xμ=(ct,x,y,z) とします。
「τ で微分する」ということを,任意の慣性系Sにおいて
tで微分して1−c2∥v∥2でわること
と定義します。このもとで,4元速度を,
uμ=dτdxμ
と定義します。
さて,Lorentz変換
xμ′=∂xμ∂xμ′xμ
が成立します。この両辺を τ で微分すれば,
uμ′=∂xμ∂xμ′uμ
が成立するので,4元速度は4元ベクトルです。
4元速度について成立する式を紹介します。
→特殊相対論における固有時・時空間の伸び縮みにおける節「特殊相対性理論における固有時」で紹介した式:
dτ=c1−ds2により,
dτ∴dτ2∴−c2=c1−ds2=c21(−ds2)=−c21ημνdxμdxν=ημνuμuν(1)