熱力学においてされた仕事がした仕事の符合を変えたものになるのはなぜですか?
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熱力学の変化において、した仕事は外部に対してした分熱量を放出した量で、された仕事は外部の物質から熱量を受け取った分と考えられます。
つまりどちらも同じ外部とのやり取りについて考えていて、した仕事の方には外部に対して行うので、エネルギー(熱量)が減少する、された仕事の方には外部から受け取るのでエネルギー(熱量)が増加する、という意味合いが付属します。
なので外部にエネルギーを与えていればした仕事、外部から受け取っていればされた仕事と考えて
このされた仕事を統合して考えたい場合は、マイナスの仕事をしたと考えているということだと解釈しています。
それは仕事のやり取りがあった二者を系と見たときのエネルギー保存を前提としていますか?
仕事をされるた側のエネルギーの増減は運動エネルギーと仕事の関係から理解できるのですが、正の仕事をすると仕事をした側のエネルギーが減るのがどこからわかるものなんですか?
二者をそれぞれ系と考えてエネルギー保存を考える必要はなく単純に外界にエネルギーを与えるのがした仕事、外界からエネルギーを受け取るのをされた仕事、と定義していると思います。
された仕事と考えて符号を付けていても、実際はされていたら値がマイナスになって仕事はしていたと判断するんだと思っていたんですが、違いますか?
仕事の定義自体は力と変位の内積でされてるんじゃないんですか?
そうして定義された仕事が運動エネルギーの変化になっているという流れで習ったと思います。
その感覚からいくと仕事をエネルギーの出入りだと考えるにはした仕事とされた仕事が絶対値同じで逆符合だということが先に示されていないといけないように思えます。