例えば「奇数の2乗は奇数になる」ということを証明すると、
n を整数とすると奇数は 2n+1 と表せるので、
(2n+1)2=4n2+4n+1=2(2n2+2n)+1
2n2+2n は整数なので 2(2n2+2n)+1 は奇数である。
よって、奇数の2乗は奇数になる。
このような普通な証明(?)が演繹法だと思って大丈夫かと思います。。。
数学的帰納法は何個か種類がありますが、
① n=1 の時を証明
② n=k で成り立つと仮定して n=k+1 の時を証明
というのが一番多い証明の流れですね..
例えば「1+2+⋯+n=21n(n+1)」という式を数学的帰納法を使って証明するなら、
n=1 の時、(右辺) =21・1・2=1 となるので成立。
n=k の時に式が成立すると仮定するとn=k+1 の時、
1+2+⋯+k+(k+1)=21k(k+1)+(k+1)
=(k+1)(21k+1)=21(k+1)(k+2)
となるので成立。
よって、すべての自然数 n に対して式が成り立つ。
という感じになります;;