解決済み

画像の問題の(1)において、自分が見つけたどの解説を見ても

021nf(x)2xdx021n12xdx\int_{0}^{2-\frac{1}{n}}\dfrac{f(x)}{2-x}dx\geqq\int_{0}^{2-\frac{1}{n}}\dfrac{1}{2-x}dx

と書いてあるのですが、なぜ>>でなく\geqqなのでしょうか?

等号が成り立つとすればどのような場合でしょうか?

確かに0x21n0\leqq x \leqq 2-\dfrac{1}{n}の場合においてf(x)1f(x)\geqq1ですが、nnは正の整数であり、かつ積分範囲が21n>02-\dfrac{1}{n}>0であり、かつf(x)f(x)が増加関数である以上、等号が成り立つことはないと思います。

もし「\geqq>>または==のことなので、等号が成り立たなくても使って良い」のならば、(定義域等の関係で明示的に含まないことを主張したい場合を除き)>>を使う必要性を感じません。


※本件は2022年名古屋大学理系数学4を引用させていただいております。

ベストアンサー

ベストアンサー

等号が成り立つのは、積分範囲において恒等的に等号が成り立つときです。

今回であれば、0x21n0\leqq x \leqq 2-\dfrac{1}{n} において f(x)1f(x)\equiv1 であるときです。


問題文で f(x)f(x) は増加関数と言われているので、今回は等号が成り立つことはありません。

おっしゃる通り、等号があってもなくても変わらないので、より緩い条件である等号付きの不等号を考えているのだと思います。

返信(1件)

そうであるならば、明示的に含んではいけない場合を除けば、>>の代わりに\geqqを使い続ければよいのではないでしょうか?

例えば

f(x)=exf(x)=e^{x}g(x)=x1g(x)=x-1とし、y=f(x)y=f(x)y=g(x)y=g(x)x=0x=0x=1x=1で囲まれた部分の面積を求めよ。」

という問題を考えます。

y=f(x)y=f(x)y=g(x)y=g(x)の上下関係を調べるために、h(x)=f(x)g(x)h(x)=f(x)-g(x)という関数を導入し、h(x)h'(x)を計算するとh(x)=ex1=0h'(x)=e^{x}-1=0となるxxx=0x=0であるから、増減表を書くと(略)となり、x=0x=0で最小値をとることがわかる。したがってh(x)>0h(x)>0であるから、面積はh(x)h(x)を0から1まで積分すれば良い。」

といった解答になるかと思うのですがこのときh(x)0h(x)\geqq0と書いても問題ないはずなわけで、それならば>>を使わず\geqq記号で統一すればよいのではないかと考えた次第です。

極端な話ですが、証明すべき不等式などがあってその証明に影響しないならば101\geqq0と書いても誤りでないはずですが、明らかに不自然です。

そのほかの回答(0件)

関連する質問

もっとみる