしない以下のような文は誤りです。

× I have CDs as many as you.

また、manyの後は可算名詞、muchの後は不可算名詞が入ります。

as far as

(14) I will help you as far as you won’t give up.
私はあなたが諦めない限り、手助けをする。

as far asは元々、「~ほど遠い」という意味ですが、そこから広がって、「~する限り」という意味で使われるようになりました。

主節の前提となる範囲を表す副詞節を導く表現です。so far as でも同じ意味を表せます。

as long as

(15) Tomorrow’s picnic will get great as long as the weather will be good.
明日の天気が良ければ、遠足は最高のものとなるでしょう。

上記で紹介したas far asと同じように、as long asは元々、「~ほど長い」という意味ですが、そこから広がって、「~さえすれば」という意味で使われるようになりました。

so long as でも同じ意味を表せます。

as well as

(16) She is good at soccer as well as tennis.
彼女はサッカーだけでなく、テニスも得意だ。

as well asは文字通りの意味だと、「~ほど上手に」という意味を表します。

しかし、A as well as Bという形で 「AだけでなくBも」 という意味を表します。

as … as possible

(17)You should submit this report as soon as possible .
あなたはできるだけ早くこの報告書を提出すべきである。

as … as possible「できるだけ…」 という意味を表します。

また、「できるだけ早く」という意味の as soon as possible は頻出なのでそのまま覚えましょう。ビジネスの場面などでも「ASAP」と省略された形でよく使われます。

as … as can be

(18)I am as full as can be.
私はこの上なく満腹である

as … as can be「この上なく…」 という意味を表します。

また、これはas asの後に主語が省略されており、例文に当てはめて考えると、I am as full as I can be.となっています。これを直訳すると「私は私が成り得る限りに満腹です」という意味になります。

この様に考えると、as … as can beがなぜ「この上なく…」という意味なるのか分かるはずです。

as … as ever

(19)Graduating from the university, he is as dilligent as ever.
大学を卒業した後でも、彼は相も変わらず勤勉である。

as … as ever「相も変わらず…」 という意味を表します。

ここに登場するeverは「これまでに」という意味の副詞で使われており、直訳すると「これまでと同じように彼は勤勉である」という意味になります。

as … as any

(20)He is as genius as any.
彼は誰にも引けを取らないほど天才である。

as … as any「誰/どれにも引けを取らず…」 という意味になります。any の後に比較対象の名詞を伴うこともあります。

最上級のような意味を持ちますが、必ずしも厳密に一番であることを示すわけではないので、最上級の言い換え表現にはなりません。

not so much A as B

(21)This novel is not so much a comedy as tragedy.
この小説は喜劇というよりは悲劇でした。

not so much A as B「AというよりはむしろB」 という意味を表します。

この so は 「同じくらい」を表す as と同様の意味です。特に否定文のときに so で書き換えられることが多いです。

直訳すると「BよりもAというわけではない」となるところから、「AよりはBだ」→「AというよりはむしろB」という意味に発展しました。

as as 構文のポイント

ここではas as 構文を使ったり、読解する際に覚えておくべき発展的なポイントを紹介していきます。

as as以下の省略

今までas as以下はheMikeなどの句を入れてきました。

しかしながら、本来、as as以下には句ではなく節が入ります。

(22)He is as tall as I am.
彼は私と同じくらい背が高い。

(23)He is as tall as me.
彼は私と同じくらい背が高い。

例文では上の方が本来の文章であり、下の方が省略後の文章です。

この様に、as as以下は本来、節が入るのですが省略されて句が入っています。

省略の条件は主節と重複する情報がas as以下にある事です。

例文ではbe動詞であるisamが重複しているので、省略され、meだけが残されています。

また、省略しても省略しなくとも正しい英文となりますが、省略した方が一般的です。

meかIか

上記ではas as以下が省略されてmeが残ると説明しました。

しかしながら、meはIでも代替可能です。

ただし、Iの場合はas asの後ろのasが接続詞の役割を担うので、as as I amとなります。

meの場合は、as asの後ろのasが前置詞の役割を果たすので、meだけとなります。

この様に、as asの後ろのasはその後に句が入るのか、節が入るのかで働きが変わります。

as as以下における節

上記で、as as以下においては、句だけでなく節を使う事もできると説明しました。

ここでは、句に省略することが出来ない様な、as as以下が節になるものを説明していきます。

(24)The train delay was not as long as I expected it would be.
電車の遅延は思ったほど長くはなかった。

(25)The view from this building is not as wonderful as it used to be.
この建物からの眺めはかつてほど素晴らしいものではなかった。

1つ目の例文では、longのみが重複しているため省略され、それ以外はそのまま書かれています。

2つ目の例文では、wonderfulのみが重複しているため省略され、それ以外はそのまま書かれています。

このように、主節とas as以下のSVが重複していない場合には、その部分を省略できないため節が使われます。

異なる性質を比べる

今までは異なる事物の共通する性質を比較してきましたが、ここでは同一事物の異なる性質を比較する方法を説明します。

(26)He is as fat as tall.
彼は背の高さと肥満度合いが同程度である。

(27)This building is as tall as wide.
この建物は高さと幅の広さが同程度である。

例文の様に、同じ事物における異なる性質を比較することができる。

また、二つの性質が同程度とされる場合に、比較可能となる。

副詞によるas asの修飾

ここでは副詞を使ってas as 構文を修飾する方法を説明する。

(28)He is almost as smart as his brother.
彼は兄とほとんど同じくらい賢い。

(29)He is just as tall as his brother.
彼は兄とちょうど同じくらい背が高い。

この様に、as asの前に副詞を置くことで、文意を変えることができる。

almost(ほとんど)、just(ちょうど)の他にもquite(全く)、nearly(ほとんど)なども使うことができる。

as asの正確な意味

これまで、as asの意味は「AとBが同じくらい~だ」と説明してきましたが、厳密には、「同じか、少なくともそれ以上」という意味なのです。

そのため、as asの否定形は「AはBより~ではなく、Bと同じくらい~でもない」つまりAはBより持っている性質の程度が低いということになります。

そのため否定形の意味としては「AはBほど~ではない」というものになります。

as as 構文の否定文を訳すときは、このような意味が暗示されていることを念頭に入れましょう。

【大学受験英語対策】練習問題

以下の練習問題をこなして記憶を定着させましょう。

練習問題

次の英文を日本語訳を参考にしながら完成させよ。

1.マイクは私の2倍ほど稼いでいる。
Mike earns ( ) as ( ) money as me.

2.できるだけ早く宿題を終わらせてください。
Please finish your homework as ( ) as ( ).

3.彼は学者というよりは医者だ。
He is ( ) ( ) ( ) scholar ( ) doctor.

解答

1.
Mike earns twice as much money as me.
(解説)
日本語訳は「マイクは私の2倍ほど稼いでいる。」でした。

まず、1つ目のカッコについて説明して行きます。日本語訳を見ると、2倍という意味の単語がどちらかのカッコに入るのが分かります。2倍といえば、X timesを使った倍数表現の中にtwiceがありました。X timesはas asの前に入るのが決まりだったので、2倍を意味するtwiceが1つ目のカッコに入るのが分かります。

次に2つ目のカッコについて説明していきます。英文を見るとas () money asとなっており、moneyを修飾する形容詞が入る事が分かります。日本語訳から考えると、多くのという意味の単語が入りそうです。またmoneyは不可算名詞である事を踏まえると、muchが入ると分かります。これはas many/much 名詞 asの形と同じになります。

2.
Please finish your homework as soon as possible.
(解説)
日本語訳は「できるだけ早く宿題を終わらせてください」でした。

日本語訳を見ると、虫食いになっている英文はas asの部分で、対応する日本語訳は「できるだけ早く」だと分かります。「できるだけ…」を意味する慣用表現にas as possibleがありました。そのため1つ目のカッコには早くを意味するsoon、2つ目のカッコにはpossibleが入ることが分かります。

3.
He is not so much scholar as doctor.
(解説)
日本語訳は「彼は学者というよりは医者だ。」でした。

ここで着目すべきなのは「学者というよりは医者だ」という部分です。前述した慣用表現の中に「…というよりは~」という意味を持つnot so much asがありました。そのため、カッコの中には順番に、not,so,much,asを入れて行きます。

as as構文では様々な慣用表現がでてきました。しかしながら、慣用表現は既習の部分の例外的要素が出てくることが多いので構造を理解するのが難しいと思う方が多いと思います。そのため、理解に重点を置くのではなく、そのまま覚えてしまった方が学習がサクサク進むこともあるので試してみてください。

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