解決済み

AAのイデアルm\mathfrak{m}に対して、

m\mathfrak{m}は極大イデアル    \iffAA/m\mathfrak{m}が体

の証明についてです。


画像の

yπ1(x)y \in \pi^{-1}(x)となる元をとると、yπ1(J)y \in \pi^{-1}(J)m\mathfrak{m}である」

と言える理由と、そこから

π1(J)\pi^{-1}(J)m\mathfrak{m}を真に含むAAのイデアルである」と導ける理由が分かりません。

どなたか教えて頂きたいです。




ベストアンサー

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 写真中の証明で行なっているように、JJ が零イデアルでないと仮定します。JJ から非零の元 xx をとります。x0x \neq 0 なので、y=π1(x)∉π1(0)=my = \pi^{-1}(x) \not\in \pi^{-1}(0) = \mathfrak{m}。つまり、yπ1(J)\my \in \pi^{-1}(J)\backslash\mathfrak{m} と言えます。

 m=π1(0)π1(J)\mathfrak{m} = \pi^{-1}(0) \subseteq \pi^{-1}(J) は明らか。これに加え、yπ1(J)\my \in \pi^{-1}(J)\backslash\mathfrak{m} が存在するので、π1(J)m\pi^{-1}(J) \neq \mathfrak{m}。つまり、π1(J)\pi^{-1}(J)m\mathfrak{m} を真に含むと言えます。


 しかし、これらの議論はすべて不要です。A/mA/\mathfrak{m} が体であるのは「π1(J)\pi^{-1}(J)m\mathfrak{m} を含む」から直ちに証明できるので、JJ が零イデアルでないと仮定して「m\mathfrak{m} を真に含む」へと繋げるのは余計なまわり道です。証明の途中の議論はまるまる読み飛ばしてよいと思います。


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